この記事では、C言語で整数の1の位を四捨五入する方法を紹介します。
具体的には、round関数
を使って簡単に実現する方法を解説します。
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整数の1の位を四捨五入する方法
C言語で整数の1の位を四捨五入する方法について紹介します。
この方法では、round関数
を使用します。
round関数とは
round関数
は、与えられた数値を最も近い整数に丸めるための関数です。
この関数は、math.hヘッダファイルに定義されています。
round関数の使い方
round関数
は、以下のような形式で使用します。
#include <math.h>
double round(double x);
この関数は、引数として与えられた数値を最も近い整数に丸めた結果を返します。
返り値の型はdoubleです。
整数の1の位を四捨五入する方法
整数の1の位を四捨五入するためには、まずdouble型
の変数に整数を代入し、round関数
を使って丸めます。
その後、結果をint型
にキャストして整数として取得します。
以下に、具体的なコード例を示します。
#include <stdio.h>
#include <math.h>
int main() {
int num = 12345; // 四捨五入したい整数
double rounded = round(num / 10.0) * 10; // 1の位を四捨五入
int result = (int)rounded; // int型にキャストして整数として取得
printf("四捨五入した結果: %d\n", result);
return 0;
}
上記のコードでは、変数num
に四捨五入したい整数を代入しています。
その後、num
を10で割って小数点以下を切り捨て、round関数
を使って丸めます。
最後に、結果をint型
にキャストして整数として取得し、result
に代入しています。
このコードを実行すると、整数の1の位が四捨五入された結果が表示されます。