【Python】浮動小数点数を整数に変換する方法

この記事では、Pythonで浮動小数点数を整数に変換する方法と注意すべきポイントについて紹介します。

浮動小数点数を整数に変換する際に失われる可能性がある小数点以下の値やオーバーフローのリスクについて理解しましょう。

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浮動小数点数を整数に変換する方法

round()関数を使った変換方法

Pythonのround()関数を使用すると、浮動小数点数を最も近い整数に丸めることができます。

以下はround()関数を使った浮動小数点数から整数への変換の例です。

num = 3.7
result = round(num)
print(result)  # 出力結果: 4

int()関数を使った変換方法

もう1つの方法として、Pythonのint()関数を使用して浮動小数点数を整数に変換する方法があります。

int()関数は小数点以下を切り捨てて整数部分のみを取得します。

以下はint()関数を使った浮動小数点数から整数への変換の例です。

num = 5.9
result = int(num)
print(result)  # 出力結果: 5

浮動小数点数を整数に変換する際の注意点

小数点以下の値が失われる可能性

浮動小数点数を整数に変換する際、小数点以下の値が失われる可能性があります。

例えば、浮動小数点数3.9を整数に変換すると、3となり小数点以下の0.9が失われます。

この点に留意して、整数への変換を行う際は、必要に応じて適切な処理を行うようにしましょう。

オーバーフローのリスク

浮動小数点数を整数に変換する際、オーバーフローのリスクがあります。

浮動小数点数が大きすぎる場合、整数に変換する際に整数の表現範囲を超えてしまう可能性があります。

この場合、予期せぬ結果が生じることがあるため、変換を行う際はデータの範囲を考慮して適切な処理を行うことが重要です。

浮動小数点数を整数に変換する際には、小数点以下の値が失われる可能性やオーバーフローのリスクに注意することが重要です。

データの正確性を保つために、適切な処理を行いましょう。

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