【C言語】for文の条件式の書き方

この記事では、for文の条件式の書き方について解説します。

for文の条件式の概要や比較演算子、論理演算子の使い方、さらに複数の条件の組み合わせ方について学ぶことができます。

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for文の条件式の書き方

for文は、繰り返し処理を行うための制御構造の一つです。

for文を使用する際には、条件式を指定する必要があります。

この記事では、for文の条件式の書き方について解説します。

条件式の概要

for文の条件式は、繰り返し処理を継続するかどうかを判断するための式です。

条件式は、真偽値を返す式でなければなりません。

条件式が真の場合、ループが継続されます。

条件式が偽の場合、ループが終了します。

条件式の比較演算子の使い方

条件式では、比較演算子を使用して値の比較を行います。

以下に一般的な比較演算子の使い方を示します。

  • == : 等しいかどうかを判定します。
  • != : 等しくないかどうかを判定します。
  • < : より小さいかどうかを判定します。
  • > : より大きいかどうかを判定します。
  • <= : 以下かどうかを判定します。
  • >= : 以上かどうかを判定します。

例えば、以下のような条件式を使用することができます。

for (int i = 0; i < 10; i++) {
    // ループ処理
}

この場合、iが0から9までの範囲でループが繰り返されます。

条件式の論理演算子の使い方

条件式では、複数の条件を組み合わせるために論理演算子を使用することもできます。

以下に一般的な論理演算子の使い方を示します。

  • && : 論理積(AND)を表します。

両方の条件が真の場合に真となります。

  • || : 論理和(OR)を表します。

どちらかの条件が真の場合に真となります。

  • ! : 否定(NOT)を表します。

条件の真偽を反転させます。

例えば、以下のような条件式を使用することができます。

for (int i = 0; i < 10 && i % 2 == 0; i++) {
    // ループ処理
}

この場合、iが0から9までの範囲でかつiが偶数の場合にループが繰り返されます。

条件式の複数の条件の組み合わせ方

条件式では、複数の条件を組み合わせることもできます。

複数の条件を組み合わせる場合には、括弧を使用して優先順位を明示することもできます。

例えば、以下のような条件式を使用することができます。

for (int i = 0; (i < 10 && i % 2 == 0) || i == 5; i++) {
    // ループ処理
}

この場合、iが0から9までの範囲でかつiが偶数、またはiが5の場合にループが繰り返されます。

以上が、for文の条件式の書き方についての解説です。

条件式を適切に設定することで、必要な繰り返し処理を実現することができます。

for文の条件式の例

for文の条件式は、ループの継続を制御するために使用されます。

以下では、いくつかの具体的な例を紹介します。

カウンタ変数を使った条件式の例

カウンタ変数を使用して、ループの回数を制御することができます。

以下の例では、変数iをカウンタ変数として使用しています。

#include <stdio.h>
int main() {
    int i;
    for(i = 0; i < 5; i++) {
        printf("iの値: %d\n", i);
    }
    return 0;
}

この例では、変数iが0から始まり、5未満の間ループが繰り返されます。

ループのたびにiの値が表示されます。

最終的にiの値が5になると、条件式が偽となりループが終了します。

配列の要素数を使った条件式の例

配列の要素数を使って、ループの回数を制御することもできます。

以下の例では、配列numbersの要素数を使ってループを実行しています。

#include <stdio.h>
int main() {
    int numbers[] = {1, 2, 3, 4, 5};
    int length = sizeof(numbers) / sizeof(numbers[0]);
    int i;
    for(i = 0; i < length; i++) {
        printf("numbers[%d]: %d\n", i, numbers[i]);
    }
    return 0;
}

この例では、配列numbersの要素数をlength変数に格納しています。

ループの条件式では、カウンタ変数iがlength未満の間ループが繰り返されます。

ループのたびにnumbersの要素が表示されます。

論理演算子を使った条件式の例

複数の条件を組み合わせるために、論理演算子を使用することができます。

以下の例では、論理演算子を使って複数の条件を組み合わせています。

#include <stdio.h>
int main() {
    int i;
    for(i = 0; i < 10; i++) {
        if(i % 2 == 0 && i % 3 == 0) {
            printf("%dは2と3の両方で割り切れる\n", i);
        }
    }
    return 0;
}

この例では、変数iが0から始まり、10未満の間ループが繰り返されます。

ループのたびに、iが2と3の両方で割り切れるかどうかを判定しています。

割り切れる場合は、その旨が表示されます。

これらの例を参考にして、for文の条件式の書き方を理解し、自分のプログラムに応用してみてください。

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