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文字列比較の注意点
文字列を比較する際には、いくつかの注意点があります。
NULL終端文字列の扱い
C言語では、文字列はNULL終端文字列として扱われます。
つまり、文字列の最後には必ずNULL文
字(\0)
が存在しなければなりません。
strcmp
やstrncmp関数
は、NULL終端文字列を前提として動作します。
したがって、文字列を比較する際には、NULL終端文字列になっていることを確認する必要があります。
文字列の長さの制限
strcmp
やstrncmp関数
は、比較する文字列の長さに制限はありません。
しかし、文字列の長さが非常に大きい場合、処理に時間がかかる可能性があります。
特に、strncmp関数
を使用する場合は、比較する文字数を指定することで処理時間を短縮することができます。
大文字と小文字の区別
strcmp
やstrncmp関数
は、大文字と小文字を区別します。
つまり、大文字と小文字が異なる文字として扱われます。
文字列を比較する際には、大文字と小文字を区別するかどうかを考慮する必要があります。
大文字と小文字を区別せずに比較する場合は、別途関数を作成するか、文字列を比較する前に大文字や小文字に変換する必要があります。