Java – for文で配列の全要素に値を代入していく方法
for文を使用して配列の全要素に値を代入するには、配列のインデックスを0から順に指定して値を設定します。
配列の長さはarray.length
で取得できるため、これを条件にfor文を構築します。
例えば、for (int i = 0; i < array.length; i++)
の形式でループを作成し、各インデックスに値を代入します。
配列の全要素に値を代入する方法
Javaにおいて、配列は同じデータ型の要素を格納するためのデータ構造です。
配列の全要素に値を代入するためには、for文を使用するのが一般的です。
for文を使うことで、配列のインデックスを順に指定し、各要素に対して値を代入することができます。
以下に具体的なサンプルコードを示します。
public class App {
public static void main(String[] args) {
// 配列の宣言と初期化
int[] numbers = new int[5]; // 要素数5の整数型配列を作成
// for文を使って配列の全要素に値を代入
for (int i = 0; i < numbers.length; i++) {
numbers[i] = i * 2; // 各要素に2の倍数を代入
}
// 結果を表示
for (int number : numbers) {
System.out.println(number); // 配列の要素を出力
}
}
}
0
2
4
6
8
このコードでは、まず整数型の配列numbers
を作成し、for文を使って各要素に2の倍数を代入しています。
最後に、拡張for文を使って配列の要素を出力しています。
これにより、配列の全要素に対して簡単に値を代入することができることがわかります。
実践例:for文で配列に値を代入するコード
ここでは、for文を使用して配列に具体的な値を代入する実践例を示します。
この例では、文字列型の配列を作成し、曜日の名前を代入します。
for文を使って、配列の各要素に曜日を順に設定していきます。
public class App {
public static void main(String[] args) {
// 文字列型の配列を宣言
String[] days = new String[7]; // 要素数7の文字列型配列を作成
// for文を使って配列に曜日を代入
String[] weekDays = {"日曜日", "月曜日", "火曜日", "水曜日", "木曜日", "金曜日", "土曜日"};
for (int i = 0; i < days.length; i++) {
days[i] = weekDays[i]; // 各要素に曜日を代入
}
// 結果を表示
for (String day : days) {
System.out.println(day); // 配列の要素を出力
}
}
}
日曜日
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
土曜日
このコードでは、まず文字列型の配列days
を作成し、weekDays
配列から曜日の名前をfor文を使って代入しています。
最後に、拡張for文を使って配列の要素を出力することで、正しく値が代入されていることを確認できます。
このように、for文を使うことで配列に簡単に値を代入することができます。
応用:多次元配列への値の代入
多次元配列は、配列の中に配列を持つデータ構造で、特に行列のようなデータを扱う際に便利です。
ここでは、2次元配列を使用して、数値の行列に値を代入する方法を示します。
for文を使って、各要素に値を設定していきます。
public class App {
public static void main(String[] args) {
// 2次元配列の宣言と初期化
int[][] matrix = new int[3][3]; // 3行3列の整数型2次元配列を作成
// for文を使って2次元配列に値を代入
for (int i = 0; i < matrix.length; i++) {
for (int j = 0; j < matrix[i].length; j++) {
matrix[i][j] = (i + 1) * (j + 1); // 各要素に行番号と列番号の積を代入
}
}
// 結果を表示
for (int i = 0; i < matrix.length; i++) {
for (int j = 0; j < matrix[i].length; j++) {
System.out.print(matrix[i][j] + "\t"); // 配列の要素を出力
}
System.out.println(); // 行の終わりで改行
}
}
}
1 2 3
2 4 6
3 6 9
このコードでは、3行3列の整数型2次元配列matrix
を作成し、for文を使って各要素に行番号と列番号の積を代入しています。
内側のfor文が列を、外側のfor文が行を担当しています。
最後に、配列の要素を整形して出力することで、行列の形を保ったまま表示しています。
このように、for文を使うことで多次元配列にも簡単に値を代入することができます。
まとめ
この記事では、Javaにおける配列の全要素に値を代入する方法について詳しく解説しました。
具体的には、for文を使用して1次元配列や2次元配列に値を代入する実践例を通じて、配列の操作方法を紹介しました。
これを機に、実際にコードを書いてみることで、配列の扱いに慣れていくことをお勧めします。