この記事では、C言語でコマンドライン引数を使う方法や利用例、バリデーションの方法、注意点などについて解説します。
コマンドライン引数を活用することで、プログラムの柔軟性を高めることができます。
初心者の方でもわかりやすく説明していますので、ぜひ参考にしてください。
コマンドライン引数とは
コマンドライン引数とは、プログラムを実行する際にコマンドラインから渡される値のことです。
プログラムが実行されるときに、コマンドライン引数はプログラムに渡され、プログラム内で利用することができます。
コマンドライン引数の概要
コマンドライン引数は、プログラムを実行する際にプログラム名の後ろにスペースを開けて指定します。
複数の引数を指定する場合は、引数同士をスペースで区切ります。
例えば、以下のようにプログラムを実行すると、引数としてHello
とWorld
が渡されます。
$ ./program Hello World
プログラム内では、main
関数の引数としてargc
とargv
が利用されます。
argc
は引数の数を表し、argv
は引数の値を格納した文字列の配列です。
コマンドライン引数の利点
コマンドライン引数を利用することで、プログラムの動作を柔軟に変更することができます。
ユーザーはプログラムを実行する際に、必要な情報や設定を引数として指定することができます。
例えば、ファイルを読み込むプログラムでは、コマンドライン引数として読み込むファイル名を指定することができます。
これにより、プログラムを実行するたびに異なるファイルを読み込むことができます。
以下は、コマンドライン引数から渡された値を表示するプログラムの例です。
#include <stdio.h>
int main(int argc, char *argv[]) {
// 引数の数を表示
printf("引数の数: %d\n", argc);
// 引数の値を表示
for (int i = 0; i < argc; i++) {
printf("引数%d: %s\n", i, argv[i]);
}
return 0;
}
上記のプログラムをコンパイルし、以下のように実行すると、引数の数と値が表示されます。
$ ./program Hello World
引数の数: 3
引数0: ./program
引数1: Hello
引数2: World
コマンドライン引数を活用することで、プログラムの柔軟性を高めることができます。
是非、自分のプログラムにもコマンドライン引数を導入してみてください。