Java – 2の倍数や3の倍数を判定する方法を解説
Javaで2の倍数や3の倍数を判定するには、数値をそれぞれ2または3で割った余りを求める「剰余演算子(%)」を使用します。
具体的には、数値\( n \)に対して \( n \% 2 == 0 \)
で2の倍数、 \( n \% 3 == 0 \)
で3の倍数かを判定できます。
これにより、条件分岐(if文など)を用いて特定の処理を実行することが可能です。
Javaで2の倍数を判定する方法
Javaで2の倍数を判定するには、数値を2で割った余りが0であるかどうかを確認します。
具体的には、以下のような条件式を使用します。
\[\text{もし } n \mod 2 = 0 \text{ ならば、 } n \text{ は2の倍数です。}\]
以下に、2の倍数を判定するサンプルコードを示します。
public class App {
public static void main(String[] args) {
int number = 10; // 判定する数値を設定
// 2の倍数かどうかを判定
if (isEven(number)) {
System.out.println(number + " は2の倍数です。");
} else {
System.out.println(number + " は2の倍数ではありません。");
}
}
// 2の倍数を判定するメソッド
public static boolean isEven(int num) {
// 2で割った余りが0かどうかを確認
return num % 2 == 0;
}
}
10 は2の倍数です。
このコードでは、isEven
メソッドを使用して、指定した数値が2の倍数かどうかを判定しています。
main
メソッド内で数値を設定し、その結果をコンソールに出力します。
Javaで3の倍数を判定する方法
Javaで3の倍数を判定するには、数値を3で割った余りが0であるかどうかを確認します。
具体的には、以下のような条件式を使用します。
\[\text{もし } n \mod 3 = 0 \text{ ならば、 } n \text{ は3の倍数です。}\]
以下に、3の倍数を判定するサンプルコードを示します。
public class App {
public static void main(String[] args) {
int number = 9; // 判定する数値を設定
// 3の倍数かどうかを判定
if (isMultipleOfThree(number)) {
System.out.println(number + " は3の倍数です。");
} else {
System.out.println(number + " は3の倍数ではありません。");
}
}
// 3の倍数を判定するメソッド
public static boolean isMultipleOfThree(int num) {
// 3で割った余りが0かどうかを確認
return num % 3 == 0;
}
}
9 は3の倍数です。
このコードでは、isMultipleOfThree
メソッドを使用して、指定した数値が3の倍数かどうかを判定しています。
main
メソッド内で数値を設定し、その結果をコンソールに出力します。
2の倍数と3の倍数を同時に判定する方法
2の倍数と3の倍数を同時に判定するには、数値をそれぞれ2と3で割った余りが0であるかどうかを確認します。
具体的には、以下のような条件式を使用します。
\[\text{もし } n \mod 2 = 0 \text{ かつ } n \mod 3 = 0 \text{ ならば、 } n \text{ は2の倍数かつ3の倍数です。}\]
以下に、2の倍数と3の倍数を同時に判定するサンプルコードを示します。
public class App {
public static void main(String[] args) {
int number = 12; // 判定する数値を設定
// 2の倍数かつ3の倍数かどうかを判定
if (isEven(number) && isMultipleOfThree(number)) {
System.out.println(number + " は2の倍数かつ3の倍数です。");
} else {
System.out.println(number + " は2の倍数かつ3の倍数ではありません。");
}
}
// 2の倍数を判定するメソッド
public static boolean isEven(int num) {
// 2で割った余りが0かどうかを確認
return num % 2 == 0;
}
// 3の倍数を判定するメソッド
public static boolean isMultipleOfThree(int num) {
// 3で割った余りが0かどうかを確認
return num % 3 == 0;
}
}
12 は2の倍数かつ3の倍数です。
このコードでは、isEven
メソッドとisMultipleOfThree
メソッドを使用して、指定した数値が2の倍数かつ3の倍数かどうかを判定しています。
main
メソッド内で数値を設定し、その結果をコンソールに出力します。
2の倍数でも3の倍数でもない場合の処理
2の倍数でも3の倍数でもない場合の処理を行うには、まず数値が2の倍数か3の倍数かを判定し、その結果に応じて適切なメッセージを表示します。
具体的には、以下のような条件式を使用します。
\[\text{もし } n \mod 2 \neq 0 \text{ かつ } n \mod 3 \neq 0 \text{ ならば、 } n \text{ は2の倍数でも3の倍数でもありません。}\]
以下に、2の倍数でも3の倍数でもない場合の処理を含むサンプルコードを示します。
public class App {
public static void main(String[] args) {
int number = 7; // 判定する数値を設定
// 2の倍数か3の倍数かどうかを判定
if (isEven(number)) {
System.out.println(number + " は2の倍数です。");
} else if (isMultipleOfThree(number)) {
System.out.println(number + " は3の倍数です。");
} else {
System.out.println(number + " は2の倍数でも3の倍数でもありません。");
}
}
// 2の倍数を判定するメソッド
public static boolean isEven(int num) {
// 2で割った余りが0かどうかを確認
return num % 2 == 0;
}
// 3の倍数を判定するメソッド
public static boolean isMultipleOfThree(int num) {
// 3で割った余りが0かどうかを確認
return num % 3 == 0;
}
}
7 は2の倍数でも3の倍数でもありません。
このコードでは、isEven
メソッドとisMultipleOfThree
メソッドを使用して、指定した数値が2の倍数か3の倍数かを判定し、それに応じたメッセージをコンソールに出力します。
数値がどちらの倍数でもない場合には、その旨を表示します。
応用:任意の数値で倍数判定を行う方法
任意の数値で倍数判定を行うには、特定の数値(例えば2や3)を引数として受け取り、その数値が指定された倍数であるかどうかを判定するメソッドを作成します。
これにより、柔軟に倍数判定を行うことができます。
以下に、任意の数値で倍数判定を行うサンプルコードを示します。
public class App {
public static void main(String[] args) {
int number = 15; // 判定する数値を設定
int divisor = 5; // 判定する倍数を設定
// 任意の数値で倍数かどうかを判定
if (isMultipleOf(number, divisor)) {
System.out.println(number + " は" + divisor + "の倍数です。");
} else {
System.out.println(number + " は" + divisor + "の倍数ではありません。");
}
}
// 任意の数値で倍数を判定するメソッド
public static boolean isMultipleOf(int num, int divisor) {
// 指定された数値で割った余りが0かどうかを確認
return num % divisor == 0;
}
}
15 は5の倍数です。
このコードでは、isMultipleOf
メソッドを使用して、指定した数値が任意の倍数であるかどうかを判定しています。
main
メソッド内で数値と倍数を設定し、その結果をコンソールに出力します。
この方法を使うことで、任意の数値に対して柔軟に倍数判定を行うことができます。
まとめ
この記事では、Javaを使用して2の倍数や3の倍数を判定する方法について詳しく解説しました。
また、2の倍数と3の倍数を同時に判定する方法や、どちらの倍数でもない場合の処理、さらには任意の数値で倍数判定を行う方法についても触れました。
これらの知識を活用して、実際のプログラミングに役立ててみてください。