【Python】2次元のタプルから値を取り出す方法

この記事では、Pythonで2次元のタプルを作成し、インデックスを指定して値を取り出す方法、ループを使って全ての値を取り出す方法、特定の条件に合致する値を取り出す方法について解説します。

初心者の方でもわかりやすく、具体的なサンプルコードと実行結果の例を交えて説明します。

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2次元のタプルの作成方法

2次元のタプルを作成するには、タプルの要素として別のタプルを含めることで実現します。

以下は例です。

tuple_2d = ((1, 2, 3), (4, 5, 6), (7, 8, 9))

上記の例では、3つのタプルが含まれた2次元のタプルを作成しています。

次に、インデックスを指定して2次元のタプルから値を取り出す方法について説明します。

インデックスを指定して値を取り出す方法

2次元のタプルから値を取り出すには、タプルのインデックスを指定してアクセスします。

以下は例です。

tuple_2d = ((1, 2, 3), (4, 5, 6), (7, 8, 9))
value = tuple_2d[1][2]
print(value)
6

上記の例では、tuple_2d[1][2]とすることで、2次元のタプルの2行目の3列目の値である6を取り出しています。

次に、ループを使って2次元のタプルから全ての値を取り出す方法について説明します。

ループを使って全ての値を取り出す方法

2次元のタプルから全ての値を取り出すには、2重のループを使用します。

以下は例です。

tuple_2d = ((1, 2, 3), (4, 5, 6), (7, 8, 9))
for row in tuple_2d:
    for value in row:
        print(value)
1
2
3
4
5
6
7
8
9

上記の例では、2重のループを使用して2次元のタプルの全ての値を取り出し、それぞれの値を表示しています。

最後に、特定の条件に合致する値を取り出す方法について説明します。

特定の条件に合致する値を取り出す方法

特定の条件に合致する値を取り出すには、条件式を使用して値をフィルタリングします。

以下は例です。

tuple_2d = ((1, 2, 3), (4, 5, 6), (7, 8, 9))
for row in tuple_2d:
    for value in row:
        if value % 2 == 0:  # 偶数の場合のみ取り出す
            print(value)
2
4
6
8

上記の例では、2次元のタプルから偶数の値のみを取り出し、それぞれの値を表示しています。

以上が、Pythonで2次元のタプルから値を取り出す方法です。

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