【C言語】10のべき乗を計算する2つの方法(小数の指数にも対応)

この記事では、C言語でべき乗を計算する方法について解説します。

ループや再帰を使った計算方法から、ライブラリを使った方法まで、初心者にもわかりやすく説明します。

べき乗の計算方法を知りたい方は、ぜひ読んでみてください。

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べき乗の計算方法

べき乗とは、ある数を自身で繰り返し掛ける計算のことです。

例えば、2の3乗は2 × 2 × 2 = 8となります。

C言語では、べき乗を計算するためにいくつかの方法があります。

以下では、ループを使った計算方法、再帰を使った計算方法、そしてライブラリを使った計算方法について説明します。

ループを使った計算方法

ループを使ったべき乗の計算方法は比較的シンプルです。

以下にサンプルコードを示します。


#include <stdio.h>
int power(int base, int exponent) {
    int result = 1;
    for (int i = 0; i < exponent; i++) {
        result *= base;
    }
    return result;
}
int main() {
    int base = 2;
    int exponent = 3;
    int result = power(base, exponent);
    printf("%dの%d乗は%dです。\n", base, exponent, result);
    return 0;
}

上記のコードでは、power関数を定義しています。

この関数は、baseexponent回繰り返し掛けることでべき乗を計算します。

result変数には計算結果が格納され、最終的にmain関数で結果を表示しています。

上記のコードを実行すると、以下のような結果が得られます。

2の3乗は8です。

再帰を使った計算方法

再帰を使ったべき乗の計算方法は、関数内で自身を呼び出すことで実現します。

以下にサンプルコードを示します。


#include <stdio.h>
int power(int base, int exponent) {
    if (exponent == 0) {
        return 1;
    } else {
        return base * power(base, exponent - 1);
    }
}
int main() {
    int base = 2;
    int exponent = 3;
    int result = power(base, exponent);
    printf("%dの%d乗は%dです。\n", base, exponent, result);
    return 0;
}

上記のコードでは、power関数内で自身を呼び出すことで再帰的にべき乗を計算しています。

再帰の終了条件として、exponentが0の場合は1を返します。

上記のコードを実行すると、以下のような結果が得られます。

2の3乗は8です。

ライブラリを使った計算方法(少数の指数に対応)

C言語では、標準ライブラリにpow関数が用意されており、これを使うことで簡単にべき乗を計算することができます。


#include <stdio.h>
#include <math.h>
int main() {
    double base = 2;
    double exponent = 0.5;
    double result = pow(base, exponent);
    printf("%.2fの%.2f乗は%.2fです。\n", base, exponent, result);
    return 0;
}

上記のコードでは、math.hヘッダーファイルをインクルードし、pow関数を使ってべき乗を計算しています。

pow関数は、引数として底と指数を受け取り、計算結果を返します。

上記のコードを実行すると、以下のような結果が得られます。

2.00の0.50乗は1.41です。

少数の指数に対応できるため、ルート(根号)を計算することが可能です。

以上が、C言語でべき乗を計算する方法の説明です。

ループや再帰を使った方法は基本的なアルゴリズムの一例として覚えておくと良いでしょう。

また、ライブラリを使う方法は簡単にべき乗を計算する際に便利です。

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