注意点とエラー対処
Webスクレイピングを行う際には、いくつかの注意点やエラー対処が必要です。
この章では、Webサイトの利用規約、アクセス間隔の設定、エラー対処のポイントについて解説します。
Webサイトの利用規約
Webスクレイピングを行う前に、対象となるWebサイトの利用規約を確認しましょう。
利用規約には、Webサイトの情報を自動的に収集することを禁止している場合があります。
そのようなサイトでは、Webスクレイピングを行うことが法的に問題となる可能性があるため、注意が必要です。
また、Webサイトによっては、robots.txt
というファイルが用意されており、その中にWebスクレイピングの許可・禁止に関する情報が記載されています。
robots.txt
を確認し、適切に対応しましょう。
アクセス間隔の設定
Webスクレイピングを行う際には、短時間に大量のアクセスを行わないように注意しましょう。
短時間に大量のアクセスを行うと、サーバーに負荷をかけることになり、サイトがダウンする原因となることがあります。
攻撃とみなされてアクセスが遮断されることもあります。
アクセス間隔を設定するためには、Pythonのtime
ライブラリを利用します。
time.sleep(秒数)
を使用することで、指定した秒数だけプログラムの実行を停止することができます。
import time
# 5秒間のアクセス間隔を設定
time.sleep(5)
繰り返しWebサイトにアクセスする場合は、time.sleep
関数を使用して、アクセス頻度を制御するようにしましょう。
エラー対処のポイント
Webスクレイピングを行う際には、様々なエラーが発生する可能性があります。
例えば、Webページの構造が変更された場合や、アクセスが遮断された場合などです。
エラーが発生した際に適切に対処することが重要です。
エラー対処のポイントは以下の通りです。
- エラーが発生した箇所を特定し、原因を解析する。
- 必要に応じて、コードを修正する。
- エラーが発生した場合でも、プログラムが途中で停止しないように、
try
とexcept
を使用して例外処理を行う。
try:
# エラーが発生する可能性のある処理
except エラーの種類:
# エラーが発生した場合の処理
これらの注意点とエラー対処を適切に行うことで、安全かつ効率的なWebスクレイピングが可能になります。