【Python】変数名を決める際のルールを解説

この記事では、Pythonプログラミングにおける変数名の基本ルールとベストプラクティスについて解説します。

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変数名の基本ルール

プログラミングにおいて、変数名はコードの可読性や保守性に大きな影響を与えます。

Pythonでは、変数名を決める際に以下の基本ルールに従う必要があります。

英数字とアンダースコアの使用

変数名は、英字(大文字・小文字)、数字、アンダースコア(_)を組み合わせて作成することができます。

ただし、変数名の先頭は数字では始めることができません。

先頭の文字の制限

変数名の先頭の文字は、英字またはアンダースコアで始める必要があります。

数字で始めることはできません。

大文字と小文字の区別

Pythonでは、変数名は大文字と小文字を区別します。

つまり、myVariablemyvariableは異なる変数として扱われます。

予約語を避ける

Pythonには、特定の意味を持つ予約語(キーワード)が存在します。

これらの予約語は、変数名として使用することができません。

例えば、ifforなどは予約語であり、変数名として使用することはできません。

以下に、変数名の基本ルールを守ったサンプルコードを示します。

# 英数字とアンダースコアの使用
my_variable = 10
myVariable = 20
my_variable_2 = 30
# 先頭の文字の制限
# 以下のコードはエラーになります
# 2nd_variable = 40

# 大文字と小文字の区別
myVariable = 50
print(myVariable)
# 以下のコードはエラーになります
#print(myvariable)

# 予約語を避ける
# 以下のコードはエラーになります
# if = 60

以上が、変数名の基本ルールです。

これらのルールを守ることで、よりわかりやすく、保守性の高いコードを書くことができます。

次は、変数名のベストプラクティスについて解説します。

変数名のベストプラクティス

変数名は、プログラムの可読性や保守性を高めるために重要な要素です。

以下では、変数名のベストプラクティスについて解説します。

要素の意味を反映させる

変数名は、その変数が表す要素やデータの意味を反映させるように命名することが重要です。

例えば、数値を格納する変数であれば、その数値が何を表しているのかが分かるような名前を付けることが望ましいです。

これにより、他の人がコードを読んだ際に、変数の目的や役割を理解しやすくなります。

キャメルケースとスネークケースの選択

Pythonでは、変数名にキャメルケース(例: myVariable)やスネークケース(例: my_variable)のどちらを使用しても構いません。

ただし、一貫性を保つために、プロジェクト内で統一されたスタイルを選ぶことが重要です。

キャメルケースは、単語の先頭を大文字にするため、変数名がより見やすくなる傾向があります。

一方、スネークケースは、単語の間をアンダースコアで区切るため、可読性が向上する場合もあります。

長すぎず短すぎない適切な長さ

変数名は、適切な長さであることが望ましいです。

長すぎる変数名は、コードの可読性を低下させる可能性があります。

一方、短すぎる変数名は、変数の目的や役割を理解しにくくすることがあります。

適切な長さの変数名を選ぶことで、コードの理解や保守が容易になります。

コードの一貫性を保つ

プロジェクト内で一貫性のある変数名のスタイルを選ぶことは、コードの可読性を向上させるために重要です。

例えば、同じ種類の変数には同じ命名規則を適用することで、コードの一貫性を保つことができます。

また、他の人がコードを読んだ際にも、一貫したスタイルにより理解しやすくなります。

以上が、変数名のベストプラクティスです。

これらのルールに従って変数名を適切に命名することで、Pythonプログラムの可読性や保守性を向上させることができます。

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