この記事では、初心者向けにC言語のプログラムを使って等差数列、等比数列、フィボナッチ数列を表示する方法を解説します。
数列の種類ごとに具体的なサンプルコードを示し、実行結果の例も紹介します。
数列の種類と表示方法
数列とは、数の並びのことを指します。
C言語では、for文
を使って数列を表示することができます。
ここでは、代表的な数列である等差数列、等比数列、フィボナッチ数列について説明します。
等差数列
等差数列は、数列の各項が一定の差で増加または減少していく数列です。
例えば、1, 3, 5, 7, 9という数列は、初項が1で公差が2の等差数列です。
等差数列を表示するためには、for文
を使って初項から順に差を加えていく方法が一般的です。
以下に、初項と公差を指定して等差数列を表示するサンプルコードを示します。
#include <stdio.h>
int main() {
int firstTerm = 1; // 初項
int commonDifference = 2; // 公差
int n = 5; // 表示する項数
for (int i = 0; i < n; i++) {
int term = firstTerm + i * commonDifference;
printf("%d ", term);
}
return 0;
}
上記のコードでは、初項を1、公差を2、表示する項数を5としています。
for文
を使って項を計算し、printf関数
を使って項を表示しています。
実行結果は、1 3 5 7 9となります。
等比数列
等比数列は、数列の各項が一定の比で増加または減少していく数列です。
例えば、2, 4, 8, 16, 32という数列は、初項が2で公比が2の等比数列です。
等比数列を表示するためには、for文
を使って初項から順に比を掛けていく方法が一般的です。
以下に、初項と公比を指定して等比数列を表示するサンプルコードを示します。
#include <stdio.h>
int main() {
int firstTerm = 2; // 初項
int commonRatio = 2; // 公比
int n = 5; // 表示する項数
for (int i = 0; i < n; i++) {
int term = firstTerm * pow(commonRatio, i);
printf("%d ", term);
}
return 0;
}
上記のコードでは、初項を2、公比を2、表示する項数を5としています。
for文
を使って項を計算し、printf関数
を使って項を表示しています。
実行結果は、2 4 8 16 32となります。
フィボナッチ数列
フィボナッチ数列は、前の2つの項の和が次の項となる数列です。
例えば、0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13という数列がフィボナッチ数列です。
フィボナッチ数列を表示するためには、for文
を使って前の2つの項を足し合わせていく方法が一般的です。
以下に、フィボナッチ数列を表示するサンプルコードを示します。
#include <stdio.h>
int main() {
int n = 8; // 表示する項数
int firstTerm = 0; // 初項
int secondTerm = 1; // 2項目
printf("%d %d ", firstTerm, secondTerm);
for (int i = 2; i < n; i++) {
int term = firstTerm + secondTerm;
printf("%d ", term);
firstTerm = secondTerm;
secondTerm = term;
}
return 0;
}
上記のコードでは、表示する項数を8としています。
初項と2項目をprintf関数
で表示し、for文
を使って前の2つの項を足し合わせて項を計算し、printf関数
で表示しています。
実行結果は、0 1 1 2 3 5 8 13となります。
上記のサンプルコードでは、数列の項を表示するためにprintf関数
を使用しています。
また、数列の項数や初項、公差、公比などは、必要に応じて変更することができます。