GUI

[Python Tkinter] タブ(Notebook)間をプログラムから移動する方法

PythonのTkinterライブラリでタブを管理するためには、ttk.Notebookウィジェットを使用します。

タブ間をプログラムから移動するには、Notebook.select()メソッドを使います。

このメソッドにタブのインデックスやタブの名前を渡すことで、指定したタブに移動できます。

例えば、notebook.select(1)とすると、2番目のタブに移動します。

また、notebook.index("current")で現在選択されているタブのインデックスを取得することも可能です。

Notebookウィジェットでタブをプログラムから移動する方法

PythonのTkinterライブラリを使用すると、GUIアプリケーションを簡単に作成できます。

その中でも、Notebookウィジェットはタブ形式のインターフェースを提供し、ユーザーが異なるコンテンツを簡単に切り替えられるようにします。

ここでは、タブをプログラムから移動する方法について詳しく解説します。

Notebook.select()メソッドの使い方

Notebookウィジェットのselect()メソッドを使用すると、特定のタブを選択することができます。

このメソッドは、タブのインデックスまたはタブの名前を引数として受け取ります。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
# タブの作成
tab1 = ttk.Frame(notebook)
tab2 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1')
notebook.add(tab2, text='タブ2')
# タブを選択する
notebook.select(tab2)  # タブ2を選択
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
タブ2が選択された状態で表示される

タブのインデックスを指定して移動する

タブのインデックスを指定して移動することも可能です。

インデックスは0から始まる整数で、タブの順序に基づいています。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
# タブの作成
tab1 = ttk.Frame(notebook)
tab2 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1')
notebook.add(tab2, text='タブ2')
# インデックスを指定してタブを選択する
notebook.select(0)  # タブ1を選択
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
タブ1が選択された状態で表示される

タブの名前を指定して移動する

タブの名前を指定して移動することもできます。

タブの名前は、add()メソッドで設定したテキストです。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
# タブの作成
tab1 = ttk.Frame(notebook)
tab2 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1')
notebook.add(tab2, text='タブ2')
# タブの名前を指定して選択する
notebook.select('タブ2')  # タブ2を選択
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
タブ2が選択された状態で表示される

現在選択されているタブを取得する方法

現在選択されているタブを取得するには、index()メソッドを使用します。

このメソッドは、選択されているタブのインデックスを返します。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
# タブの作成
tab1 = ttk.Frame(notebook)
tab2 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1')
notebook.add(tab2, text='タブ2')
# 現在選択されているタブのインデックスを取得
selected_index = notebook.index(notebook.select())
print(f'現在選択されているタブのインデックス: {selected_index}')
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
現在選択されているタブのインデックス: 0  # タブ1が選択されている場合

タブの移動をトリガーにしたイベント処理

タブの移動をトリガーにして特定の処理を実行することもできます。

<<NotebookTabChanged>>イベントを使用して、タブが変更されたときに処理を行うことができます。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
def on_tab_change(event):
    current_tab = notebook.tab(notebook.select(), "text")
    print(f'現在選択されているタブ: {current_tab}')
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
# タブの作成
tab1 = ttk.Frame(notebook)
tab2 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1')
notebook.add(tab2, text='タブ2')
# タブ変更時のイベントバインディング
notebook.bind("<<NotebookTabChanged>>", on_tab_change)
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
現在選択されているタブ: タブ1  # タブ1が選択された場合

このように、Notebookウィジェットを使用することで、タブの移動や選択に関するさまざまな操作が可能です。

これにより、ユーザーにとって使いやすいインターフェースを提供することができます。

タブの動的な操作

TkinterのNotebookウィジェットでは、タブを動的に操作することができます。

これにより、アプリケーションの状態に応じてタブを追加したり、削除したり、順序を変更したりすることが可能です。

ここでは、タブの動的な操作について詳しく解説します。

タブの追加と削除

タブを追加するには、add()メソッドを使用します。

また、タブを削除するには、forget()メソッドを使用します。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
def add_tab():
    new_tab = ttk.Frame(notebook)
    notebook.add(new_tab, text=f'タブ{notebook.index("end") + 1}')
def remove_tab():
    if notebook.index("end") > 0:  # タブが存在する場合
        notebook.forget(notebook.index("end") - 1)  # 最後のタブを削除
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
# 初期タブの作成
tab1 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1')
# タブの追加・削除ボタン
add_button = tk.Button(root, text='タブを追加', command=add_tab)
remove_button = tk.Button(root, text='タブを削除', command=remove_tab)
add_button.pack()
remove_button.pack()
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
ボタンをクリックすることでタブが追加・削除される

タブの順序を変更する

タブの順序を変更するには、insert()メソッドを使用して新しい位置にタブを挿入することができます。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
# 初期タブの作成
tab1 = ttk.Frame(notebook)
tab2 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1')
notebook.add(tab2, text='タブ2')
def move_tab():
    if notebook.index("end") > 1:  # 2つ以上のタブが存在する場合
        tab_to_move = notebook.index("end") - 1  # 最後のタブを移動
        notebook.insert(tab_to_move - 1, tab_to_move)

# タブの順序を変更するボタン
move_button = tk.Button(root, text='タブの順序を変更', command=move_tab)
move_button.pack()
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
ボタンをクリックすることでタブの順序が変更される

タブの状態を無効化・有効化する

タブの状態を無効化するには、stateオプションを使用します。

無効化されたタブは選択できなくなります。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
def toggle_tab_state():
    current_state = notebook.tab(tab2, "state")
    new_state = "normal" if current_state == "disabled" else "disabled"
    notebook.tab(tab2, state=new_state)
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
# タブの作成
tab1 = ttk.Frame(notebook)
tab2 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1')
notebook.add(tab2, text='タブ2', state="disabled")  # タブ2を無効化
# タブの状態を切り替えるボタン
toggle_button = tk.Button(root, text='タブの状態を切り替え', command=toggle_tab_state)
toggle_button.pack()
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
ボタンをクリックすることでタブ2の状態が有効化・無効化される

タブの表示・非表示を切り替える

タブを非表示にするには、forget()メソッドを使用し、再表示するにはadd()メソッドを使用します。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk

def toggle_tab_visibility():
    global tab2_visible
    if tab2_visible:
        notebook.forget(tab2)  # タブ2を非表示
        tab2_visible = False
    else:
        notebook.add(tab2, text='タブ2')  # タブ2を再表示
        tab2_visible = True

root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)

# タブの作成
tab1 = ttk.Frame(notebook)
tab2 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1')
notebook.add(tab2, text='タブ2')

# タブ2の表示状態を追跡するフラグ
tab2_visible = True

# タブの表示・非表示を切り替えるボタン
toggle_visibility_button = tk.Button(root, text='タブの表示・非表示を切り替え', command=toggle_tab_visibility)
toggle_visibility_button.pack()

notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
ボタンをクリックすることでタブ2の表示・非表示が切り替わる

これらの操作を通じて、Notebookウィジェットのタブを動的に管理することができ、ユーザーのニーズに応じた柔軟なインターフェースを提供できます。

応用例:タブ移動を活用したGUIアプリケーション

タブを活用することで、ユーザーインターフェースをより直感的にし、情報を整理することができます。

ここでは、タブ移動を活用したいくつかのGUIアプリケーションの応用例を紹介します。

フォームのステップごとの入力画面

複数のステップからなるフォームをタブで分けることで、ユーザーが一度に入力する情報を整理できます。

各タブには異なる入力項目があり、ユーザーは次のステップに進む前に必要な情報を入力します。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
def next_tab():
    current_index = notebook.index(notebook.select())
    if current_index < notebook.index("end") - 1:
        notebook.select(current_index + 1)
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
# ステップ1
step1 = ttk.Frame(notebook)
ttk.Label(step1, text='名前を入力してください:').pack()
name_entry = ttk.Entry(step1)
name_entry.pack()
ttk.Button(step1, text='次へ', command=next_tab).pack()
notebook.add(step1, text='ステップ1')
# ステップ2
step2 = ttk.Frame(notebook)
ttk.Label(step2, text='メールアドレスを入力してください:').pack()
email_entry = ttk.Entry(step2)
email_entry.pack()
ttk.Button(step2, text='次へ', command=next_tab).pack()
notebook.add(step2, text='ステップ2')
# ステップ3
step3 = ttk.Frame(notebook)
ttk.Label(step3, text='確認画面').pack()
ttk.Button(step3, text='送信', command=root.quit).pack()
notebook.add(step3, text='ステップ3')
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
ステップごとに情報を入力し、次のタブに進むことができる

設定画面のセクション分け

設定画面をタブで分けることで、ユーザーが異なる設定を簡単に管理できるようになります。

例えば、一般設定、表示設定、通知設定などのセクションを作成できます。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
# 一般設定
general_settings = ttk.Frame(notebook)
ttk.Label(general_settings, text='ユーザー名:').pack()
username_entry = ttk.Entry(general_settings)
username_entry.pack()
notebook.add(general_settings, text='一般設定')
# 表示設定
display_settings = ttk.Frame(notebook)
ttk.Label(display_settings, text='テーマ:').pack()
theme_combobox = ttk.Combobox(display_settings, values=['ライト', 'ダーク'])
theme_combobox.pack()
notebook.add(display_settings, text='表示設定')
# 通知設定
notification_settings = ttk.Frame(notebook)
ttk.Label(notification_settings, text='通知を受け取る:').pack()
notification_check = ttk.Checkbutton(notification_settings)
notification_check.pack()
notebook.add(notification_settings, text='通知設定')
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
異なる設定をタブで分けて管理できる

タブを使ったデータの切り替え表示

タブを使用して異なるデータセットを表示することができます。

例えば、異なるグラフやテーブルをタブで切り替えることで、ユーザーが必要な情報を簡単に確認できます。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
# データセット1
data1 = ttk.Frame(notebook)
ttk.Label(data1, text='データセット1の内容').pack()
notebook.add(data1, text='データセット1')
# データセット2
data2 = ttk.Frame(notebook)
ttk.Label(data2, text='データセット2の内容').pack()
notebook.add(data2, text='データセット2')
# データセット3
data3 = ttk.Frame(notebook)
ttk.Label(data3, text='データセット3の内容').pack()
notebook.add(data3, text='データセット3')
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
異なるデータセットをタブで切り替えて表示できる

タブを使うことで、ユーザーにとって使いやすく、情報を整理したインターフェースを提供することが可能です。

Notebookウィジェットのカスタマイズ

TkinterのNotebookウィジェットは、タブを使ったインターフェースを提供しますが、デフォルトのスタイルではなく、カスタマイズすることでより魅力的で使いやすいアプリケーションを作成できます。

ここでは、タブのスタイルやアイコン、ツールチップ、テキスト色やフォントの変更方法について解説します。

タブのスタイルを変更する

タブのスタイルを変更するには、styleオブジェクトを使用します。

ttk.Styleを使って、タブの外観をカスタマイズできます。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
root = tk.Tk()
style = ttk.Style()
# タブのスタイルを変更
style.configure("TNotebook.Tab", background="lightblue", padding=[10, 5])
style.map("TNotebook.Tab", background=[("selected", "blue")])
notebook = ttk.Notebook(root, style="TNotebook")
tab1 = ttk.Frame(notebook)
tab2 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1')
notebook.add(tab2, text='タブ2')
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()

タブのアイコンを追加する

タブにアイコンを追加するには、imageオプションを使用します。

TkinterのPhotoImageを使って画像を読み込み、タブに設定します。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
# アイコンの作成
icon1 = tk.PhotoImage(file='icon1.png')  # アイコン画像のパスを指定
icon2 = tk.PhotoImage(file='icon2.png')
tab1 = ttk.Frame(notebook)
tab2 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1', image=icon1, compound='left')
notebook.add(tab2, text='タブ2', image=icon2, compound='left')
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()
タブにアイコンが追加され、左側に表示される

タブのツールチップを表示する

タブにツールチップを表示するには、マウスオーバー時に情報を表示するためのラベルを作成します。

以下の例では、簡単なツールチップを実装しています。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
class ToolTip:
    def __init__(self, widget, text):
        self.widget = widget
        self.text = text
        self.tooltip_window = None
        self.widget.bind("<Enter>", self.show_tooltip)
        self.widget.bind("<Leave>", self.hide_tooltip)
    def show_tooltip(self, event=None):
        if self.tooltip_window is not None:
            return
        x = self.widget.winfo_rootx() + 20
        y = self.widget.winfo_rooty() + 20
        self.tooltip_window = tk.Toplevel(self.widget)
        self.tooltip_window.wm_overrideredirect(True)
        self.tooltip_window.wm_geometry(f"+{x}+{y}")
        label = tk.Label(self.tooltip_window, text=self.text, background="yellow")
        label.pack()
    def hide_tooltip(self, event=None):
        if self.tooltip_window:
            self.tooltip_window.destroy()
            self.tooltip_window = None
root = tk.Tk()
notebook = ttk.Notebook(root)
tab1 = ttk.Frame(notebook)
tab2 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1')
notebook.add(tab2, text='タブ2')
# ツールチップの追加
ToolTip(notebook.tab(tab1, "text"), "これはタブ1です")
ToolTip(notebook.tab(tab2, "text"), "これはタブ2です")
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()

タブのテキスト色やフォントを変更する

タブのテキスト色やフォントを変更するには、styleオブジェクトを使用して、fontbackgroundオプションを設定します。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
root = tk.Tk()
style = ttk.Style()
# タブのフォントとテキスト色を変更
style.configure("TNotebook.Tab", foreground="lightgreen", font=("Arial", 12))
style.map("TNotebook.Tab", foreground=[("selected", "green")])
notebook = ttk.Notebook(root, style="TNotebook")
tab1 = ttk.Frame(notebook)
tab2 = ttk.Frame(notebook)
notebook.add(tab1, text='タブ1')
notebook.add(tab2, text='タブ2')
notebook.pack(expand=True, fill='both')
root.mainloop()

これらのカスタマイズを通じて、Notebookウィジェットの外観を変更し、ユーザーにとってより魅力的で使いやすいインターフェースを提供することができます。

タブのスタイルやアイコン、ツールチップ、テキスト色やフォントを調整することで、アプリケーションの個性を引き出すことができます。

まとめ

この記事では、PythonのTkinterライブラリを使用したNotebookウィジェットの基本的な使い方から、タブの動的な操作やカスタマイズ方法まで幅広く解説しました。

タブを活用することで、ユーザーインターフェースをより直感的にし、情報を整理することが可能です。

これを機に、実際のアプリケーションにタブ機能を取り入れて、使いやすいGUIを作成してみてはいかがでしょうか。

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