List

Java – 文字列を持つListをソートする方法 – 昇順/降順

Javaで文字列を持つリストをソートするには、Collections.sort()メソッドやListのsort()メソッドを使用します。

昇順ではデフォルトの文字列順序が適用され、降順ではComparator.reverseOrder()を指定します。

たとえば、昇順ではlist.sort(Comparator.naturalOrder())、降順ではlist.sort(Comparator.reverseOrder())を使用します。

目次から探す

昇順で文字列をソートする方法
降順で文字列をソートする方法
カスタムComparatorを使ったソート
ソート時の注意点
まとめ

昇順で文字列をソートする方法

Javaでは、Listに格納された文字列を昇順にソートするために、Collections.sort()メソッドを使用します。

このメソッドは、リスト内の要素を自然順序でソートします。

以下に、具体的なサンプルコードを示します。

import java.util.ArrayList;
import java.util.Collections;
import java.util.List;
public class App {
    public static void main(String[] args) {
        // 文字列を格納するリストを作成
        List<String> stringList = new ArrayList<>();
        
        // リストに文字列を追加
        stringList.add("バナナ");
        stringList.add("リンゴ");
        stringList.add("オレンジ");
        stringList.add("ぶどう");
        
        // 昇順でソート
        Collections.sort(stringList);
        
        // ソート結果を表示
        for (String fruit : stringList) {
            System.out.println(fruit);
        }
    }
}

オレンジ
バナナ
ぶどう
リンゴ

このコードでは、ArrayListを使用して文字列を格納し、Collections.sort()メソッドで昇順にソートしています。

ソート後、リストの内容を表示するために、forループを使用しています。

これにより、リスト内の文字列がアルファベット順に並び替えられます。

降順で文字列をソートする方法

JavaでListに格納された文字列を降順にソートするには、Collections.sort()メソッドとCollections.reverseOrder()を組み合わせて使用します。

以下に、具体的なサンプルコードを示します。

import java.util.ArrayList;
import java.util.Collections;
import java.util.List;
public class App {
    public static void main(String[] args) {
        // 文字列を格納するリストを作成
        List<String> stringList = new ArrayList<>();
        
        // リストに文字列を追加
        stringList.add("バナナ");
        stringList.add("リンゴ");
        stringList.add("オレンジ");
        stringList.add("ぶどう");
        
        // 降順でソート
        Collections.sort(stringList, Collections.reverseOrder());
        
        // ソート結果を表示
        for (String fruit : stringList) {
            System.out.println(fruit);
        }
    }
}

リンゴ
ぶどう
バナナ
オレンジ

このコードでは、ArrayListを使用して文字列を格納し、Collections.sort()メソッドにCollections.reverseOrder()を渡すことで、降順にソートしています。

ソート後、リストの内容を表示するために、forループを使用しています。

これにより、リスト内の文字列が逆アルファベット順に並び替えられます。

カスタムComparatorを使ったソート

Javaでは、Comparatorインターフェースを実装することで、独自のソート基準を定義できます。

これにより、特定の条件に基づいてリストをソートすることが可能です。

以下に、カスタムComparatorを使用して文字列をソートするサンプルコードを示します。

import java.util.ArrayList;
import java.util.Collections;
import java.util.Comparator;
import java.util.List;
public class App {
    public static void main(String[] args) {
        // 文字列を格納するリストを作成
        List<String> stringList = new ArrayList<>();
        
        // リストに文字列を追加
        stringList.add("バナナ");
        stringList.add("リンゴ");
        stringList.add("オレンジ");
        stringList.add("ぶどう");
        
        // カスタムComparatorを使用してソート
        Collections.sort(stringList, new Comparator<String>() {
            @Override
            public int compare(String s1, String s2) {
                // 文字列の長さでソート(長いものから短いものへ)
                return Integer.compare(s2.length(), s1.length());
            }
        });
        
        // ソート結果を表示
        for (String fruit : stringList) {
            System.out.println(fruit);
        }
    }
}

オレンジ
バナナ
ぶどう
リンゴ

このコードでは、ArrayListに文字列を格納し、カスタムComparatorを使用して文字列の長さに基づいてソートしています。

compareメソッド内で、長い文字列が先に来るようにInteger.compare(s2.length(), s1.length())を使用しています。

ソート後、リストの内容を表示するために、forループを使用しています。

これにより、リスト内の文字列が長さの降順に並び替えられます。

ソート時の注意点

Javaで文字列をソートする際には、いくつかの注意点があります。

以下に、主なポイントをまとめました。

注意点	説明
大文字と小文字の扱い	デフォルトでは、大文字が小文字よりも先にソートされます。必要に応じて、`String.CASE_INSENSITIVE_ORDER`を使用して大文字小文字を無視したソートが可能です。
null値の扱い	リストに`null`が含まれている場合、`NullPointerException`が発生することがあります。`Comparator`を使用して`null`を適切に扱う必要があります。
ソートの安定性	`Collections.sort()`は安定ソートです。同じ値を持つ要素の順序は保持されます。これにより、複数の基準でソートする際に便利です。
カスタムComparatorの使用	特定の条件でソートしたい場合は、カスタム`Comparator`を実装することが重要です。これにより、柔軟なソートが可能になります。