【Python】整数と文字を相互変換する方法

この記事では、Pythonにおける整数と文字列の相互変換方法を紹介します。

整数から文字列への変換方法と、文字列から整数への変換方法を具体的なサンプルコードとともに解説します。

Python初心者の方にとって役立つ内容です。

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整数から文字への変換方法

str()関数を使った変換方法

Pythonでは、整数を文字列に変換する際にはstr()関数を使用します。

この関数は、与えられた整数を文字列に変換して返します。

以下にサンプルコードを示します。

num = 123
str_num = str(num)
print(str_num)
123

上記のコードを実行すると、整数の123が文字列の"123"に変換されて出力されます。

format()メソッドを使った変換方法

format()メソッドを使用すると、整数を文字列に変換することができます。

このメソッドを使うと、整数を文字列に埋め込むこともできます。

以下にサンプルコードを示します。

num = 456
str_num = "{}".format(num)
print(str_num)
456

上記のコードを実行すると、整数の456が文字列の"456"に変換されて出力されます。

f文字列を使った変換方法

Python 3.6以降では、f文字列を使用して整数を文字列に変換することもできます。

f文字列を使うと、変数をそのまま文字列に埋め込むことができます。

以下にサンプルコードを示します。

num = 789
str_num = f"{num}"
print(str_num)
789

上記のコードを実行すると、整数の789が文字列の"789"に変換されて出力されます。

整数から文字列への変換方法として、str()関数、format()メソッド、f文字列の3つの方法があります。

それぞれの方法を使って整数を文字列に変換することができます。

文字から整数への変換方法

Pythonにおいて、文字列を整数に変換する方法にはいくつかの手法があります。

ここでは、代表的な方法を紹介します。

int()関数を使った変換方法

Pythonのint()関数を使用すると、文字列を整数に変換することができます。

以下はその基本的な使い方です。

num_str = "123"
num_int = int(num_str)
print(num_int)
123

上記のコードでは、文字列123を整数に変換しています。

int()関数は、文字列が整数であることを前提としています。

もし、整数以外の文字列をint()関数で変換しようとすると、エラーが発生します。

float()関数を使った変換方法

文字列を浮動小数点数に変換する場合は、float()関数を使用します。

以下はその例です。

num_str = "3.14"
num_float = float(num_str)
print(num_float)
3.14

上記のコードでは、文字列3.14を浮動小数点数に変換しています。

float()関数は、小数点を含む文字列を浮動小数点数に変換します。

数値以外の文字列を整数に変換する際の注意点

int()関数を使用して文字列を整数に変換する際には、文字列が整数であることが前提条件です。

もし、整数以外の文字列をint()関数で変換しようとすると、ValueErrorが発生します。

例えば、以下のようなコードを実行するとエラーが発生します。

num_str = "abc"
num_int = int(num_str)  # エラーが発生する
File "sample.py", line 2, in <module>
    num_int = int(num_str)  # エラーが発生する
              ^^^^^^^^^^^^
ValueError: invalid literal for int() with base 10: 'abc'

このようにエラーが発生するため、数値以外の文字列を整数に変換する際には、事前に文字列が整数であるかどうかを確認することが重要です。

数値であるか判定する場合、例外処理で対応できます。

num_str = "abc"

try:
    num = int(num_str)
    print(num)
except ValueError:
    print("ValueError")

変換対象が数値でない可能性がある場合は例外処理を挟むようにしましょう。

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