【C言語】最大値を求めるmax関数の使い方

max関数を使うことで、複数の数値の中から最大値を求めることができます。

この記事では、C言語のmax関数の使い方について詳しく解説します。

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max関数とは

max関数は、与えられた複数の数値の中から最大値を求めるための関数です。

C言語の標準ライブラリに含まれており、数値の比較や最大値の取得に便利に利用することができます。

max関数の概要

max関数は、以下のような形式で定義されています。


int max(int a, int b);

この関数は、引数として2つの整数値を受け取り、その中から大きい方の値を返します。

返り値の型はint型です。

max関数の基本的な使い方

2つの数値の比較

まずは、max関数を使って2つの数値の比較を行う方法を見てみましょう。


#include <stdio.h>
int main() {
    int a = 10;
    int b = 20;
    int result = max(a, b);
    
    printf("最大値: %d\n", result);
    
    return 0;
}

このコードでは、変数aに10、変数bに20を代入し、max関数を使ってaとbの最大値を求めています。

結果は変数resultに格納され、printf関数を使って結果を表示しています。

実行結果は以下のようになります。

最大値: 20

複数の数値の比較

次に、max関数を使って複数の数値の比較を行う方法を見てみましょう。


#include <stdio.h>
int main() {
    int a = 10;
    int b = 20;
    int c = 15;
    int result = max(max(a, b), c);
    
    printf("最大値: %d\n", result);
    
    return 0;
}

このコードでは、変数aに10、変数bに20、変数cに15を代入し、max関数を使ってa、b、cの最大値を求めています。

max関数をネストして使うことで、複数の数値の比較が可能です。

実行結果は以下のようになります。

最大値: 20

配列の要素の最大値を求める

最後に、max関数を使って配列の要素の最大値を求める方法を見てみましょう。


#include <stdio.h>
int main() {
    int array[] = {5, 10, 15, 20, 25};
    int size = sizeof(array) / sizeof(array[0]);
    int max_value = array[0];
    
    for (int i = 1; i < size; i++) {
        max_value = max(max_value, array[i]);
    }
    
    printf("最大値: %d\n", max_value);
    
    return 0;
}

このコードでは、配列array5, 10, 15, 20, 25の値を格納し、max関数を使って配列の要素の最大値を求めています。

配列の要素数を求めるために、sizeof演算子を使って配列のサイズを計算しています。

また、max_valueという変数を用意し、初期値として配列の最初の要素を代入しています。

forループを使って、配列の要素を順番にmax関数に渡して最大値を更新していきます。

実行結果は以下のようになります。

最大値: 25

以上がmax関数の基本的な使い方です。

max関数を使うことで、簡単に数値の比較や最大値の取得ができます。

是非、プログラミングの中で活用してみてください。

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