【C言語】文字列の2次元配列の使い方を解説

この記事では、C言語で文字列の2次元配列を宣言・初期化する方法や、文字列の操作方法について解説します。

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文字列の2次元配列の宣言と初期化

文字列の2次元配列は、複数の文字列を格納するためのデータ構造です。

C言語では、文字列を表すために文字型の配列を使用しますが、2次元配列を使うことで複数の文字列を管理することができます。

2次元配列の宣言と初期化は以下のように行います。

char strings[行数][列数] = {
    "文字列1",
    "文字列2",
    "文字列3",
    // 以下、必要なだけ続けることができます
};

このように、2次元配列の各要素には文字列を格納します。

行数と列数は、宣言時に指定する必要があります。

また、各文字列はダブルクォーテーションで囲む必要があります。

文字列の操作と2次元配列

文字列の代入

2次元配列の要素には、文字列を代入することができます。

代入する際には、代入先の要素に対してstrcpy関数を使用します。

strcpy(strings[行番号], "代入する文字列");

文字列の比較

2次元配列の要素に格納された文字列を比較する場合は、strcmp関数を使用します。

strcmp関数は、2つの文字列を比較し、等しい場合には0を返します。

if(strcmp(strings[行番号1], strings[行番号2]) == 0) {
    // 文字列が等しい場合の処理
}

文字列の連結

2次元配列の要素に格納された文字列を連結する場合は、strcat関数を使用します。

strcat関数は、2つの文字列を連結し、結果を1つの文字列に格納します。

strcat(strings[行番号1], strings[行番号2]);

文字列の長さの取得

2次元配列の要素に格納された文字列の長さを取得する場合は、strlen関数を使用します。

strlen関数は、文字列の長さを返します。

int length = strlen(strings[行番号]);

以上が、C言語における文字列の2次元配列の使い方です。

2次元配列を使用することで、複数の文字列を効率的に管理することができます。

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