【Python】XMLの要素の属性を取得する方法

XMLはデータを階層的に構造化するためのマークアップ言語です。

XML文書には要素と属性が含まれており、要素には属性を付けることができます。

Pythonを使用してXMLの要素の属性を取得する方法について解説します。

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XML要素の属性とは

XML要素の属性は、要素に関連付けられた情報を表すために使用されます。

属性は要素の開始タグに記述され、属性名と属性値のペアで構成されます。

例えば、以下のようなXML要素があるとします。

<book title="Python入門" author="山田太郎" year="2022" />

この場合、titleauthoryearが要素の属性であり、それぞれの属性には値が設定されています。

XML要素の属性を取得する方法

Pythonでは、xml.etree.ElementTreeモジュールを使用してXML要素の属性を取得することができます。

以下の手順で属性を取得することができます。

  1. XML文書を解析し、要素ツリーを作成します。
  2. 要素ツリーから目的の要素を見つけます。
  3. 要素の属性を取得します。

具体的なコード例を示します。

import xml.etree.ElementTree as ET

# XML文書を解析し、要素ツリーを作成
tree = ET.parse('books.xml')
root = tree.getroot()

# 目的の要素を見つける
book_element = root.find('book')

# 属性を取得する
title = book_element.get('title')
author = book_element.get('author')
year = book_element.get('year')

# 取得した属性を表示する
print(f"タイトル: {title}")
print(f"著者: {author}")
print(f"出版年: {year}")

books.xmlは解析したいXML文書のファイルパスに置き換えてください。

上記のコードでは、findメソッドを使用して目的の要素を見つけ、getメソッドを使用して属性の値を取得しています。

このように、Pythonのxml.etree.ElementTreeモジュールを使用することで、XML要素の属性を簡単に取得することができます。

是非、実際に試してみてください。

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