この記事では、C言語のprintf関数
を使用して、16進数と2進数の文字列を表示する方法を紹介します。
16進数の文字列を表示するには、printf関数
の書式指定子を使用します。
一方、2進数の文字列を表示するためには、自作の関数を使う必要があります。
初心者の方でもわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
16進数の文字列をprintf関数で表示する方法
16進数は、10進数とは異なる表記方法を持つ数値です。
C言語では、16進数を表すためには、数値の前に 0x
を付ける必要があります。
例えば、10進数の10は16進数では 0xA
と表されます。
printf関数
を使用して、16進数の文字列を表示する方法を説明します。
printf関数
は、指定された書式に従って文字列を出力するための関数です。
以下に、16進数の文字列をprintf関数
で表示するサンプルコードを示します。
#include <stdio.h>
int main() {
int num = 15;
printf("16進数の表示: %x\n", num);
return 0;
}
上記のコードでは、変数num
に16進数の値15を代入しています。
そして、printf関数
を使用して、変数num
の値を16進数で表示しています。
書式指定子%x
を使用することで、変数の値を16進数で表示することができます。
実行結果は以下のようになります。
16進数の表示: f
このように、printf関数
を使用することで、16進数の文字列を表示することができます。
2進数の文字列をprintf関数で表示する方法
2進数の文字列をprintf関数
で表示する方法について説明します。
C言語のprintf関数
は、様々なデータ型を表示するための便利な関数ですが、残念ながら2進数を直接表示するためのフォーマット指定子は存在しません。
しかし、自作の関数を使うことで2進数の文字列を表示することができます。
以下に、2進数の文字列を表示するためのサンプルコードを示します。
#include <stdio.h>
// 2進数の文字列を表示する関数
void printBinary(const char* binaryString) {
int i = 0;
while (binaryString[i] != '\0') {
printf("%c", binaryString[i]);
i++;
}
}
int main() {
const char* binary = "101010";
printf("2進数: ");
printBinary(binary);
printf("\n");
return 0;
}
上記のコードでは、printBinary
という関数を定義しています。
この関数は、引数として2進数の文字列を受け取り、文字列を1文字ずつ表示します。
main
関数では、printBinary
関数を使用して2進数の文字列を表示しています。
binary
変数には表示したい2進数の文字列を指定し、 printBinary(binary)
という形で関数を呼び出しています。
実行結果は以下のようになります。
2進数: 101010
このように、自作の関数を使うことで2進数の文字列をprintf関数
で表示することができます。