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while文の応用例
while文を使った繰り返し処理の例
while文は、指定した条件が真である限り、繰り返し処理を行うための制御文です。
ここでは、while文を使った繰り返し処理の例をいくつか紹介します。
例1: 1から10までの数値を出力するプログラム
#include <stdio.h>
int main() {
int i = 1;
while (i <= 10) {
printf("%d ", i);
i++;
}
return 0;
}
このプログラムでは、変数i
を初期値1で初期化し、while
文の条件式であるi <= 10
が真である限り、繰り返し処理が行われます。
printf
関数を使って変数i
の値を出力し、i
をインクリメントしています。
結果として、1から10までの数値が順番に出力されます。
例2: 99の表を出力するプログラム
#include <stdio.h>
int main() {
int i = 1;
while (i <= 9) {
int j = 1;
while (j <= 9) {
printf("%d×%d=%d ", i, j, i * j);
j++;
}
printf("\n");
i++;
}
return 0;
}
このプログラムでは、2重のwhile
文を使って99の表を出力しています。
外側のwhile
文は行の数を表し、内側のwhile
文は列の数を表しています。
printf
関数を使って計算結果を出力し、行ごとに改行しています。
while文を使った入力の受け取り
while
文は、条件が真である限り繰り返し処理を行うため、ユーザーからの入力を繰り返し受け取る際にも便利です。
以下に、while
文を使った入力の受け取りの例を示します。
例: ユーザーが0を入力するまでの合計を計算するプログラム
#include <stdio.h>
int main() {
int sum = 0;
int num;
while (1) {
printf("数値を入力してください(0を入力すると終了): ");
scanf("%d", &num);
if (num == 0) {
break;
}
sum += num;
}
printf("合計: %d\n", sum);
return 0;
}
このプログラムでは、while
文の条件式を常に真としています。
ユーザーに数値の入力を促し、入力された数値が0であればbreak
文を使ってループを終了させます。
それ以外の場合は、入力された数値を合計に加算します。
最後に、合計値を出力します。
以上が、while文の応用例についての説明です。
while文は、繰り返し処理や入力の受け取りなど、さまざまな場面で活用することができます。
ぜひ、自分自身でプログラムを作成して試してみてください。
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