【C言語】セミコロンを2つ連続で書いても大丈夫なのか解説

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セミコロンの役割とは?

セミコロンはC言語において、文の終了を示すために使用されます。

C言語では、文とはプログラムの実行単位であり、セミコロンを使うことでそれぞれの文が区切られます。

セミコロンがないと、文が終了していないとみなされてエラーが発生します。

セミコロンを2つ連続で書いても大丈夫なのか?

C言語では、セミコロンを2つ連続で書くことは構文的には許容されています。

しかし、2つのセミコロンが連続している場合、2つ目のセミコロンは空文として扱われます。

つまり、何も実行せずに次の文に進むという意味になります。

以下に例を示します。

#include <stdio.h>
int main() {
    printf("Hello, ");
    ; // 空文
    printf("world!");;;;; //2つ目以降のセミコロンも問題なし
    return 0;
}

上記のコードでは、最初のprintf文の後にセミコロンが2つ連続しています。

2つ目のセミコロンは空文として扱われるため、何も実行されずに次のprintf文が実行されます。

結果として、 Hello, world! という文字列が出力されます。

セミコロンを2つ連続で書く利点はあるのか?

セミコロンを2つ連続で書くことには特に利点はありません。

むしろ、コードの可読性を損なう可能性があります。

プログラムを読む人が2つのセミコロンを見た場合、意図的に空文を書いたのか、それともミスで連続してしまったのか判断するのは難しいです。

したがって、セミコロンは必要な箇所で正しく使用することが重要です。

余分なセミコロンを書かないように注意しましょう。

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