【C言語】fopen関数の使い方

この記事では、C言語でファイルを扱うための基本的な操作である「ファイルのオープン・クローズ」や「ファイルへの読み書き」、さらには「エラーハンドリング」について解説しています。

初心者の方でもわかりやすく、ファイル操作の基礎を学ぶことができます。

fopen関数とは

fopen関数は、C言語でファイルを開くための関数です。

ファイルを開くことで、そのファイルに対して読み書きなどの操作を行うことができます。

fopen関数の概要

fopen関数は、以下のような形式で使用します。

FILE* fopen(const char* filename, const char* mode);

この関数は、指定されたファイルを指定されたモードで開き、ファイルへのポインタを返します。

fopen関数の引数

fopen関数には、以下の2つの引数が必要です。

filename

開きたいファイルのパスを指定します。

パスは文字列として渡されます。

例えば、C:\test.txtのような形式で指定します。

mode

ファイルを開くためのモードを指定します。

モードは文字列として渡されます。

一般的なモードとしては、r(読み込みモード)、w(書き込みモード)、a(追記モード)などがあります。

fopen関数の戻り値

fopen関数は、ファイルを正常に開けた場合には、ファイルへのポインタを返します。

ファイルを開けなかった場合には、NULLを返します。

以下は、fopen関数の使用例です。

#include <stdio.h>
int main() {
    FILE* file = fopen("C:\\test.txt", "r");
    if (file == NULL) {
        printf("ファイルを開けませんでした。\n");
    } else {
        printf("ファイルを正常に開きました。\n");
        // ファイルを操作する処理を記述する
        fclose(file); // ファイルを閉じる
    }
    return 0;
}

この例では、”C:\test.txt”というパスのファイルを読み込みモードで開いています。

ファイルが正常に開けた場合には、「ファイルを正常に開きました。」と表示されます。

ファイルを開けなかった場合には、「ファイルを開けませんでした。」と表示されます。