【Python】Tkinterのスライダーの作成方法や使い方を解説

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スライダーの応用例

スライダーは、さまざまな応用例に活用することができます。

ここでは、ボリュームコントロールと画像の明るさ調整の実装例を紹介します。

ボリュームコントロールの実装

ボリュームコントロールは、音声や音楽の再生時に音量を調整するために使用されます。

Tkinterのスライダーを使用して、ボリュームコントロールを実装する方法を見てみましょう。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
def change_volume(value):
    volume = int(value) / 100
    # ボリュームの調整処理
    print("ボリュームが変更されました:", volume)
# ウィンドウの作成
window = tk.Tk()
window.title("ボリュームコントロール")
# スライダーの作成
volume_slider = ttk.Scale(window, from_=0, to=100, orient="horizontal", command=change_volume)
volume_slider.pack()
# ウィンドウの表示
window.mainloop()

上記のコードでは、change_volumeという関数を定義し、スライダーの値が変更された時に呼び出されるように設定しています。

スライダーの値は0から100の範囲で設定され、change_volume関数内でその値を取得してボリュームの調整処理を行っています。

画像の明るさ調整の実装

スライダーを使用して画像の明るさを調整することもできます。

以下の例では、Pillowライブラリを使用して画像の明るさを変更し、Tkinterのウィンドウに表示します。

import tkinter as tk
from tkinter import ttk
from PIL import Image, ImageTk
def change_brightness(value):
    brightness = int(value)
    # 画像の明るさの調整処理
    image = Image.open("image.jpg")
    image = image.point(lambda p: p + brightness)
    photo = ImageTk.PhotoImage(image)
    label.configure(image=photo)
    label.image = photo
# ウィンドウの作成
window = tk.Tk()
window.title("画像の明るさ調整")
# スライダーの作成
brightness_slider = ttk.Scale(window, from_=-255, to=255, orient="horizontal", command=change_brightness)
brightness_slider.pack()
# 画像の表示
image = Image.open("image.jpg")
photo = ImageTk.PhotoImage(image)
label = tk.Label(window, image=photo)
label.pack()
# ウィンドウの表示
window.mainloop()

上記のコードでは、change_brightnessという関数を定義し、スライダーの値が変更された時に呼び出されるように設定しています。

スライダーの値は-255から255の範囲で設定され、change_brightness関数内でその値を取得して画像の明るさの調整処理を行っています。

調整された画像はTkinterのウィンドウに表示されます。

以上が、スライダーの応用例の一部です。

自分のプログラムに合わせてスライダーを利用してみてください。

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