RadioButton

[C#] radiobuttonでチェックされた項目を取得する方法

2025-01-18更新日: 2025-01-18

C#でRadioButtonのチェックされた項目を取得するには、通常はRadioButtonが含まれるグループを管理する方法が必要です。

Windows Formsアプリケーションでは、RadioButtonは通常、PanelやGroupBoxに配置されます。

各RadioButtonのCheckedプロパティを確認して、どのRadioButtonが選択されているかを判定します。

例えば、複数のRadioButtonがGroupBoxに含まれている場合、foreachループを使用して各RadioButtonのCheckedプロパティを確認し、trueであればそのRadioButtonが選択されていることがわかります。

選択されたRadioButtonのTextプロパティやNameプロパティを使用して、選択された項目の情報を取得できます。

目次から探す
  1. チェックされたRadioButtonの取得方法
  2. 実装例
  3. 応用例
  4. まとめ

チェックされたRadioButtonの取得方法

Checkedプロパティの利用

C#のWindowsフォームアプリケーションでは、RadioButtonの選択状態を取得するために、Checkedプロパティを利用することができます。

このプロパティは、RadioButtonが選択されている場合にtrueを返し、そうでない場合はfalseを返します。

以下は、RadioButtonのCheckedプロパティを使用して、選択された項目を取得するサンプルコードです。

partial class MyForm : Form
{
    public MyForm()
    {
        InitializeComponent();
    }
    private void GetSelectedRadioButton()
    {
        // RadioButtonの選択状態を確認
        if (radioButton1.Checked)
        {
            MessageBox.Show("ラジオボタン1が選択されています。");
        }
        else if (radioButton2.Checked)
        {
            MessageBox.Show("ラジオボタン2が選択されています。");
        }
        else if (radioButton3.Checked)
        {
            MessageBox.Show("ラジオボタン3が選択されています。");
        }
    }
}

このコードでは、GetSelectedRadioButtonメソッド内で各RadioButtonのCheckedプロパティを確認し、選択されているRadioButtonに応じてメッセージボックスを表示します。

foreachループを使ったチェック

複数のRadioButtonがある場合、foreachループを使用して選択された項目を取得することができます。

これにより、コードが簡潔になり、メンテナンスが容易になります。

以下は、foreachループを使用して選択されたRadioButtonを取得するサンプルコードです。

partial class MyForm : Form
{
    public MyForm()
    {
        InitializeComponent();
    }
    private void GetSelectedRadioButton()
    {
        // RadioButtonの配列を作成
        RadioButton[] radioButtons = { radioButton1, radioButton2, radioButton3 };
        // foreachループで選択されたRadioButtonを確認
        foreach (RadioButton rb in radioButtons)
        {
            if (rb.Checked)
            {
                MessageBox.Show(rb.Text + "が選択されています。");
                break; // 選択されたらループを終了
            }
        }
    }
}

このコードでは、RadioButtonの配列を作成し、foreachループを使って各RadioButtonのCheckedプロパティを確認しています。

選択されたRadioButtonのテキストをメッセージボックスで表示します。

LINQを使った簡潔な取得方法

LINQを使用すると、選択されたRadioButtonをより簡潔に取得することができます。

LINQのFirstOrDefaultメソッドを使うことで、選択されたRadioButtonを一行で取得できます。

以下は、LINQを使用して選択されたRadioButtonを取得するサンプルコードです。

partial class MyForm : Form
{
    public MyForm()
    {
        InitializeComponent();
    }
    private void GetSelectedRadioButton()
    {
        // LINQを使用して選択されたRadioButtonを取得
        var selectedRadioButton = new[] { radioButton1, radioButton2, radioButton3 }
            .FirstOrDefault(rb => rb.Checked);
        if (selectedRadioButton != null)
        {
            MessageBox.Show(selectedRadioButton.Text + "が選択されています。");
        }
    }
}

このコードでは、LINQを使用して配列内の最初の選択されたRadioButtonを取得し、そのテキストをメッセージボックスで表示します。

これにより、コードがよりシンプルで読みやすくなります。

実装例

基本的な実装例

基本的な実装では、1つのグループのRadioButtonから選択された項目を取得する方法を示します。

以下のサンプルコードでは、3つのRadioButtonを用意し、ボタンをクリックすることで選択された項目を表示します。

partial class MyForm : Form
{
    public MyForm()
    {
        InitializeComponent();
    }
    private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
    {
        // 選択されたRadioButtonを取得
        if (radioButton1.Checked)
        {
            MessageBox.Show("ラジオボタン1が選択されています。");
        }
        else if (radioButton2.Checked)
        {
            MessageBox.Show("ラジオボタン2が選択されています。");
        }
        else if (radioButton3.Checked)
        {
            MessageBox.Show("ラジオボタン3が選択されています。");
        }
    }
}

このコードでは、ボタンがクリックされたときに、選択されたRadioButtonの状態を確認し、メッセージボックスで結果を表示します。

複数のRadioButtonグループを扱う例

複数のRadioButtonグループを扱う場合、各グループの選択状態を個別に管理する必要があります。

以下のサンプルコードでは、2つのグループのRadioButtonを用意し、それぞれの選択状態を取得します。

partial class MyForm : Form
{
    public MyForm()
    {
        InitializeComponent();
    }
    private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
    {
        // グループ1の選択状態を確認
        string group1Selection = radioButton1.Checked ? "グループ1: ラジオボタン1" :
                             radioButton2.Checked ? "グループ1: ラジオボタン2" : "グループ1: なし";
        // グループ2の選択状態を確認
        string group2Selection = radioButton4.Checked ? "グループ2: ラジオボタン4" :
                             radioButton5.Checked ? "グループ2: ラジオボタン5" : "グループ2: なし";
        MessageBox.Show(group1Selection + "\n" + group2Selection);
    }
}

このコードでは、2つのグループのRadioButtonの選択状態を確認し、選択された項目をメッセージボックスで表示します。

イベントハンドラを使った動的な取得

イベントハンドラを使用することで、RadioButtonの選択が変更されたときに自動的に処理を行うことができます。

以下のサンプルコードでは、RadioButtonのCheckedChangedイベントを利用して、選択された項目をリアルタイムで表示します。

partial class MyForm : Form
{
    public MyForm()
    {
        InitializeComponent();
        
        // CheckedChangedイベントにハンドラを追加
        radioButton1.CheckedChanged += RadioButton_CheckedChanged;
        radioButton2.CheckedChanged += RadioButton_CheckedChanged;
        radioButton3.CheckedChanged += RadioButton_CheckedChanged;
    }
    private void RadioButton_CheckedChanged(object sender, EventArgs e)
    {
        // 選択されたRadioButtonを取得
        RadioButton selectedRadioButton = sender as RadioButton;
        if (selectedRadioButton != null && selectedRadioButton.Checked)
        {
            MessageBox.Show(selectedRadioButton.Text + "が選択されました。");
        }
    }
}

このコードでは、各RadioButtonのCheckedChangedイベントにハンドラを追加し、選択されたRadioButtonのテキストをメッセージボックスで表示します。

これにより、ユーザーが選択を変更するたびに、選択された項目がリアルタイムで表示されます。

応用例

RadioButtonの選択に応じたUIの変更

RadioButtonの選択に応じて、UIの他の要素を動的に変更することができます。

例えば、特定のRadioButtonが選択されたときに、テキストボックスの内容を変更することができます。

以下のサンプルコードでは、選択されたRadioButtonに応じてラベルのテキストを変更します。

partial class MyForm : Form
{
    public MyForm()
    {
        InitializeComponent();
        
        // CheckedChangedイベントにハンドラを追加
        radioButton1.CheckedChanged += RadioButton_CheckedChanged;
        radioButton2.CheckedChanged += RadioButton_CheckedChanged;
    }
    private void RadioButton_CheckedChanged(object sender, EventArgs e)
    {
        // 選択されたRadioButtonを取得
        RadioButton selectedRadioButton = sender as RadioButton;
        if (selectedRadioButton != null && selectedRadioButton.Checked)
        {
            // ラベルのテキストを変更
            label1.Text = selectedRadioButton.Text + "が選択されました。";
        }
    }
}

このコードでは、RadioButtonの選択が変更されるたびに、ラベルのテキストが更新されます。

これにより、ユーザーは現在の選択状態を視覚的に確認できます。

データバインディングを使った選択状態の管理

データバインディングを使用することで、RadioButtonの選択状態を簡単に管理することができます。

以下のサンプルコードでは、データバインディングを利用して、選択された項目をプロパティにバインドします。

using System.ComponentModel;
using System.Windows.Forms;
using System;
using System.Drawing;

partial class MyForm : Form
{
	private ViewModel viewModel;
	private RadioButton radioButton1;
	private RadioButton radioButton2;
	public MyForm()
	{
		InitializeComponent();
		viewModel = new ViewModel();
		this.DataBindings.Add("Text", viewModel, "SelectedOption", true, DataSourceUpdateMode.OnPropertyChanged);

		radioButton1 = new RadioButton();
		radioButton1.Text = "Option1";
		radioButton1.Location = new Point(12, 50);
		radioButton1.AutoSize = true;
		this.Controls.Add(radioButton1);

		radioButton2 = new RadioButton();
		radioButton2.Text = "Option2";
		radioButton2.Location = new Point(12, 80);
		radioButton2.AutoSize = true;
		this.Controls.Add(radioButton2);

		// CheckedChangedイベントにハンドラを追加
		radioButton1.CheckedChanged += RadioButton_CheckedChanged;
		radioButton2.CheckedChanged += RadioButton_CheckedChanged;
	}
	private void RadioButton_CheckedChanged(object sender, EventArgs e)
	{
		// 選択されたRadioButtonを取得
		RadioButton selectedRadioButton = sender as RadioButton;
		if (selectedRadioButton != null && selectedRadioButton.Checked)
		{
			// ViewModelのプロパティを更新
			viewModel.SelectedOption = selectedRadioButton.Text;
		}
	}
}

public class ViewModel : INotifyPropertyChanged
{
	private string selectedOption;
	public string SelectedOption
	{
		get { return selectedOption; }
		set
		{
			selectedOption = value;
			OnPropertyChanged(nameof(SelectedOption));
		}
	}
	public event PropertyChangedEventHandler PropertyChanged;
	protected void OnPropertyChanged(string propertyName)
	{
		PropertyChanged?.Invoke(this, new PropertyChangedEventArgs(propertyName));
	}
}

このコードでは、ViewModelクラスを作成し、SelectedOptionプロパティをフォームのタイトルにバインドしています。

RadioButtonの選択が変更されると、ViewModelのプロパティが更新され、UIに反映されます。

選択されたRadioButtonに基づくデータ処理

選択されたRadioButtonに基づいて、特定のデータ処理を行うことも可能です。

以下のサンプルコードでは、選択されたRadioButtonに応じて異なる計算を行い、その結果を表示します。

partial class MyForm : Form
{
    public MyForm()
    {
        InitializeComponent();
    }
    private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
    {
        double result = 0;
        // 選択されたRadioButtonに基づく計算
        if (radioButton1.Checked)
        {
            result = 10 + 5; // 加算
        }
        else if (radioButton2.Checked)
        {
            result = 10 - 5; // 減算
        }
        else if (radioButton3.Checked)
        {
            result = 10 * 5; // 乗算
        }
        MessageBox.Show("計算結果: " + result);
    }
}

このコードでは、ボタンがクリックされたときに、選択されたRadioButtonに基づいて異なる計算を行い、その結果をメッセージボックスで表示します。

これにより、ユーザーの選択に応じた動的なデータ処理が可能になります。

まとめ

この記事では、C#のWindowsフォームにおけるRadioButtonの選択状態の取得方法や、実装例、応用例について詳しく解説しました。

基本的な使い方から、複数のグループを扱う方法、さらには選択に応じたUIの変更やデータ処理の実装まで、幅広くカバーしています。

これを機に、RadioButtonを活用したインタラクティブなアプリケーションを作成してみてはいかがでしょうか。

2025-01-18更新日: 2025-01-18
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