PowerShellで末尾の処理を行うテクニック

# 一時ファイルのパスを変数に格納

$tempFile = "C:\Temp\temporary.txt"

# 一時ファイルが存在する場合に削除

if (Test-Path $tempFile) {
    Remove-Item -Path $tempFile -ErrorAction SilentlyContinue

    # クリーンアップ完了のメッセージを出力

    Write-Output "一時ファイルを削除しました。"
}

一時ファイルを削除しました。

# tryブロックでエラーが発生しても、必ずクリーンアップ処理を実行する例

try {

    # エラーとなる可能性のある処理

    Get-Content "C:\NonExistentFile.txt"
}
finally {

    # エラー発生時でも必ず実行されるクリーンアップ処理

    Write-Output "終了時の後処理を実行します。"
}

終了時の後処理を実行します。

# try/finally構文の利用例

try {

    # メイン処理(例: ファイルの読み込み)

    $data = Get-Content "C:\Data\input.txt"
    Write-Output "ファイルを正常に読み込みました。"
}
finally {

    # 常に実行する後処理(例: 一時変数のクリア)

    $data = $null
    Write-Output "後処理を完了しました。"
}

ファイルを正常に読み込みました。
後処理を完了しました。

# trap文の利用例

trap [System.Exception] {

    # エラー内容を出力

    Write-Output "エラーが発生しました。詳細: $_"

    # 後処理(例: ログの出力やリソースの解放)

    continue
}

# エラーを発生させる例

Write-Output "これよりエラーを発生させます。"
Throw "強制エラー"

これよりエラーを発生させます。
エラーが発生しました。詳細: 強制エラー

# 一時ファイルのパス指定

$tempFile = "C:\Temp\temp.txt"

# 一時ファイルの存在確認と削除処理

if (Test-Path $tempFile) {
    Remove-Item -Path $tempFile -ErrorAction SilentlyContinue
    Write-Output "リソースとして使用した一時ファイルを削除しました。"
} else {
    Write-Output "削除すべき一時ファイルは存在しません。"
}

リソースとして使用した一時ファイルを削除しました。

# ログファイルのパス設定

$logFile = "C:\Logs\script.log"
$logMessage = "スクリプト終了時にログ出力しました。"

# ログメッセージをファイルに追記

Add-Content -Path $logFile -Value $logMessage
Write-Output "ログ出力の設定が完了しました。"

ログ出力の設定が完了しました。

# バックグラウンドジョブの開始例

$job = Start-Job -ScriptBlock {

    # ジョブ内で一時処理を実施

    Start-Sleep -Seconds 3
    "Job 完了"
}

# ジョブの終了を待機し、結果を取得

Wait-Job $job | Out-Null
$result = Receive-Job $job
Write-Output "ジョブの実行結果: $result"

# ジョブオブジェクトのクリーンアップ

Remove-Job $job
Write-Output "ジョブのリソースを解放しました。"

ジョブの実行結果: Job 完了
ジョブのリソースを解放しました。

try {

    # エラーが発生する可能性のある処理

    Throw "予期せぬエラー発生"
}
catch {
    Write-Output "エラーをキャッチしました。状態を復旧します。"

    # 状態の復旧処理(例: 変数の初期化)

    $global:errorState = $null
}

エラーをキャッチしました。状態を復旧します。

# PowerShellエンジンの終了イベントに対する処理を登録

Register-EngineEvent -SourceIdentifier PowerShell.Exiting -Action {

    # 終了時に実施する処理を記述

    Write-Output "PowerShellエンジンが終了するため、後処理を実行します。"
} | Out-Null
Write-Output "エンジンイベントの登録が完了しました。"

エンジンイベントの登録が完了しました。

# 特定の条件に基づいたイベント登録例

Register-EngineEvent -SourceIdentifier PowerShell.Exiting -Action {

    # 環境変数が特定の値の場合のみ実行

    if ($env:CLEANUP -eq "true") {
        Write-Output "環境変数に基づき、クリーンアップ処理を実行します。"
    }
} | Out-Null
Write-Output "条件付きイベント登録を設定しました。"

条件付きイベント登録を設定しました。

# カスタマイズ可能な後処理スクリプトブロック

$cleanupAction = {

    # 各種クリーンアップ処理の実行

    Write-Output "カスタムスクリプトブロックによる後処理を実施します。"

    # 例: ログファイルの閉鎖処理

}

# Register-EngineEventでカスタム後処理を登録

Register-EngineEvent -SourceIdentifier PowerShell.Exiting -Action $cleanupAction | Out-Null
Write-Output "カスタム後処理の登録が完了しました。"

カスタム後処理の登録が完了しました。

# 実行時間を計測する例

$startTime = Get-Date

# メイン処理例

Start-Sleep -Seconds 2
$endTime = Get-Date
$duration = $endTime - $startTime
Write-Output "処理時間: $($duration.TotalSeconds)秒"

処理時間: 2.00秒

try {

    # エラー発生の可能性がある処理

    Get-Content "C:\NonExistentFile.txt"
}
catch {

    # エラー内容をログに出力

    $errorDetails = "エラー発生: $($_.Exception.Message)"
    Add-Content -Path "C:\Logs\error.log" -Value $errorDetails
    Write-Output "エラー内容をログに記録しました。"

    # ここに通知処理を追加(例: SMTP経由のメール送信)

}

エラー内容をログに記録しました。

# 障害発生時にメール通知を送信する例

try {

    # エラーを発生させる処理

    Throw "重大なエラー発生"
}
catch {
    $subject = "スクリプトエラー通知"
    $body = "エラー詳細: $($_.Exception.Message)"

    # SMTPサーバーの指定や認証情報は適宜変更する

    Send-MailMessage -From "admin@example.com" -To "support@example.com" -Subject $subject -Body $body -SmtpServer "smtp.example.com"
    Write-Output "自動通知メールを送信しました。"
}

自動通知メールを送信しました。