【C言語】計算式における型キャストの優先順位を解説

この記事では、C言語における型キャストの優先順位について解説します。

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型キャストの優先順位

型キャストは、変数や式のデータ型を一時的に変更するための演算子です。

C言語では、型キャストには優先順位があります。

優先順位の基本ルール

C言語における型キャストの優先順位は、以下の基本ルールに従います。

  1. 単項演算子の中で最も優先順位が高い。
  2. 乗算、除算、剰余演算子よりも優先順位が高い。
  3. 加算、減算演算子よりも優先順位が高い。
  4. シフト演算子よりも優先順位が高い。
  5. 比較演算子よりも優先順位が高い。
  6. ビット演算子よりも優先順位が高い。
  7. 論理演算子よりも優先順位が高い。
  8. 代入演算子よりも優先順位が高い。

優先順位の例示

以下の例を通じて、型キャストの優先順位を理解しましょう。

int a = 10;
double b = 3.14;
int result;
result = (int)b * a;

上記のコードでは、変数bint型にキャストしてから変数aと乗算しています。

この場合、型キャストの優先順位が高いため、bint型に変換された後に乗算が行われます。

そのため、3.14 * 10ではなく3 * 10の計算が行われるので、resultには31ではなく30が代入されます。

型キャストの注意点

型キャストは便利な機能ですが、適切に使用しないと予期しない結果をもたらすことがあります。

このセクションでは、型キャストの注意点について解説します。

不適切な型キャストの例

以下の例を見てみましょう。

int a = 10;
char c = (char)a;

上記のコードでは、変数achar型にキャストしています。

しかし、int型の範囲を超える値が格納されている場合、予期しない結果が生じる可能性があります。

注意が必要です。

型キャストの過剰使用による問題点

型キャストは必要な場合に使用すべきですが、過剰に使用するとコードの可読性や保守性に影響を与える可能性があります。

特に、異なるデータ型の間で頻繁に型キャストを行う場合は、コードの理解が難しくなることがあります。

適切な型キャストの使用に留意しましょう。

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