真偽値

Java – boolean型とstring型を相互に変換する方法

Javaでは、boolean型とString型の相互変換は以下の方法で行えます。

boolean型をString型に変換するには、String.valueOf(boolean)やBoolean.toString(boolean)を使用します。

逆に、String型をboolean型に変換するには、Boolean.parseBoolean(String)を用います。

この際、Stringが"true"(大文字小文字を区別しない)の場合のみtrueが返され、それ以外はfalseになります。

目次から探す
  1. boolean型をString型に変換する方法
  2. String型をboolean型に変換する方法
  3. 実用例：boolean型とString型の相互変換
  4. まとめ

boolean型をString型に変換する方法

Javaでは、boolean型の値をString型に変換するために、String.valueOf()メソッドやBoolean.toString()メソッドを使用することができます。

これにより、boolean値を文字列として扱うことが可能になります。

以下に具体的なサンプルコードを示します。

public class App {
    public static void main(String[] args) {
        boolean isTrue = true; // boolean型の変数を定義
        boolean isFalse = false; // boolean型の変数を定義
        // boolean型をString型に変換
        String trueString = String.valueOf(isTrue); // String.valueOf()メソッドを使用
        String falseString = Boolean.toString(isFalse); // Boolean.toString()メソッドを使用
        // 結果を表示
        System.out.println("boolean値 true のString型: " + trueString);
        System.out.println("boolean値 false のString型: " + falseString);
    }
}
boolean値 true のString型: true
boolean値 false のString型: false

このコードでは、isTrueとisFalseというboolean型の変数を定義し、それぞれをString型に変換しています。

String.valueOf()メソッドとBoolean.toString()メソッドのどちらも、boolean値を文字列に変換するために使用できます。

出力結果として、trueとfalseが表示されます。

String型をboolean型に変換する方法

Javaでは、String型の値をboolean型に変換するために、Boolean.parseBoolean()メソッドを使用します。

このメソッドは、引数として渡された文字列が”true”(大文字・小文字を区別しない)であればtrueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。

以下に具体的なサンプルコードを示します。

public class App {
    public static void main(String[] args) {
        String trueString = "true"; // String型の変数を定義
        String falseString = "false"; // String型の変数を定義
        String invalidString = "yes"; // 無効なString型の変数を定義
        // String型をboolean型に変換
        boolean isTrue = Boolean.parseBoolean(trueString); // "true"をbooleanに変換
        boolean isFalse = Boolean.parseBoolean(falseString); // "false"をbooleanに変換
        boolean isInvalid = Boolean.parseBoolean(invalidString); // 無効な値をbooleanに変換
        // 結果を表示
        System.out.println("String型 'true' のboolean型: " + isTrue);
        System.out.println("String型 'false' のboolean型: " + isFalse);
        System.out.println("String型 'yes' のboolean型: " + isInvalid);
    }
}
String型 'true' のboolean型: true
String型 'false' のboolean型: false
String型 'yes' のboolean型: false

このコードでは、trueString、falseString、およびinvalidStringというString型の変数を定義し、それぞれをboolean型に変換しています。

Boolean.parseBoolean()メソッドを使用することで、”true”という文字列はtrueに、”false”という文字列はfalseに変換されます。

また、無効な文字列(この場合は”yes”)はfalseとして扱われます。

出力結果として、各変換結果が表示されます。

実用例：boolean型とString型の相互変換

boolean型とString型の相互変換は、特にユーザー入力やデータベースとのやり取りにおいて非常に重要です。

以下に、実際のアプリケーションでの使用例を示します。

この例では、ユーザーからの入力を受け取り、その入力をboolean型に変換し、さらにその結果をString型に変換して表示します。

import java.util.Scanner; // Scannerクラスをインポート
public class App {
    public static void main(String[] args) {
        Scanner scanner = new Scanner(System.in); // Scannerオブジェクトを作成
        // ユーザーにboolean値の入力を促す
        System.out.print("trueまたはfalseを入力してください: ");
        String userInput = scanner.nextLine(); // ユーザーの入力を取得
        // String型をboolean型に変換
        boolean userBoolean = Boolean.parseBoolean(userInput); // 入力をbooleanに変換
        // boolean型をString型に変換
        String booleanAsString = String.valueOf(userBoolean); // booleanをStringに変換
        // 結果を表示
        System.out.println("入力されたString型: " + userInput);
        System.out.println("変換されたboolean型: " + userBoolean);
        System.out.println("再変換されたString型: " + booleanAsString);
        scanner.close(); // Scannerを閉じる
    }
}
trueまたはfalseを入力してください: true
入力されたString型: true
変換されたboolean型: true
再変換されたString型: true

このコードでは、Scannerクラスを使用してユーザーからの入力を受け取ります。

ユーザーが入力した文字列をBoolean.parseBoolean()メソッドでboolean型に変換し、その後String.valueOf()メソッドで再びString型に変換しています。

出力結果として、ユーザーが入力した文字列、変換されたboolean型の値、再変換されたString型の値が表示されます。

このように、boolean型とString型の相互変換は、ユーザーインターフェースやデータ処理において非常に役立ちます。

まとめ

この記事では、Javaにおけるboolean型とString型の相互変換について詳しく解説しました。

具体的には、boolean型をString型に変換する方法や、String型をboolean型に変換する方法、さらには実用的な例を通じてその使い方を紹介しました。

これらの知識を活用して、ユーザー入力やデータ処理の際に、boolean型とString型の変換をスムーズに行えるようにしてみてください。

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