この記事では、Pythonで変数の型を確認する方法について解説します。
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変数の型を確認する方法
プログラミングにおいて、変数の型を確認することは非常に重要です。
Pythonでは、以下の3つの方法を使って変数の型を確認することができます。
type()関数を使う方法
Pythonの組み込み関数であるtype()関数
を使うと、変数の型を確認することができます。
以下は、type()関数
を使って変数の型を確認する例です。
x = 10
y = "Hello"
z = [1, 2, 3]
print(type(x)) # <class 'int'>
print(type(y)) # <class 'str'>
print(type(z)) # <class 'list'>
上記の例では、変数x
の型はint、変数y
の型はstr、変数z
の型はlistとなります。
isinstance()関数を使う方法
isinstance()関数
を使うと、変数が指定した型かどうかを確認することができます。
以下は、isinstance()関数
を使って変数の型を確認する例です。
x = 10
y = "Hello"
z = [1, 2, 3]
print(isinstance(x, int)) # True
print(isinstance(y, str)) # True
print(isinstance(z, list)) # True
上記の例では、変数x
はint型
であるため、isinstance(x, int)の結果はTrueとなります。
同様に、変数y
はstr型
、変数z
はlist型
であるため、それぞれの結果もTrueとなります。
ダックタイピングを使う方法
Pythonでは、ダックタイピングという概念があります。
ダックタイピングでは、変数の型を明示的に確認するのではなく、その変数が特定のメソッドや属性を持っているかどうかを確認します。
以下は、ダックタイピングを使って変数の型を確認する例です。
class Duck:
def quack(self):
print("Quack!")
class Dog:
def bark(self):
print("Woof!")
def make_sound(animal):
if hasattr(animal, 'quack'):
animal.quack()
elif hasattr(animal, 'bark'):
animal.bark()
duck = Duck()
dog = Dog()
make_sound(duck) # Quack!
make_sound(dog) # Woof!
上記の例では、Duckクラス
とDogクラス
がそれぞれquack()メソッド
とbark()メソッド
を持っています。
make_sound()関数
では、引数として渡されたanimalオブジェクトがquack()メソッド
を持っているか、またはbark()メソッド
を持っているかを確認し、それに応じて適切な音を出力します。
以上がPythonで変数の型を確認する方法の一部です。
適切な方法を選んで使い、プログラムの実行時に必要な型の確認を行いましょう。