CS801~2000

C# コンパイラ エラー CS1679 の原因と対策について解説

CS1679は、C#で/referenceオプションを利用する際に発生するコンパイラエラーです。

=の前に記述されたエイリアス名が、C#の識別子やキーワードのルールに従っていない場合に表示されます。

エラーメッセージに沿って、正しい形式の識別子へ修正することで解決できるため、コードのエイリアス指定を見直してください。

エラー発生の背景

/referenceオプションの仕組み

C#のコンパイル時に外部アセンブリを参照する際、コンパイラへ指定するオプションとして/referenceが用いられます。

このオプションは、対象アセンブリをコンパイル時に読み込むために利用されるほか、必要に応じてエイリアス付与も可能です。

エイリアスを指定する場合、/reference:エイリアス名=アセンブリ名という形式で記述します。

たとえば、複数のバージョンのアセンブリを同時に参照する場合、エイリアスを活用することでコード内で明確に区別することができます。

また、この指定方法により、C#コンパイラはエイリアス名が有効かどうか、識別子として正しいかどうかを判断し、問題がある場合はエラーを報告します。

エラーメッセージの構造

エラーメッセージは、問題の原因となっている部分を明確に示しており、CS1679エラーの場合、メッセージ内に「/reference の extern エイリアスが正しくありません。」との記述が含まれています。

さらに、具体的に「identifier は正しい識別子ではありません」と指摘され、エイリアス名に問題があることが明確に伝えられます。

これにより、ユーザはすぐにエラー箇所を特定し、対策を講じることができます。

CS1679エラーの原因

不正なエイリアス指定

識別子の命名規則の要件

C#の識別子は、英数字とアンダースコアを用いて記述し、先頭の文字は数字以外でなければなりません。

識別子に使用可能な文字やキーワードのルールがC#言語仕様で定められています。

さらに、エイリアス名として指定する場合は、言語の予約語や特殊な記号を含んではならず、正確な識別子として認識される必要があります。

たとえば、123Aliasや特定の記号を含むものは正しい識別子とは認められません。

誤った指定例

誤ったエイリアス指定として、以下の例が挙げられます。

// CS1679ErrorExample.cs
// コンパイル例: /reference:123$BadIdentifier%=System.dll
class SampleClass {
    static void Main() {
        // プログラム本体
    }
}

この例では、123$BadIdentifier%が識別子の命名規則に反しているため、エラーCS1679が発生します。

文字列内に不適切な記号や数字で始まる識別子が問題となります。

C#言語仕様に反する指定

キーワードとの衝突

C#では言語仕様上で特別な意味を持つキーワードが存在し、これらは識別子として使用できない場合が多いです。

たとえば、classnamespaceなどのキーワードと同名のエイリアスを指定しようとすると、コンパイラは正しい識別子として認識できず、エラーが発生します。

キーワードとの衝突を回避するためには、エイリアス名にキーワードを使用しないよう注意する必要があります。

許容される識別子の例

正しいエイリアス指定では、アルファベットとアンダースコアのみを使用し、数字で始めない名称が推奨されます。

以下の指定は許容される例です。

SystemLib

My_Assembly

これらはC#の識別子として有効であり、エラーなしに正しく動作します。

エラー解決の対策

正しいエイリアス指定方法

C#言語仕様に沿った識別子の定義

エイリアス指定においては、C#言語仕様の規約に沿った識別子を用いる必要があります。

識別子はアルファベット、数字、アンダースコアのみで構成し、数字で始めないものにすることが求められます。

また、言語の予約語と重複しないように注意してください。

エイリアスを正しく設定することで、外部アセンブリの参照が意図した通りに動作し、複数バージョンの競合などの問題を回避できます。

実際の修正例

以下のコード例は、正しいエイリアス指定を行ったサンプルです。

// CorrectAliasExample.cs
// コンパイル例: /reference:ValidAlias=System.dll
using System;
class CorrectAliasExample {
    static void Main() {
        // 正しいエイリアス指定により、外部アセンブリが正しく参照される
        Console.WriteLine("正しいエイリアス指定の例です。");
    }
}
正しいエイリアス指定の例です。

この例では、ValidAliasという有効な識別子を用いてエイリアスを指定しています。

コマンドラインオプションの設定確認

Visual Studioでの設定手順

Visual Studioを利用している場合、プロジェクトプロパティから「参照」設定を選択し、各アセンブリに対してエイリアスを指定することが可能です。

具体的には、対象アセンブリを選択し、プロパティウィンドウ内の「エイリアス」項目に有効な識別子を入力することで設定を変更できます。

これにより、誤ったエイリアス指定によるエラーを未然に防ぐことができます。

コマンドラインでの編集手順

コマンドラインでコンパイルする場合は、/referenceオプションを正しい形式で記述することが重要です。

たとえば、正しい指定例は以下のようになります。

/reference:ValidAlias=System.dll

このように、エイリアス名とアセンブリ名の間に「=」を入れて記述します。

コマンドラインでの設定を行う際も、エイリアスがC#言語仕様に適合しているか確認することが重要です。

実例によるエラー修正の検証

誤ったコード例の解析

以下は、誤ったエイリアス指定によりCS1679エラーが発生する例です。

// ErrorExample.cs
// コンパイル例: /reference:123$BadIdentifier%=System.dll
class ErrorExample {
    static void Main() {
        // エラーを引き起こす不正なエイリアス指定
    }
}

このコードでは、エイリアス名として123$BadIdentifier%が指定されており、識別子のルールに反しているため、コンパイラがエラーを報告します。

構文上の問題が原因となっていることが明確です。

修正後のコード例の検証

正しいエイリアス指定による修正例を以下に示します。

// FixedExample.cs
// コンパイル例: /reference:ValidAlias=System.dll
using System;
class FixedExample {
    static void Main() {
        // 正しいエイリアス指定を行ったことでコンパイルが成功する
        Console.WriteLine("エラー修正後のサンプルコードです。");
    }
}
エラー修正後のサンプルコードです。

この修正例では、エイリアス名としてValidAliasが使用され、識別子の規則に従っているため、コンパイルエラーが発生せず、正常に動作します。

まとめ

この記事を読むと、CS1679エラーの原因である不正なエイリアス指定や、C#言語仕様に沿った識別子の命名規則の要件が理解できます。

また、正しいエイリアス指定方法とコマンドライン・Visual Studioでの設定手順を確認でき、誤った指定例と修正例を通じて具体的な対策が明確になる内容です。

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