【C言語】for文で配列に値を入力する方法

この記事では、C言語のfor文を使って配列に値を入力する方法をわかりやすく解説します。

配列の要素数の入力方法から、for文を使った値の入力手順まで、具体的なサンプルコードを交えて説明します。

初心者の方でも理解しやすいように、ステップバイステップで解説していきます。

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for文を使った配列への値の入力手順の説明

配列は、複数のデータをまとめて扱うためのデータ構造です。

C言語では、for文を使って繰り返し処理を行いながら配列に値を入力することができます。

以下では、配列への値の入力手順を説明します。

配列の要素数の入力

まず、配列の要素数を決める必要があります。

要素数は、配列に格納するデータの個数を表します。

要素数を決める際には、配列の宣言時に要素数を指定する必要があります。

例えば、10個の整数を格納する配列を作成する場合、以下のように宣言します。

int array[10];

この場合、arrayという名前の配列が作成され、10個の整数を格納することができます。

for文を使った値の入力

配列の要素数が決まったら、for文を使って値の入力を行います。

for文を使うことで、指定した回数だけ繰り返し処理を行うことができます。

以下に、for文を使った値の入力の手順を示します。

for (int i = 0; i < 要素数; i++) {
    // 値の入力処理
}

このように、iという変数を用意し、0から要素数未満までの範囲で繰り返し処理を行います。

iは、配列のインデックスとして使用されます。

繰り返し処理の中で、ユーザーから値を入力するための処理を行います。

例えば、整数の配列に値を入力する場合、以下のようなコードを書くことができます。

for (int i = 0; i < 10; i++) {
    printf("整数を入力してください: ");
    scanf("%d", &array[i]);
}

この場合、printf関数を使ってユーザーに値の入力を促し、scanf関数を使って入力された値を配列の該当する要素に格納します。

以上が、for文を使った配列への値の入力手順の説明です。

for文を使うことで、簡潔かつ効率的に配列に値を入力することができます。

サンプルコード

以下に、for文を使って配列に値を入力するためのサンプルコードを示します。

#include <stdio.h>
int main() {
    int size;
    printf("配列の要素数を入力してください: ");
    scanf("%d", &size);
    int array[size];
    printf("%d個の整数を入力してください:\n", size);
    for (int i = 0; i < size; i++) {
        printf("要素%d: ", i);
        scanf("%d", &array[i]);
    }
    printf("入力された値は以下の通りです:\n");
    for (int i = 0; i < size; i++) {
        printf("%d ", array[i]);
    }
    return 0;
}

このサンプルコードでは、まず配列の要素数を入力するようにユーザーに促します。

その後、入力された要素数に基づいて配列を宣言します。

次に、ユーザーに対して要素ごとに値を入力してもらいます。

for文を使って、要素のインデックスを0から要素数-1まで順番に増やしながら、ユーザーに値を入力してもらいます。

入力された値は、配列の対応する要素に格納されます。

最後に、入力された値を表示します。

再びfor文を使って、配列の要素を順番に表示します。

このサンプルコードを実行すると、ユーザーが指定した要素数分の値を入力し、それらの値が正しく配列に格納されていることが確認できます。

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