C言語のEXIT_SUCCESSについてわかりやすく解説

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EXIT_SUCCESSとは何か

定義と意味

EXIT_SUCCESSは、C言語の標準ライブラリで定義されているマクロです。

このマクロは、プログラムが正常に終了したことを示すために使用されます。

具体的には、main関数が0を返すことと同じ意味を持ちます。

C言語では、main関数が終了する際には必ず値を返す必要があります。

この値は、プログラムの終了ステータスとして扱われます。

EXIT_SUCCESSは、この終了ステータスのうち、正常終了を表す値です。

EXIT_SUCCESSの使い方

EXIT_SUCCESSは、プログラムの終了ステータスとして使用されるため、main関数の戻り値として指定します。

以下に、EXIT_SUCCESSを使用したサンプルコードを示します。


#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
int main() {
    // プログラムの処理
    // 正常終了を示すEXIT_SUCCESSを返す
    return EXIT_SUCCESS;
}

上記のコードでは、main関数が正常に終了した場合には、EXIT_SUCCESSを返しています。

この値は、プログラムの実行環境によって異なる値になる場合がありますが、一般的には0が使用されます。

なお、EXIT_SUCCESSは標準ライブラリで定義されているため、追加のヘッダーファイルをインクルードする必要はありません。

以上が、EXIT_SUCCESSについての説明です。

EXIT_SUCCESSは、プログラムの正常終了を示すために使用されるマクロであり、main関数の戻り値として指定します。

EXIT_SUCCESSとEXIT_FAILUREの違い

EXIT_SUCCESSとEXIT_FAILUREは、C言語のプログラムで終了ステータスを表すために使用される定数です。

これらの定数は、プログラムが正常に終了したか、エラーが発生したかを示すために使用されます。

EXIT_SUCCESSは、プログラムが正常に終了したことを示す定数です。

通常、プログラムがエラーなく実行され、期待された結果が得られた場合にこの値が返されます。

一方、EXIT_FAILUREは、プログラムがエラーで終了したことを示す定数です。

プログラムが予期しないエラーに遭遇し、正常に処理を続行できなかった場合にこの値が返されます。

この定数は、プログラムが失敗したことを示すために使用されます。

これらの定数は、主にプログラムの終了ステータスを示すために、main関数の戻り値として使用されます。

通常、main関数はint型を返すため、EXIT_SUCCESSまたはEXIT_FAILUREを返すことでプログラムの終了ステータスを示します。

以下に、EXIT_SUCCESSとEXIT_FAILUREの使用例を示します。


#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
int main() {
    int result = someFunction(); // 何らかの関数を実行し、結果を取得する
    if (result == 0) {
        printf("プログラムは正常に終了しました。\n");
        return EXIT_SUCCESS;
    } else {
        printf("エラーが発生しました。\n");
        return EXIT_FAILURE;
    }
}

上記の例では、someFunctionという関数を実行し、その結果をresult変数に格納しています。

もし関数が正常に実行された場合、EXIT_SUCCESSを返してプログラムを終了します。

一方、関数がエラーを返した場合、EXIT_FAILUREを返してプログラムを終了します。

このように、EXIT_SUCCESSとEXIT_FAILUREは、プログラムの終了ステータスを明示的に示すために使用されます。

これにより、プログラムの実行結果を他のプログラムやシェルスクリプトなどから判断することができます。

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