[コマンドプロンプト] よく使うショートカットキーまとめ

コマンドプロンプトでよく使うショートカットキーには、作業効率を上げるための便利なものが多くあります。

例えば、 Ctrl + C は実行中のコマンドを強制終了し、 Ctrl + V はコピーしたテキストを貼り付けます。

Ctrl + A は全選択、 Ctrl + M はマウスでのテキスト選択モードに切り替えます。

また、「↑」キーで以前のコマンドを呼び出し、 Tab キーでファイル名やディレクトリ名の補完が可能です。

この記事でわかること
  • コマンドプロンプトの基本的なショートカット
  • テキスト編集に便利なショートカット
  • コマンド履歴の活用方法
  • ファイルやディレクトリ操作の効率化
  • 応用的なショートカットの使い方

目次から探す

基本的なショートカットキー

コマンドの操作に関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Enterコマンドを実行する
Ctrl + C実行中のコマンドを中断する
Ctrl + Zコマンドの入力を終了する(EOF)

これらのショートカットは、コマンドプロンプトでの基本的な操作に欠かせません。

特にCtrl + Cは、長時間実行されるコマンドを中断する際に便利です。

テキストの選択と編集に関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Shift + 矢印キーテキストを選択する
Ctrl + C選択したテキストをコピーする
Ctrl + Vコピーしたテキストをペーストする

テキストの選択や編集は、コマンドプロンプトでの作業を効率化します。

特に、Ctrl + Vでのペーストは、コマンドの入力を迅速に行うために役立ちます。

コマンド履歴の操作に関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
前のコマンドを表示する
次のコマンドを表示する
F7コマンド履歴の一覧を表示する

コマンド履歴を活用することで、過去に入力したコマンドを簡単に呼び出すことができます。

これにより、同じコマンドを何度も入力する手間が省けます。

ファイルやディレクトリの補完に関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Tabファイル名やディレクトリ名を補完する
Shift + Tab補完候補を逆順に表示する

Tabキーを使うことで、長いファイル名やディレクトリ名を簡単に入力できます。

これにより、入力ミスを減らし、作業効率が向上します。

画面操作に関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Ctrl + S画面を一時停止する
Ctrl + Q一時停止を解除する
Ctrl + L画面をクリアする

画面操作のショートカットは、コマンドプロンプトの表示を整理するのに役立ちます。

特にCtrl + Lで画面をクリアすることで、見やすくなります。

システム操作に関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Alt + Enterウィンドウを全画面表示に切り替える
Ctrl + Escスタートメニューを表示する
Ctrl + Shift + Escタスクマネージャーを表示する

システム操作のショートカットは、コマンドプロンプトを使用しながら他のシステム機能にアクセスするのに便利です。

特にAlt + Enterで全画面表示にすることで、作業スペースが広がります。

コマンドの編集に便利なショートカット

カーソル移動のショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Ctrl + 左矢印カーソルを単語の先頭に移動する
Ctrl + 右矢印カーソルを単語の末尾に移動する
Home行の先頭に移動する
End行の末尾に移動する

カーソル移動のショートカットを使うことで、長いコマンドを編集する際に効率よくカーソルを移動できます。

特に、Ctrlキーを使った単語単位の移動は、編集作業をスムーズにします。

テキスト削除のショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Backspaceカーソルの左側の文字を削除する
Deleteカーソルの右側の文字を削除する
Ctrl + Backspace前の単語を削除する
Ctrl + Delete次の単語を削除する

テキスト削除のショートカットを活用することで、誤って入力した文字や単語を迅速に削除できます。

特に、Ctrl + BackspaceCtrl + Deleteは、単語単位での削除が可能で便利です。

コピー&ペーストのショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Ctrl + C選択したテキストをコピーする
Ctrl + Vコピーしたテキストをペーストする
Ctrl + Insert選択したテキストをコピーする(代替)
Shift + Insertコピーしたテキストをペーストする(代替)

コピー&ペーストのショートカットは、コマンドプロンプトでの作業を大幅に効率化します。

特に、Ctrl + CCtrl + Vは、他のアプリケーションでも一般的に使われるため、直感的に操作できます。

行全体の操作に関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Ctrl + A行全体を選択する
Ctrl + K行全体を削除する
Ctrl + U行全体をクリアする
Ctrl + E行の末尾にカーソルを移動する

行全体の操作に関するショートカットを使うことで、コマンドの入力や編集がより効率的になります。

特に、Ctrl + Aで行全体を選択し、すぐに編集を行うことができるため、作業がスムーズに進みます。

コマンド履歴の活用

過去のコマンドを呼び出すショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
前のコマンドを表示する
次のコマンドを表示する
F8部分一致する過去のコマンドを表示する

過去のコマンドを呼び出すショートカットを使うことで、以前に入力したコマンドを簡単に再利用できます。

特にF8は、部分一致でコマンドを検索できるため、特定のコマンドを素早く見つけるのに役立ちます。

コマンド履歴の検索に関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Ctrl + Rコマンド履歴を逆方向に検索する
Ctrl + Sコマンド履歴を順方向に検索する
F7コマンド履歴の一覧を表示する

コマンド履歴の検索に関するショートカットを活用することで、過去に実行したコマンドを迅速に見つけることができます。

特にCtrl + Rは、逆方向に検索できるため、最近使ったコマンドをすぐに呼び出せます。

コマンド履歴の削除に関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Alt + F7コマンド履歴を全て削除する
Ctrl + Lコマンドプロンプトの画面をクリアする(履歴も見えなくなる)

コマンド履歴の削除に関するショートカットを使うことで、不要な履歴を簡単に整理できます。

特にAlt + F7は、全ての履歴を一度に削除できるため、プライバシーを保護したい場合に便利です。

ファイルやディレクトリ操作のショートカット

ファイル名の補完に関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Tab入力中のファイル名を補完する
Shift + Tab補完候補を逆順に表示する

ファイル名の補完に関するショートカットを使用することで、長いファイル名を手動で入力する手間を省けます。

Tabキーを押すことで、入力した文字列に基づいて候補が表示され、迅速に選択できます。

ディレクトリ名の補完に関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Tab入力中のディレクトリ名を補完する
Shift + Tab補完候補を逆順に表示する

ディレクトリ名の補完も、ファイル名と同様にTabキーを使って行います。

これにより、ディレクトリのパスを正確に入力することができ、作業の効率が向上します。

特に、深い階層のディレクトリを扱う際に便利です。

パスのコピー&ペーストに関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Ctrl + C選択したパスをコピーする
Ctrl + Vコピーしたパスをペーストする
Ctrl + Insert選択したパスをコピーする(代替)
Shift + Insertコピーしたパスをペーストする(代替)

パスのコピー&ペーストに関するショートカットを活用することで、ファイルやディレクトリのパスを簡単に移動させることができます。

特に、長いパスを手動で入力する必要がなくなるため、作業がスムーズに進みます。

画面操作に関するショートカット

画面のスクロールに関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Page Up画面を1ページ上にスクロールする
Page Down画面を1ページ下にスクロールする
Ctrl + ↑画面を1行上にスクロールする
Ctrl + ↓画面を1行下にスクロールする

画面のスクロールに関するショートカットを使用することで、長い出力結果を効率的に確認できます。

特にPage UpPage Downは、出力が多い場合に便利です。

画面のクリアに関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
cls画面をクリアするコマンド
Ctrl + L画面をクリアする(ターミナルによっては動作しない場合あり)

画面のクリアに関するショートカットを使うことで、コマンドプロンプトの表示をすっきりさせることができます。

特にclsコマンドは、すぐに画面をクリアできるため、作業を続ける際に役立ちます。

ウィンドウサイズの変更に関するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Alt + Enterコマンドプロンプトを全画面表示に切り替える
Ctrl + 矢印キーウィンドウのサイズを変更する(ドラッグ操作が必要)

ウィンドウサイズの変更に関するショートカットを使用することで、作業環境を自分の好みに合わせることができます。

特にAlt + Enterを使うことで、全画面表示に切り替え、より広い作業スペースを確保できます。

応用的なショートカットの使い方

複数のコマンドを効率的に実行するショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
&&前のコマンドが成功した場合に次のコマンドを実行する
||前のコマンドが失敗した場合に次のコマンドを実行する
&前のコマンドの成否に関わらず次のコマンドを実行する

複数のコマンドを効率的に実行するためのショートカットを活用することで、スクリプトやコマンドラインでの作業がスムーズになります。

特に&&||を使うことで、条件に応じたコマンドの実行が可能です。

バッチファイル作成時に役立つショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
@echo offコマンドの表示をオフにする(バッチファイルの冒頭に記述)
pauseコマンドの実行を一時停止し、キー入力を待つ
remコメントを記述する(バッチファイル内での説明用)

バッチファイルを作成する際に役立つショートカットを使用することで、スクリプトの可読性や使いやすさが向上します。

特に@echo offは、実行時に不要な出力を抑えるために重要です。

システム管理者向けのショートカット

スクロールできます
ショートカットキー機能
Win + X高度なユーザー向けメニューを表示する
Ctrl + Shift + Escタスクマネージャーを直接表示する
Win + R「ファイル名を指定して実行」ダイアログを表示する

システム管理者向けのショートカットを活用することで、管理作業を迅速に行うことができます。

特にWin + Xは、さまざまな管理ツールにすぐにアクセスできるため、非常に便利です。

よくある質問

ショートカットが効かない場合はどうすればいい?

ショートカットが効かない場合、以下の点を確認してください。

  • コマンドプロンプトが最新の状態であるか確認する。
  • ショートカットキーが他のアプリケーションや設定と競合していないか確認する。
  • コマンドプロンプトの設定をリセットしてみる。

これらの手順を試しても解決しない場合は、再起動や再インストールを検討してください。

コマンドプロンプトとPowerShellのショートカットは同じ?

コマンドプロンプトとPowerShellには共通のショートカットもありますが、いくつかの違いも存在します。

  • 一部のショートカット(例:Ctrl + CCtrl + V)は両方で同じように機能します。
  • PowerShellでは、より多くの機能が追加されているため、特定のショートカットが異なる場合があります。
  • それぞれの環境に特有のコマンドや機能があるため、使い方を確認することが重要です。

ショートカットをカスタマイズすることはできる?

コマンドプロンプトのショートカットは、基本的にはカスタマイズできませんが、以下の方法で設定を変更することができます。

  • コマンドプロンプトのプロパティを開き、フォントや色、ウィンドウサイズを変更する。
  • バッチファイルやスクリプトを作成して、特定のコマンドを自動化する。
  • PowerShellを使用することで、より柔軟なカスタマイズが可能です。

ただし、特定のショートカットキー自体を変更することはできないため、注意が必要です。

まとめ

この記事では、Windowsのコマンドプロンプトにおけるショートカットキーの使い方を詳しく解説しました。

基本的な操作から応用的な使い方まで、さまざまなショートカットを紹介し、効率的な作業をサポートする情報を提供しました。

これを機に、コマンドプロンプトのショートカットを積極的に活用し、日々の作業をよりスムーズに進めてみてはいかがでしょうか。

  • URLをコピーしました!
目次から探す