この記事では、C言語のprintf関数
を使って文字列を表示する方法と、フォーマット指定子の使い方について解説します。
文字列の表示方法
C言語では、printf関数
を使って文字列を表示することができます。
以下では、文字列の表示方法について解説します。
文字列の直接表示
文字列を直接printf関数
の引数として渡すことで、そのまま表示することができます。
例えば、以下のように書くことができます。
printf("Hello, World!");
上記のコードでは、Hello, World!
という文字列が表示されます。
変数を使った文字列の表示
変数に格納された文字列をprintf関数
で表示することもできます。
変数を使うことで、動的な文字列の表示が可能になります。
例えば、以下のように書くことができます。
char name[] = "John";
printf("My name is %s.", name);
上記のコードでは、name
という変数に格納された文字列が表示されます。
%s
はフォーマット指定子であり、文字列を表示するために使用されます。
エスケープシーケンスを使った文字列の表示
エスケープシーケンスを使うことで、特殊な文字や制御文字を表示することができます。
例えば、以下のようなエスケープシーケンスがあります。
\n
: 改行\t
: タブ\"
: ダブルクォーテーション\\
: バックスラッシュ
以下は、エスケープシーケンスを使った文字列の表示の例です。
printf("Hello, \nWorld!");
上記のコードでは、Hello,
とWorld!
の間に改行が挿入されます。
フォーマット指定子の使い方
printf関数
では、フォーマット指定子を使って表示する文字列のフォーマットを指定することができます。
以下では、フォーマット指定子の使い方について解説します。
文字列の幅指定
%
の後に数字を指定することで、表示する文字列の幅を指定することができます。
例えば、以下のように書くことができます。
printf("%10s", "Hello");
上記のコードでは、Hello
という文字列が10文字の幅で表示されます。
もし文字列の幅が指定した幅よりも短い場合、空白が追加されます。
小数点以下の桁数指定
浮動小数点数を表示する際に、小数点以下の桁数を指定することができます。
%
の後に.
と数字を指定することで、小数点以下の桁数を指定することができます。
例えば、以下のように書くことができます。
float number = 3.14159;
printf("%.2f", number);
上記のコードでは、number
という変数に格納された浮動小数点数が小数点以下2桁まで表示されます。
符号の表示
整数を表示する際に、符号を表示するかどうかを指定することができます。
%
の後に+
を指定すると、正の数にも符号が表示されます。
例えば、以下のように書くことができます。
int number = 10;
printf("%+d", number);
上記のコードでは、number
という変数に格納された整数が符号付きで表示されます。
特殊なフォーマット指定子の使用
printf関数
では、さまざまな特殊なフォーマット指定子を使用することができます。
例えば、以下のような特殊なフォーマット指定子があります。
%c : 文
字の表示%d
: 10進数の整数の表示%f
: 浮動小数点数の表示%x
: 16進数の整数の表示
以下は、特殊なフォーマット指定子を使用した例です。
char letter = 'A';
int number = 42;
float pi = 3.14159;
printf("Letter: %c\n", letter);
printf("Number: %d\n", number);
printf("Pi: %.2f\n", pi);
上記のコードでは、letter
という変数に格納された文字、number
という変数に格納された整数、pi
という変数に格納された浮動小数点数がそれぞれのフォーマット指定子に従って表示されます。
以上が、C言語のprintf関数
を使った文字列の表示方法とフォーマット指定子の使い方です。