【C言語】変数を宣言するやり方について初心者向けに解説

この記事では、C言語における変数の宣言方法と代入方法について初心者向けに解説します。

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変数の宣言方法

プログラミングにおいて、変数はデータを格納するためのメモリ領域を確保するために使用されます。

C言語では、変数を宣言するためにいくつかの方法があります。

変数の宣言と初期化

変数の宣言と初期化は、変数を作成し、同時に初期値を設定する方法です。

以下のように、変数の型と変数名を指定し、イコール記号(=)を使って初期値を代入します。

int age = 20;
float height = 175.5;
char grade = 'A';

上記の例では、ageという名前の整数型の変数を20で初期化し、heightという名前の浮動小数点型の変数を175.5で初期化し、gradeという名前の文字型の変数を’A’で初期化しています。

変数の型

C言語では、変数の型を指定する必要があります。

変数の型は、変数が格納するデータの種類を示します。

主な変数の型は以下の通りです。

  • int:整数型
  • float:浮動小数点型
  • char:文字型
  • double:倍精度浮動小数点型

これらの型は、変数が格納するデータの性質に応じて適切に選択する必要があります。

変数名の命名規則

変数名は、変数を識別するための名前です。

C言語では、変数名を命名する際にいくつかのルールに従う必要があります。

  • 変数名はアルファベット、数字、アンダースコア(_)から構成されます。
  • 大文字と小文字は区別されます。
  • 変数名は数字で始めることはできません。
  • 予約語(C言語のキーワード)は変数名として使用することはできません。

例えば、以下のような変数名は有効です。

int myAge;
float averageHeight;
char firstName;

変数名は、プログラムの可読性を高めるために意味のある名前を付けることが推奨されます。

変数の宣言と代入

変数を宣言するだけでなく、値を代入することもできます。

C言語では、変数の宣言と同時に値を代入する方法と、変数の宣言後に値を代入する方法の2つがあります。

変数の宣言と同時に代入する方法

変数の宣言と同時に値を代入するには、以下のような形式で記述します。

データ型 変数名 = 値;

例えば、整数型の変数numに値10を代入する場合は、以下のようになります。

int num = 10;

このように宣言と代入を同時に行うことで、変数の初期化という操作を行うことができます。

変数の宣言後に代入する方法

変数の宣言後に値を代入する場合は、以下のような形式で記述します。

データ型 変数名;
変数名 = 値;

例えば、浮動小数点型の変数piを宣言し、後から値3.14を代入する場合は、以下のようになります。

float pi;
pi = 3.14;

このように宣言と代入を別々に行うことで、変数の宣言と値の代入を分けて行うことができます。

変数の宣言と代入は、プログラムの中で何度でも行うことができます。

また、変数の宣言と代入を同時に行う場合でも、後から値を変更することもできます。

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