CS801~2000

C# コンパイラ エラー CS1617 の原因と対策について解説

CS1617は、C#コンパイラが無効なLangVersionオプションを検出した際に表示されるエラーです。

プロジェクト設定やコマンドラインで認識されない値が指定された場合に発生します。

正しい言語オプションに変更することで、エラーを解消できます。

エラー CS1617 発生原因

無効な LangVersion オプションの指定

エラー CS1617 は、無効な LangVersion オプションが指定された場合に発生するエラーです。

コンパイル時に利用可能な言語バージョンと設定が一致しないと、エラーとして検出されます。

指定された値が現在利用している .NET SDK でサポートされている範囲内でなければ、このエラーが返されます。

バージョン指定ミスの原因

C# の言語バージョンを指定する際に、バージョン番号や識別子の間違いがあるとエラー CS1617 が発生します。

設定ミスが原因で、利用可能なオプション以外の値が与えられると、コンパイラはエラーと判断します。

プロジェクト設定での記述ミス

プロジェクトファイル (.csproj) 内で <LangVersion> タグの値が誤って記述されると、無効なオプションとして扱われます。

たとえば、「ISO」や「CSharpLatest」など、正しくない値を指定するとエラーとなります。

設定は正確に、サポートされているオプションを用いる必要があります。

コマンドライン指定の誤り

コマンドラインで csc コンパイラに -langversion オプションを指定する際、利用可能な値以外の値を指定するとエラーが発生します。

たとえば、次のような記述は誤りです。

csc -langversion:ISO sample.cs

正しいオプションを指定しないと、コンパイラは利用可能な値を提示するエラーメッセージを返します。

有効な LangVersion オプション確認方法

.NET SDK と C# 言語バージョンの対応関係

利用中の .NET SDK のバージョンにより、サポートされる C# のバージョンが異なります。

SDK のバージョンアップに伴い、新しい言語機能が使用可能になる場合もあるため、現在の環境で選択可能なオプションを確認することが重要です。

選択可能なオプション一覧

以下のようなオプションが利用可能です。

  • preview : 最新のプレビュー機能を含む言語仕様が有効になる
  • latest : 最新リリース版の機能が有効になる
  • latestMajor または default : 最新リリースのメジャーバージョンの機能が有効になる
  • 数値(例: 13.012.011.0、…): 指定されたバージョン以下の機能のみが有効になる

利用可能なオプションは、.NET SDK のドキュメントや Microsoft の公式サイトで確認できます。

プロジェクトファイル (.csproj) の設定方法

プロジェクトファイル内で <LangVersion> タグを設定することで、使用する C# の言語バージョンを制御できます。

この設定が正しく記述されていれば、エラー CS1617 を回避できます。

記述例と設定ポイント

次の例は、最新の言語機能を利用する設定例です。

<Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk">
  <PropertyGroup>
    <!-- 最新リリース版の言語機能を有効にする -->
    <LangVersion>latest</LangVersion>
  </PropertyGroup>
</Project>

この例では、latest を指定することで利用可能な最新の C# 言語機能をコンパイル時に使用します。

設定の際は、利用中の .NET SDK がサポートするオプションかどうかを確認してください。

誤った指定と正しい指定の比較

以下に誤った設定例と正しい設定例を示します。

  • 誤った指定例:
    • <LangVersion>ISO</LangVersion>

正しい書式ではなく、サポートされている識別子ではないためエラーが発生します。

  • 正しい指定例:
    • <LangVersion>latest</LangVersion> または <LangVersion>11.0</LangVersion>

利用可能なオプションから選択されています。

エラー解消の対策

コマンドラインでの修正手順

コンパイル時に発生するエラー CS1617 を解消するため、まずはコマンドラインで指定している -langversion の値を確認し、正しい値へ変更します。

エラーメッセージには、無効な値とサポートされるオプションが記載されているため、その内容を参考に修正を行います。

無効な値の確認方法

コンパイル時に出力されるエラーメッセージには、指定した無効な LangVersion の値と、選択可能なオプションが明記されます。

エラーメッセージを注意深く読み、現在の環境で利用可能な値と照らし合わせて、誤りを特定してください。

正しい値への変更方法

正しい値が確認できたら、次のようにコマンドラインで指定するか、プロジェクトファイルを編集して修正します。

csc -langversion:latest sample.cs

以下のサンプルコードは、正しい LangVersion の指定でコンパイルを行い、簡単なメッセージを出力する例です。

using System;
class Program {
    static void Main(string[] args) {
        // 正しい LangVersion の指定でコンパイルされることを前提としたサンプルコードです。
        Console.WriteLine("Hello, C# LangVersion!");
    }
}
Hello, C# LangVersion!

IDE での修正方法

IDE を利用している場合、プロジェクトのプロパティや設定画面から簡単に LangVersion を指定できます。

エディタごとに設定の変更方法は異なりますが、プロパティウィンドウや設定ファイルの編集で対応可能です。

Visual Studio での設定変更手順

Visual Studio では、プロジェクトのプロパティ画面から「ビルド」や「詳細設定」を選択して LangVersion を設定することができます。

設定変更後は、プロジェクトの再ビルドを行い、エラーが解消されているか確認してください。

他エディタでの注意点

Visual Studio Code や他のエディタを利用している場合は、プロジェクトファイル (.csproj) を直接編集して LangVersion を変更してください。

エディタの補完機能を活用することで、正しい値を選択しやすくなります。

バージョンアップと互換性の注意点

SDK 更新時の確認ポイント

SDK のアップデート時には、利用する C# のバージョンがどのオプションに該当するか確認する必要があります。

新しい SDK は、従来より多くの言語機能に対応する場合があり、古い設定が原因で互換性の問題が発生する可能性があります。

対応する C# バージョンの確認方法

公式のリリースノートや Microsoft のドキュメントで、使用している SDK がサポートする C# のバージョンを確認します。

(例えば、SDK バージョンと対応する言語バージョンの関係は、SDK VersionC# Version という形で提示されることがあります。

)

新しい言語機能利用時の注意事項

新しい言語機能を利用する場合、既存のコードとの互換性に注意を払う必要があります。

最新の機能を使うとコードの可読性は向上するものの、環境によっては予期せぬ動作が発生することも考えられるため、各機能の仕様を十分に把握してから導入してください。

まとめ

この記事では、C# コンパイラエラー CS1617 の原因と対策について解説しています。

無効な LangVersion オプションの指定がエラー発生の主な原因であり、プロジェクトファイルやコマンドラインでの記述ミスが要因となります。

また、.NET SDK と C# 言語バージョンの対応関係を理解し、正しい設定方法や修正手順が確認できます。

IDE を利用した変更手順や、SDK 更新時の注意事項にも触れ、エラー解消に必要な情報が得られます。

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