【Python】Wordに画像を貼り付ける方法

2024-02-15

Pythonを使ってWord文書に画像を貼り付ける方法や、貼り付けた画像のサイズや位置の調整方法、さらには画像の編集や自動化方法について学びます。

Pythonを使って簡単に画像を操作する方法を紹介します。

目次から探す

Pythonを使った画像の貼り付け方法

Pythonのライブラリの導入

Pythonで画像をWord文書に貼り付けるためには、python-docxというライブラリを使用します。

このライブラリを使うことで、PythonからWord文書を操作することができます。

pip install python-docx

画像をWord文書に貼り付ける方法

Pythonを使って画像をWord文書に貼り付ける手順は以下の通りです。

from docx import Document
from docx.shared import Inches

# 新しいWord文書を作成
doc = Document()

# 画像を挿入
doc.add_picture('image.jpg', width=Inches(2.0), height=Inches(3.0))

# Word文書を保存
doc.save('document.docx')

上記のコードでは、add_pictureメソッドを使用して画像をWord文書に挿入しています。

‘image.jpg’の部分には挿入したい画像ファイルのパスを指定し、widthやheightで画像のサイズを調整することができます。

最後にsaveメソッドでWord文書を保存します。

画像のサイズや位置の調整方法

画像のサイズ調整

画像をWord文書に貼り付ける際に、サイズを調整することができます。

Pythonのpython-docxライブラリを使用して、画像のサイズを指定することが可能です。

以下は、画像を指定サイズにリサイズしてWord文書に貼り付けるサンプルコードです。

from docx import Document
from docx.shared import Inches

doc = Document()
doc.add_picture('image.jpg', width=Inches(2.0), height=Inches(3.0))
doc.save('document.docx')

画像の位置調整

貼り付けた画像の位置を調整することもできます。

python-docxライブラリを使用して、画像を挿入した段落の位置を調整することができます。

以下は、画像を指定した位置に挿入するサンプルコードです。

from docx import Document
from docx.shared import Inches

doc = Document()
doc.add_paragraph('ここに画像を挿入します。')

# 画像を指定した位置に挿入
run = doc.paragraphs[0].add_run()
run.add_picture('image.jpg', width=Inches(2.0), height=Inches(3.0))
doc.save('document.docx')

これらのサンプルコードを使うことで、Pythonを使ってWord文書に画像を貼り付け、サイズや位置を調整することができます。

画像の挿入後の編集方法

画像の回転や反転

Pythonを使用してWord文書に画像を挿入した後、その画像を回転させたり反転させることができます。

以下は、画像を90度回転させるサンプルコードです。

from docx import Document
from docx.shared import Inches

doc = Document()
doc.add_picture('image.jpg', width=Inches(2))

# 画像を90度回転
for shape in doc.inline_shapes:
    shape.rotation = 90

doc.save('edited_document.docx')

画像の透明度の調整

挿入した画像の透明度を調整することも可能です。

以下のサンプルコードでは、画像の透明度を50%に設定しています。

from docx import Document
from docx.shared import RGBColor

doc = Document()
doc.add_picture('image.jpg', width=Inches(2))

# 画像の透明度を50%に設定
for shape in doc.inline_shapes:
    shape.image.color.getparent().getnext().set('{http://schemas.openxmlformats.org/drawingml/2006/main}alpha', '50000')

doc.save('edited_document.docx')

これらのサンプルコードを使用することで、Pythonを使ってWord文書に挿入した画像を編集することができます。

画像の挿入と編集を自動化する方法

ループを使った複数画像の一括挿入

Pythonを使用してWord文書に複数の画像を一括で挿入することができます。

これを実現するためには、画像ファイルのパスをリストとして用意し、ループを使用して順番に画像を挿入していきます。

以下にサンプルコードを示します。

from docx import Document

# 画像ファイルのパスのリスト
image_paths = ["image1.jpg", "image2.png", "image3.jpeg"]

doc = Document()
for path in image_paths:
    doc.add_picture(path)

doc.save("images.docx")

このサンプルコードでは、image_pathsリストに画像ファイルのパスを指定し、add_picture()メソッドを使って画像を文書に挿入しています。

最後に文書を保存します。

画像の自動編集

Pythonを使用してWord文書内の画像を自動的に編集することも可能です。

例えば、画像のサイズを変更したり、回転させたりすることができます。

以下に、画像のサイズを自動的に調整するサンプルコードを示します。

from docx import Document
from docx.shared import Inches

doc = Document("images.docx")

for img in doc.inline_shapes:
    img.width = Inches(3)  # 幅を3インチに変更

doc.save("edited_images.docx")

このサンプルコードでは、inline_shapesを使用して文書内のすべての画像にアクセスし、widthプロパティを変更して画像の幅を調整しています。

最後に文書を保存します。

これにより、複数の画像を一括で編集することができます。