目次から探す
2次元リストの操作
2次元リストは、リストの中にリストが入っている構造を持っています。
この章では、2次元リストの操作方法について、リストの結合、リストの転置、リストのフラット化の3つの操作を解説します。
リストの結合
2次元リスト同士を結合する方法について説明します。
リストの結合は、+
演算子を使って簡単に行うことができます。
例えば、以下の2つの2次元リストを結合してみましょう。
list1 = [[1, 2], [3, 4]]
list2 = [[5, 6], [7, 8]]
これらのリストを結合するには、以下のように+
演算子を使います。
combined_list = list1 + list2
print(combined_list)
[[1, 2], [3, 4], [5, 6], [7, 8]]
リストの転置
2次元リストの転置とは、行と列を入れ替える操作のことです。
転置を行うことで、行列の形状が変わります。
以下のような2次元リストを考えてみましょう。
matrix = [[1, 2, 3], [4, 5, 6], [7, 8, 9]]
このリストを転置するには、 zip()
関数とリスト内包表記を使って以下のように書くことができます。
transposed_matrix = [list(row) for row in zip(*matrix)]
print(transposed_matrix)
[[1, 4, 7], [2, 5, 8], [3, 6, 9]]
リストのフラット化
2次元リストのフラット化とは、ネストされたリストを1次元のリストに変換する操作のことです。
以下のような2次元リストを考えてみましょう。
nested_list = [[1, 2, 3], [4, 5, 6], [7, 8, 9]]
このリストをフラット化するには、リスト内包表記を使って以下のように書くことができます。
flattened_list = [num for sublist in nested_list for num in sublist]
print(flattened_list)
[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
このように、2次元リストの操作には様々な方法があります。
リストの結合、転置、フラット化を使いこなすことで、2次元リストを効率的に扱うことができます。
次のページ2次元リストの応用例