【C言語】n個の数値の平均値を求める方法を解説

この記事では、C言語で複数の数値の平均値を求める方法について解説します。

初心者の方でもわかりやすく、C言語で平均値を計算する方法を学ぶことができるでしょう。

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C言語での平均値の計算方法

C言語では、複数の数値の平均値を求める方法がいくつかあります。

ここでは、配列を使った平均値の計算方法、ループを使った平均値の計算方法、そして小数点以下の桁数を指定した平均値の計算方法について説明します。

配列を使った平均値の計算方法

配列を使って複数の数値を格納し、その平均値を求める方法です。


#include <stdio.h>
int main() {
    int numbers[] = {10, 20, 30, 40, 50};  // 数値を格納する配列
    int size = sizeof(numbers) / sizeof(numbers[0]);  // 配列の要素数
    int sum = 0;  // 合計値を格納する変数
    double average;  // 平均値を格納する変数
    // 合計値を計算する
    for (int i = 0; i < size; i++) {
        sum += numbers[i];
    }
    // 平均値を計算する
    average = (double)sum / size;
    printf("平均値: %.2f\n", average);  // 小数点以下2桁まで表示
    return 0;
}

上記のコードでは、numbersという配列に数値を格納し、sizeには配列の要素数を格納しています。

sumには合計値を計算し、averageには平均値を計算しています。

最後に、printf関数を使って平均値を表示しています。

実行結果は以下のようになります。

平均値: 30.00

ループを使った平均値の計算方法

ループを使って複数の数値を入力し、その平均値を求める方法です。

以下にサンプルコードを示します。


#include <stdio.h>
int main() {
    int n;  // 数値の個数
    int sum = 0;  // 合計値を格納する変数
    double average;  // 平均値を格納する変数
    printf("数値の個数を入力してください: ");
    scanf("%d", &n);
    // 数値を入力し、合計値を計算する
    for (int i = 0; i < n; i++) {
        int num;
        printf("数値%dを入力してください: ", i + 1);
        scanf("%d", &num);
        sum += num;
    }
    // 平均値を計算する
    average = (double)sum / n;
    printf("平均値: %.2f\n", average);  // 小数点以下2桁まで表示
    return 0;
}

上記のコードでは、nに数値の個数を入力し、ループを使って数値を入力し合計値を計算しています。

最後に、平均値を計算し表示しています。

実行結果は以下のようになります。

数値の個数を入力してください: 5
数値1を入力してください: 10
数値2を入力してください: 20
数値3を入力してください: 30
数値4を入力してください: 40
数値5を入力してください: 50
平均値: 30.00

小数点以下の桁数を指定した平均値の計算方法

平均値の計算結果を小数点以下の桁数を指定して表示する方法です。

以下にサンプルコードを示します。


#include <stdio.h>
int main() {
    int numbers[] = {10, 20, 30, 40, 50};  // 数値を格納する配列
    int size = sizeof(numbers) / sizeof(numbers[0]);  // 配列の要素数
    int sum = 0;  // 合計値を格納する変数
    double average;  // 平均値を格納する変数
    int decimal_places;  // 小数点以下の桁数
    printf("小数点以下の桁数を入力してください: ");
    scanf("%d", &decimal_places);
    // 合計値を計算する
    for (int i = 0; i < size; i++) {
        sum += numbers[i];
    }
    // 平均値を計算する
    average = (double)sum / size;
    // 小数点以下の桁数を指定して表示する
    printf("平均値: %.*f\n", decimal_places, average);
    return 0;
}

上記のコードでは、decimal_placesに小数点以下の桁数を入力し、printf関数のフォーマット指定子 %.*f を使って平均値を指定した桁数で表示しています。

実行結果は以下のようになります。

小数点以下の桁数を入力してください: 3
平均値: 30.000

以上がC言語での平均値の計算方法についての説明です。

配列を使った方法やループを使った方法、さらに小数点以下の桁数を指定する方法を使って、自分のプログラムに応じた平均値の計算を行ってみてください。

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