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[C言語] 時間を時分秒に変換する方法

2025-01-18更新日: 2025-01-18

C言語で時間を時分秒に変換するには、秒数を基に計算を行います。

まず、総秒数を60で割ることで分を求め、余りを秒として残します。

次に、求めた分を再度60で割ることで時間を求め、余りを分として残します。

このようにして、時間、分、秒をそれぞれの変数に格納することができます。

この方法は、例えばタイマーやストップウォッチの機能を実装する際に役立ちます。

目次から探す

C言語で時間を時分秒に変換する
- 基本的な考え方
- サンプルコード
応用例
まとめ

C言語で時間を時分秒に変換する

C言語で時間を秒単位から時分秒に変換する方法について解説します。

このプロセスは、特に時間を扱うプログラムを作成する際に役立ちます。

以下に、基本的な考え方とサンプルコードを示します。

基本的な考え方

時間を秒から時分秒に変換するには、以下の手順を踏みます。

時間(時)を求める: 秒数を3600で割ることで、時間を求めます。
分を求める: 残りの秒数を60で割ることで、分を求めます。
秒を求める: 分を求めた後の残りの秒数がそのまま秒になります。

サンプルコード

以下に、秒を時分秒に変換するC言語のサンプルコードを示します。

#include <stdio.h>
int main() {
    int totalSeconds; // 総秒数
    int hours, minutes, seconds; // 時、分、秒
    // ユーザーから秒数を入力
    printf("秒数を入力してください: ");
    scanf("%d", &totalSeconds);
    // 時間を計算
    hours = totalSeconds / 3600;
    // 残りの秒数から分を計算
    minutes = (totalSeconds % 3600) / 60;
    // 残りの秒数を計算
    seconds = totalSeconds % 60;
    // 結果を表示
    printf("%d秒は %d時間 %d分 %d秒です。\n", totalSeconds, hours, minutes, seconds);
    return 0;
}

秒数を入力してください: 3661
3661秒は 1時間 1分 1秒です。

このプログラムは、ユーザーから入力された秒数を時、分、秒に変換して表示します。

totalSecondsに入力された秒数を格納し、hours、minutes、secondsを計算して出力します。

応用例

C言語で時間を時分秒に変換する基本的な方法を理解したところで、これを応用したいくつかの例を紹介します。

これらの例は、実際のプログラムで時間を扱う際に役立ちます。

ユーザー入力を受け取るプログラム

ユーザーからの入力を受け取り、それを時分秒に変換するプログラムを作成することができます。

以下のコードは、ユーザーが入力した秒数を時分秒に変換して表示します。

#include <stdio.h>
void convertTime(int totalSeconds) {
    int hours = totalSeconds / 3600;
    int minutes = (totalSeconds % 3600) / 60;
    int seconds = totalSeconds % 60;
    printf("%d秒は %d時間 %d分 %d秒です。\n", totalSeconds, hours, minutes, seconds);
}
int main() {
    int totalSeconds;
    printf("秒数を入力してください: ");
    scanf("%d", &totalSeconds);
    convertTime(totalSeconds);
    return 0;
}

時間のフォーマットを変更する

時間の表示形式を変更することで、より見やすいフォーマットにすることができます。

例えば、hh:mm:ss形式で表示することが可能です。

#include <stdio.h>
void formatTime(int totalSeconds) {
    int hours = totalSeconds / 3600;
    int minutes = (totalSeconds % 3600) / 60;
    int seconds = totalSeconds % 60;
    printf("%02d:%02d:%02d\n", hours, minutes, seconds);
}
int main() {
    int totalSeconds = 3661;
    formatTime(totalSeconds);
    return 0;
}

時間の加算と減算

時間の加算や減算を行うことで、特定の時間を計算することができます。

以下のコードは、指定した秒数を加算した結果を表示します。

#include <stdio.h>
int main() {
    int initialSeconds = 3600; // 初期時間
    int additionalSeconds = 120; // 加算する秒数
    int totalSeconds = initialSeconds + additionalSeconds;
    int hours = totalSeconds / 3600;
    int minutes = (totalSeconds % 3600) / 60;
    int seconds = totalSeconds % 60;
    printf("合計時間: %d時間 %d分 %d秒\n", hours, minutes, seconds);
    return 0;
}

タイマー機能の実装

タイマー機能を実装することで、指定した時間が経過したことを知らせるプログラムを作成できます。

以下は、簡単なカウントダウンタイマーの例です。

#include <stdio.h>
#include <unistd.h> // sleep関数を使用するために必要
void countdownTimer(int seconds) {
    while (seconds > 0) {
        printf("残り時間: %d秒\n", seconds);
        sleep(1); // 1秒待機
        seconds--;
    }
    printf("時間が経過しました！\n");
}
int main() {
    int countdownSeconds = 10; // カウントダウンする秒数
    countdownTimer(countdownSeconds);
    return 0;
}

時間の比較と条件分岐

時間を比較して条件分岐を行うことで、特定の条件に基づいた処理を実行することができます。

以下のコードは、2つの時間を比較して、どちらが長いかを判定します。

#include <stdio.h>
void compareTimes(int time1, int time2) {
    if (time1 > time2) {
        printf("時間1が長いです。\n");
    } else if (time1 < time2) {
        printf("時間2が長いです。\n");
    } else {
        printf("両方の時間は同じです。\n");
    }
}
int main() {
    int time1 = 3600; // 1時間
    int time2 = 7200; // 2時間
    compareTimes(time1, time2);
    return 0;
}

これらの応用例を通じて、C言語での時間の扱い方をさらに深く理解することができます。