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[Python] seleniumで範囲を指定してスクリーンショットを撮影する方法

Seleniumを使用して範囲を指定してスクリーンショットを撮影するには、まずページ全体のスクリーンショットを取得し、その後Pillowライブラリを使って特定の範囲を切り取る方法が一般的です。

具体的には、driver.save_screenshot()で全体のスクリーンショットを保存し、次にPIL.Image.open()で画像を開き、crop()メソッドで範囲を指定して切り取ります。

範囲は左上の座標と幅・高さで指定します。

目次から探す
  1. Seleniumでスクリーンショットを撮影する基本手順
  2. 範囲を指定してスクリーンショットを撮影する方法
  3. 要素を指定してスクリーンショットを撮影する方法
  4. 応用例:特定の範囲を動的に指定する
  5. 応用例:スクリーンショットの自動化
  6. まとめ

Seleniumでスクリーンショットを撮影する基本手順

Seleniumのインストールとセットアップ

SeleniumはPythonでWebブラウザを自動操作するためのライブラリです。

まずは、Seleniumをインストールします。

以下のコマンドを実行してください。

pip install selenium

次に、使用するWebブラウザに対応したWebDriverをダウンロードします。

例えば、Chromeを使用する場合は、ChromeDriverを公式サイトからダウンロードし、適切な場所に配置します。

WebDriverの設定方法

WebDriverを設定するためには、以下のようにコードを記述します。

ここではChromeを例にしています。

from selenium import webdriver
# ChromeDriverのパスを指定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
# 指定したURLを開く
driver.get('https://example.com')

このコードを実行すると、指定したURLがChromeブラウザで開かれます。

ページ全体のスクリーンショットを撮影する方法

ページ全体のスクリーンショットを撮影するには、get_screenshot_as_fileメソッドを使用します。

以下のコードを参考にしてください。

from selenium import webdriver
# WebDriverの設定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
driver.get('https://example.com')
# スクリーンショットを撮影
driver.get_screenshot_as_file('screenshot.png')
# WebDriverを終了
driver.quit()

このコードを実行すると、指定したURLのページ全体のスクリーンショットがscreenshot.pngという名前で保存されます。

スクリーンショットの保存形式と保存先の指定

Seleniumでは、スクリーンショットをPNG形式で保存するのが一般的です。

保存先は、ファイル名を指定することで変更できます。

以下のように、パスを指定することも可能です。

driver.get_screenshot_as_file('/path/to/save/screenshot.png')

このようにすることで、任意のディレクトリにスクリーンショットを保存できます。

ファイル形式はPNGがデフォルトですが、他の形式に変換する場合は、Pillowライブラリを使用する必要があります。

範囲を指定してスクリーンショットを撮影する方法

ページ全体のスクリーンショットを取得する

まず、ページ全体のスクリーンショットを取得する方法を確認します。

以下のコードを使用して、指定したURLのページ全体を撮影します。

from selenium import webdriver
# WebDriverの設定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
driver.get('https://example.com')
# ページ全体のスクリーンショットを撮影
driver.save_screenshot('full_screenshot.png')
# WebDriverを終了
driver.quit()

このコードを実行すると、full_screenshot.pngという名前でページ全体のスクリーンショットが保存されます。

Pillowライブラリのインストールとセットアップ

次に、Pillowライブラリをインストールします。

PillowはPythonで画像処理を行うためのライブラリです。

以下のコマンドを実行してインストールします。

pip install Pillow

インストールが完了したら、Pillowを使用して画像を切り取る準備が整います。

Pillowを使って画像を切り取る方法

Pillowを使用して、取得したスクリーンショットから特定の範囲を切り取る方法を示します。

以下のコードでは、画像を開いて指定した範囲を切り取ります。

from PIL import Image
# スクリーンショットを開く
image = Image.open('full_screenshot.png')
# 切り取りたい範囲を指定 (左, 上, 右, 下)
crop_area = (100, 100, 400, 400)
# 画像を切り取る
cropped_image = image.crop(crop_area)
# 切り取った画像を保存
cropped_image.save('cropped_screenshot.png')

このコードを実行すると、指定した範囲の画像がcropped_screenshot.pngとして保存されます。

座標と範囲の指定方法

画像を切り取る際の座標は、左上の点と右下の点で指定します。

座標はピクセル単位で、以下のように指定します。

  • 左上の座標 (x1, y1)
  • 右下の座標 (x2, y2)

例えば、crop_area = (100, 100, 400, 400)と指定すると、(100, 100)から(400, 400)の範囲が切り取られます。

切り取った画像の保存方法

切り取った画像は、saveメソッドを使用して保存します。

保存する際には、ファイル名と拡張子を指定します。

以下のように記述します。

cropped_image.save('切り取った画像の名前.png')

このようにすることで、任意の名前で切り取った画像を保存できます。

保存形式はPNGが一般的ですが、JPEGやBMPなど他の形式にも対応しています。

要素を指定してスクリーンショットを撮影する方法

Web要素の位置とサイズを取得する方法

特定のWeb要素のスクリーンショットを撮影するためには、まずその要素の位置とサイズを取得する必要があります。

以下のコードでは、要素を特定し、その位置とサイズを取得します。

from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.common.by import By
# WebDriverの設定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
driver.get('https://example.com')
# 特定の要素を取得
element = driver.find_element(By.ID, 'element_id')
# 要素の位置とサイズを取得
location = element.location
size = element.size
print(f'位置: {location}, サイズ: {size}')
# WebDriverを終了
driver.quit()

このコードを実行すると、指定した要素の位置(x, y座標)とサイズ(幅、高さ)が出力されます。

Web要素のスクリーンショットを撮影する方法

要素のスクリーンショットを撮影するには、screenshotメソッドを使用します。

以下のコードでは、特定の要素のスクリーンショットを撮影し、保存します。

from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.common.by import By
# WebDriverの設定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
driver.get('https://example.com')
# 特定の要素を取得
element = driver.find_element(By.ID, 'element_id')
# 要素のスクリーンショットを撮影
element.screenshot('element_screenshot.png')
# WebDriverを終了
driver.quit()

このコードを実行すると、指定した要素のスクリーンショットがelement_screenshot.pngとして保存されます。

Web要素のスクリーンショットを切り取る際の注意点

要素のスクリーンショットを撮影する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 要素が表示されていること: 要素が非表示の場合、スクリーンショットは撮影できません。
  • 要素のサイズ: 要素が小さすぎると、スクリーンショットが不明瞭になることがあります。
  • スクロール: 要素が画面外にある場合、スクロールして表示させる必要があります。

複数の要素を一度にスクリーンショットする方法

複数の要素を一度にスクリーンショットする場合、まずそれぞれの要素の位置とサイズを取得し、全体を含む範囲を計算する必要があります。

以下のコードでは、複数の要素を含む範囲を計算し、その範囲のスクリーンショットを撮影します。

from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.common.by import By
from PIL import Image
# WebDriverの設定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
driver.get('https://example.com')
# 複数の要素を取得
elements = driver.find_elements(By.CLASS_NAME, 'element_class')
# 要素の位置とサイズを取得
x1 = min(element.location['x'] for element in elements)
y1 = min(element.location['y'] for element in elements)
x2 = max(element.location['x'] + element.size['width'] for element in elements)
y2 = max(element.location['y'] + element.size['height'] for element in elements)
# ページ全体のスクリーンショットを撮影
driver.save_screenshot('full_screenshot.png')
# Pillowを使って範囲を切り取る
full_image = Image.open('full_screenshot.png')
cropped_image = full_image.crop((x1, y1, x2, y2))
# 切り取った画像を保存
cropped_image.save('multiple_elements_screenshot.png')
# WebDriverを終了
driver.quit()

このコードを実行すると、指定した複数の要素を含む範囲のスクリーンショットがmultiple_elements_screenshot.pngとして保存されます。

応用例:特定の範囲を動的に指定する

ウィンドウサイズに応じた範囲指定

ウィンドウサイズに応じてスクリーンショットの範囲を動的に指定することができます。

以下のコードでは、ウィンドウのサイズを取得し、そのサイズに基づいて範囲を指定します。

from selenium import webdriver
# WebDriverの設定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
driver.get('https://example.com')
# ウィンドウサイズを取得
window_size = driver.get_window_size()
width = window_size['width']
height = window_size['height']
# スクリーンショットの範囲を指定
crop_area = (0, 0, width, height)
# ページ全体のスクリーンショットを撮影
driver.save_screenshot('full_screenshot.png')
# Pillowを使って範囲を切り取る
from PIL import Image
full_image = Image.open('full_screenshot.png')
cropped_image = full_image.crop(crop_area)
cropped_image.save('dynamic_range_screenshot.png')
# WebDriverを終了
driver.quit()

このコードを実行すると、ウィンドウサイズに基づいた範囲のスクリーンショットがdynamic_range_screenshot.pngとして保存されます。

JavaScriptを使って要素の位置を動的に取得する

JavaScriptを使用して、要素の位置を動的に取得することも可能です。

以下のコードでは、JavaScriptを使って要素の位置を取得し、その位置を基にスクリーンショットを撮影します。

from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.common.by import By
# WebDriverの設定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
driver.get('https://example.com')
# JavaScriptを使って要素の位置を取得
element = driver.find_element(By.ID, 'element_id')
location = driver.execute_script("return arguments[0].getBoundingClientRect();", element)
# 位置を取得
x = location['left']
y = location['top']
width = location['width']
height = location['height']
# スクリーンショットを撮影
driver.save_screenshot('full_screenshot.png')
# Pillowを使って範囲を切り取る
from PIL import Image
full_image = Image.open('full_screenshot.png')
cropped_image = full_image.crop((x, y, x + width, y + height))
cropped_image.save('js_dynamic_range_screenshot.png')
# WebDriverを終了
driver.quit()

このコードを実行すると、JavaScriptを使って取得した要素の位置に基づいたスクリーンショットがjs_dynamic_range_screenshot.pngとして保存されます。

スクロールが必要なページでの範囲指定

スクロールが必要なページで特定の範囲を指定する場合、まずページをスクロールして要素を表示させる必要があります。

以下のコードでは、要素を表示させた後にスクリーンショットを撮影します。

from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.common.by import By
import time
# WebDriverの設定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
driver.get('https://example.com')
# 要素を取得
element = driver.find_element(By.ID, 'element_id')
# 要素までスクロール
driver.execute_script("arguments[0].scrollIntoView();", element)
time.sleep(1)  # スクロール後の待機
# 要素の位置を取得
location = element.location
size = element.size
# スクリーンショットを撮影
driver.save_screenshot('full_screenshot.png')
# Pillowを使って範囲を切り取る
from PIL import Image
full_image = Image.open('full_screenshot.png')
cropped_image = full_image.crop((location['x'], location['y'], location['x'] + size['width'], location['y'] + size['height']))
cropped_image.save('scroll_range_screenshot.png')
# WebDriverを終了
driver.quit()

このコードを実行すると、スクロールして表示された要素の範囲のスクリーンショットがscroll_range_screenshot.pngとして保存されます。

特定の条件に基づいて範囲を変更する方法

特定の条件に基づいて範囲を変更する場合、条件をチェックし、その結果に応じて範囲を指定します。

以下のコードでは、要素の状態に応じて範囲を変更します。

from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.common.by import By
# WebDriverの設定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
driver.get('https://example.com')
# 要素を取得
element = driver.find_element(By.ID, 'element_id')
# 要素の状態をチェック
if element.is_displayed():
    # 要素が表示されている場合の範囲
    location = element.location
    size = element.size
    crop_area = (location['x'], location['y'], location['x'] + size['width'], location['y'] + size['height'])
else:
    # 要素が非表示の場合の範囲
    crop_area = (0, 0, 800, 600)  # デフォルトの範囲
# スクリーンショットを撮影
driver.save_screenshot('full_screenshot.png')
# Pillowを使って範囲を切り取る
from PIL import Image
full_image = Image.open('full_screenshot.png')
cropped_image = full_image.crop(crop_area)
cropped_image.save('conditional_range_screenshot.png')
# WebDriverを終了
driver.quit()

このコードを実行すると、要素の表示状態に基づいて範囲が変更され、その範囲のスクリーンショットがconditional_range_screenshot.pngとして保存されます。

応用例:スクリーンショットの自動化

定期的にスクリーンショットを撮影するスクリプトの作成

定期的にスクリーンショットを撮影するためには、Pythonのtimeモジュールを使用して、指定した間隔でスクリーンショットを撮影するスクリプトを作成します。

以下のコードでは、5秒ごとにスクリーンショットを撮影します。

import time
from selenium import webdriver
# WebDriverの設定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
driver.get('https://example.com')
try:
    for i in range(5):  # 5回スクリーンショットを撮影
        driver.save_screenshot(f'screenshot_{i}.png')
        time.sleep(5)  # 5秒待機
finally:
    driver.quit()

このコードを実行すると、5秒ごとにscreenshot_0.pngからscreenshot_4.pngまでのファイルが保存されます。

特定のイベント発生時にスクリーンショットを撮影する方法

特定のイベントが発生した際にスクリーンショットを撮影するには、条件をチェックし、その条件が満たされた場合にスクリーンショットを撮影します。

以下のコードでは、ボタンがクリックされたときにスクリーンショットを撮影します。

from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.common.by import By
import time
# WebDriverの設定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
driver.get('https://example.com')
# ボタンを取得
button = driver.find_element(By.ID, 'button_id')
# ボタンがクリックされたときにスクリーンショットを撮影
button.click()
time.sleep(1)  # ボタンのクリック後に待機
driver.save_screenshot('event_screenshot.png')
# WebDriverを終了
driver.quit()

このコードを実行すると、ボタンがクリックされた後にscreenshot_event.pngが保存されます。

スクリーンショットをクラウドに自動保存する方法

スクリーンショットをクラウドに自動保存するには、例えばAmazon S3を使用することができます。

以下のコードでは、Boto3ライブラリを使用して、スクリーンショットをS3にアップロードします。

import boto3
from selenium import webdriver
# WebDriverの設定
driver = webdriver.Chrome(executable_path='path/to/chromedriver')
driver.get('https://example.com')
# スクリーンショットを撮影
screenshot_file = 'screenshot.png'
driver.save_screenshot(screenshot_file)
# S3にアップロード
s3 = boto3.client('s3')
s3.upload_file(screenshot_file, 'your-bucket-name', screenshot_file)
# WebDriverを終了
driver.quit()

このコードを実行すると、撮影したスクリーンショットが指定したS3バケットにアップロードされます。

事前にAWSの認証情報を設定しておく必要があります。

スクリーンショットの比較と差分検出

スクリーンショットの比較と差分検出には、Pillowライブラリを使用します。

以下のコードでは、2つのスクリーンショットを比較し、差分を検出します。

from PIL import Image, ImageChops
# 2つの画像を開く
image1 = Image.open('screenshot_0.png')
image2 = Image.open('screenshot_1.png')
# 差分を計算
diff = ImageChops.difference(image1, image2)
# 差分がある場合、差分画像を保存
if diff.getbbox():
    diff.save('difference.png')
# 差分がない場合のメッセージ
else:
    print("差分はありません。")

このコードを実行すると、2つのスクリーンショットの差分がある場合はdifference.pngとして保存されます。

差分がない場合は、その旨のメッセージが表示されます。

まとめ

この記事では、PythonのSeleniumを使用してスクリーンショットを撮影する方法について詳しく解説しました。

特に、範囲を指定してスクリーンショットを撮影する方法や、要素を動的に取得するテクニック、さらにはスクリーンショットの自動化に関する応用例を紹介しました。

これらの知識を活用することで、Webページの自動テストやデータ収集の効率を向上させることができるでしょう。

ぜひ、実際のプロジェクトに取り入れて、より効果的なWeb操作を実現してみてください。

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