【Python】曜日を日本語表記で取得する方法

2024-02-142024-06-14

この記事では、Pythonのdatetimeモジュールを使って曜日を取得する基本的な方法から、その曜日を日本語表記に変換する方法までをわかりやすく解説します。

さらに、データ解析に便利なpandasを使った応用的な方法も紹介します。

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Pythonで曜日を取得する基本

Pythonで曜日を取得するためには、主にdatetimeモジュールを使用します。

このモジュールを使うことで、日付や時刻に関する操作が簡単に行えます。

ここでは、datetimeモジュールの基本的な使い方から、曜日を取得する方法までを詳しく解説します。

datetimeモジュールの紹介

datetimeモジュールとは

datetimeモジュールは、Pythonの標準ライブラリの一部で、日付や時刻を扱うための機能が豊富に揃っています。

このモジュールを使うことで、現在の日付や時刻の取得、特定の日付や時刻の計算、フォーマットの変更などが簡単に行えます。

datetimeモジュールのインポート方法

datetimeモジュールを使用するためには、まずインポートする必要があります。

以下のようにインポートします。

import datetime

datetimeオブジェクトの生成

datetimeモジュールをインポートしたら、次にdatetimeオブジェクトを生成します。

datetimeオブジェクトは、日付と時刻を表すためのオブジェクトです。

以下のようにして生成します。

# 現在の日付と時刻を取得
now = datetime.datetime.now()
print(now)
# 任意の日付と時刻を指定して生成
specific_date = datetime.datetime(2023, 10, 1, 12, 30, 45)
print(specific_date)

現在の日付と時刻を取得する方法

現在の日付と時刻を取得するには、datetimeモジュールのnow()メソッドを使用します。

以下のコードで現在の日付と時刻を取得できます。

import datetime
# 現在の日付と時刻を取得
now = datetime.datetime.now()
print("現在の日付と時刻:", now)

任意の日付を指定してdatetimeオブジェクトを生成する方法

特定の日付や時刻を指定してdatetimeオブジェクトを生成するには、datetimeクラスのコンストラクタに年、月、日、時、分、秒を渡します。

以下のコードで任意の日付と時刻を指定してdatetimeオブジェクトを生成できます。

import datetime
# 任意の日付と時刻を指定して生成
specific_date = datetime.datetime(2023, 10, 1, 12, 30, 45)
print("指定した日付と時刻:", specific_date)

曜日を取得する方法

曜日を取得するためには、datetimeオブジェクトのweekday()メソッドまたはisoweekday()メソッドを使用します。

weekday()メソッドの使い方

weekday()メソッドは、曜日を0から6の整数で返します。

0が月曜日、6が日曜日です。

以下のコードでweekday()メソッドを使用して曜日を取得します。

import datetime
# 現在の日付と時刻を取得
now = datetime.datetime.now()
# 曜日を取得
weekday = now.weekday()
print("曜日 (0=月曜日, 6=日曜日):", weekday)

isoweekday()メソッドの使い方

isoweekday()メソッドは、曜日を1から7の整数で返します。

1が月曜日、7が日曜日です。

以下のコードでisoweekday()メソッドを使用して曜日を取得します。

import datetime
# 現在の日付と時刻を取得
now = datetime.datetime.now()
# 曜日を取得
isoweekday = now.isoweekday()
print("曜日 (1=月曜日, 7=日曜日):", isoweekday)

以上が、Pythonで曜日を取得する基本的な方法です。

次に、これらの曜日を日本語表記に変換する方法について解説します。

曜日を日本語表記に変換する方法

Pythonで曜日を取得する方法を学んだところで、次にその曜日を日本語表記に変換する方法について解説します。

Pythonの標準ライブラリでは曜日を英語で取得することができますが、日本語で表示するためには少し工夫が必要です。

曜日を日本語に変換するためのリスト作成

まず、曜日を日本語で表記するためのリストを作成します。

このリストを使って、取得した曜日を日本語に変換します。

曜日を日本語で表記するリストの作成

曜日を日本語で表記するためのリストは以下のように作成します。

リストのインデックスと曜日の数値が一致するように配置します。

# 曜日を日本語で表記するリスト
japanese_weekdays = ["月曜日", "火曜日", "水曜日", "木曜日", "金曜日", "土曜日", "日曜日"]

このリストを使って、曜日の数値を日本語表記に変換することができます。

リストを使った曜日の変換方法

次に、上記のリストを使って曜日を日本語表記に変換する方法を見ていきます。

関数を使って曜日を日本語表記に変換

曜日を日本語表記に変換するための関数を作成します。

この関数は、曜日の数値を引数として受け取り、対応する日本語の曜日を返します。

def get_japanese_weekday(weekday_number):
    # 曜日を日本語で表記するリスト
    japanese_weekdays = ["月曜日", "火曜日", "水曜日", "木曜日", "金曜日", "土曜日", "日曜日"]
    return japanese_weekdays[weekday_number]

この関数を使って、曜日の数値を日本語表記に変換することができます。

曜日を日本語表記に変換する関数の作成

最後に、実際に曜日を日本語表記に変換する関数を使ってみましょう。

以下のコードは、現在の日付の曜日を日本語表記で表示する例です。

import datetime
def get_japanese_weekday(weekday_number):
    # 曜日を日本語で表記するリスト
    japanese_weekdays = ["月曜日", "火曜日", "水曜日", "木曜日", "金曜日", "土曜日", "日曜日"]
    return japanese_weekdays[weekday_number]
# 現在の日付を取得
today = datetime.datetime.today()
# 曜日を取得
weekday_number = today.weekday()
# 曜日を日本語表記に変換
japanese_weekday = get_japanese_weekday(weekday_number)
print(f"今日は{japanese_weekday}です。")

このコードを実行すると、現在の日付の曜日が日本語表記で表示されます。

例えば、今日が水曜日であれば「今日は水曜日です。」と表示されます。

以上で、曜日を日本語表記に変換する方法についての解説は終了です。

次は、さらに応用的な方法について見ていきましょう。

応用編

pandasを使った曜日の日本語表記

pandasモジュールの紹介

pandasは、Pythonでデータ解析を行うための強力なライブラリです。

特に、データフレーム(表形式のデータ構造)を扱うのに非常に便利です。

pandasを使うことで、日付や時刻のデータを簡単に操作することができます。

pandasを使用するには、まずライブラリをインストールする必要があります。

以下のコマンドを実行してインストールしてください。

pip install pandas

pandasで日付データを扱う方法

pandasでは、pd.to_datetime()関数を使って文字列を日付データに変換することができます。

以下は、文字列形式の日付をpandasのDatetimeIndexに変換する例です。

import pandas as pd
# 文字列形式の日付データ
date_str = '2023-10-01'
# 日付データに変換
date = pd.to_datetime(date_str)
print(date)

このコードを実行すると、以下のような出力が得られます。

2023-10-01 00:00:00

pandasで曜日を日本語表記に変換する方法

カスタムフォーマットでの表示

pandasでは、strftime()メソッドを使って日付データを任意のフォーマットで表示することができます。

これを利用して、曜日を日本語表記に変換することができます。

strftime()メソッドの使い方

strftime()メソッドは、日付や時刻を文字列に変換するためのメソッドです。

以下の例では、strftime()メソッドを使って日付データを特定のフォーマットで表示します。

import pandas as pd
# 文字列形式の日付データ
date_str = '2023-10-01'
# 日付データに変換
date = pd.to_datetime(date_str)
# strftime()メソッドを使ってフォーマットを指定
formatted_date = date.strftime('%Y年%m月%d日 %A')
print(formatted_date)

このコードを実行すると、以下のような出力が得られます。

2023年10月01日 Sunday

カスタムフォーマットで曜日を日本語表記にする方法

曜日を日本語表記にするためには、曜日の英語表記を日本語に変換する必要があります。

以下の例では、曜日を日本語に変換するための辞書を作成し、それを使って曜日を日本語表記に変換します。

import pandas as pd
# 文字列形式の日付データ
date_str = '2023-10-01'
# 日付データに変換
date = pd.to_datetime(date_str)
# 曜日を日本語に変換するための辞書
weekday_dict = {
    'Monday': '月曜日',
    'Tuesday': '火曜日',
    'Wednesday': '水曜日',
    'Thursday': '木曜日',
    'Friday': '金曜日',
    'Saturday': '土曜日',
    'Sunday': '日曜日'
}
# strftime()メソッドを使って曜日を取得
weekday = date.strftime('%A')
# 日本語表記に変換
japanese_weekday = weekday_dict[weekday]
# フォーマットを指定して表示
formatted_date = date.strftime('%Y年%m月%d日') + ' ' + japanese_weekday
print(formatted_date)

このコードを実行すると、以下のような出力が得られます。