LZHファイルを解凍するためには、Pythonのlhafile
ライブラリを使用することができます。
この記事では、Pythonを使ってLZHファイルを解凍する手順を解説します。
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PythonでLZHファイルを解凍する手順
LZHファイルは、圧縮されたファイルの一種であり、解凍することで元のファイルを取得することができます。
Pythonを使用してLZHファイルを解凍する手順を説明します。
必要なライブラリのインストール
LZHファイルを解凍するためには、lhafile
というライブラリを使用します。
このライブラリはPythonの標準ライブラリではないため、事前にインストールする必要があります。
インストールするには、以下のコマンドを実行します。
pip install lhafile
解凍処理の実装方法
LZHファイルを解凍するためには、以下の手順を実行します。
lhafile
ライブラリをインポートします。- 解凍したいLZHファイルのパスを指定して、
LhaFile
オブジェクトを作成します。 LhaFile
オブジェクトのextractallメソッド
を使用して、LZHファイルを解凍します。
以下に、具体的なコード例を示します。
import lhafile
import os
def extract_lzh_file(file_path, output_path):
lha = lhafile.LhaFile(file_path)
# 出力ディレクトリが存在しない場合は作成
if not os.path.exists(output_path):
os.makedirs(output_path)
# LZHファイル内の各エントリを抽出
for name in lha.namelist():
with open(os.path.join(output_path, name), 'wb') as outfile:
outfile.write(lha.read(name))
extract_lzh_file関数
は、引数として解凍したいLZHファイルのパスと解凍先のパスを受け取ります。
LhaFile
オブジェクトを作成して解凍処理を行いますが、一気に解凍するための関数が存在しないため、lzhファイルからエントリを順番に取得し、ファイルを1つずつ解凍していく処理を記述しています。
サンプルコードの解説
以下に、具体的なサンプルコードを示します。
import lhafile
import os
def extract_lzh_file(file_path, output_path):
lha = lhafile.LhaFile(file_path)
# 出力ディレクトリが存在しない場合は作成
if not os.path.exists(output_path):
os.makedirs(output_path)
# LZHファイル内の各エントリを抽出
for name in lha.namelist():
with open(os.path.join(output_path, name), 'wb') as outfile:
outfile.write(lha.read(name))
# 解凍したいLZHファイルのパスと解凍先のパスを指定
file_path = "sample.lzh"
output_path = "output/"
# LZHファイルを解凍
extract_lzh_file(file_path, output_path)
このサンプルコードでは、sample.lzh
というLZHファイルをoutput/
ディレクトリに解凍しています。
解凍処理が正常に行われると、指定した解凍先のパスに元のファイルが復元されます。
以上が、PythonでLZHファイルを解凍する手順の説明です。
エントリごとの処理を自作する必要がありますが、一度関数化すれば問題ないため、lhafile
ライブラリを使用すれば、簡単にLZHファイルを解凍することができます。