footerタグの使い方【HTMLリファレンス】

この記事では、HTMLの<footer>タグについて詳しく解説します。

<footer>タグは、ウェブページのフッター部分を定義するために使われる重要なタグです。

この記事を読むことで、以下のことがわかります:

  • <footer>タグの基本的な使い方と役割
  • 実際のウェブサイトでの具体的な使用例
  • CSSを使ったスタイリング方法
  • アクセシビリティを考慮した実装方法
  • ベストプラクティスとよくある質問

初心者の方でも理解しやすいように、サンプルコードや実行結果を交えながら解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次から探す

footerタグとは

定義と役割

<footer>タグは、HTML5で導入されたセマンティックな要素の一つです。

このタグは、文書やセクションのフッター(末尾部分)を定義するために使用されます。

フッターには、著作権情報、著者情報、関連リンク、ナビゲーションリンク、ソーシャルメディアリンクなどが含まれることが一般的です。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>footerタグの例</title>
</head>
<body>
    <footer>
        <p>© 2023 My Website. All rights reserved.</p>
        <nav>
            <ul>
                <li><a href="#home">ホーム</a></li>
                <li><a href="#about">アバウト</a></li>
                <li><a href="#contact">コンタクト</a></li>
            </ul>
        </nav>
    </footer>
</body>
</html>

上記の例では、<footer>タグ内に著作権情報とナビゲーションリンクが含まれています。

このように、<footer>タグは文書の末尾に配置される情報をまとめるために使用されます。

footerタグの歴史と進化

<footer>タグは、HTML5で初めて導入されました。

それ以前のHTMLバージョンでは、フッターの役割を果たすために主に<div>タグが使用されていました。

しかし、<div>タグはセマンティックな意味を持たないため、検索エンジンやスクリーンリーダーにとってはその内容を理解しにくいものでした。

HTML5の登場により、<footer>タグを使用することで、文書の構造がより明確になり、検索エンジンの最適化(SEO)やアクセシビリティの向上が図られました。

これにより、ウェブページのフッター部分がより意味のあるものとして認識されるようになりました。

他のHTMLタグとの違い

<footer>タグは、特定の役割を持つセマンティックなタグであり、他のHTMLタグといくつかの点で異なります。

以下に、いくつかの主要な違いを示します。

  • <div>タグとの違い: <div>タグは汎用的なコンテナ要素であり、特定の意味を持ちません。

一方、<footer>タグはフッター部分を明示的に示すため、文書の構造をより明確にします。

  • <header>タグとの違い: <header>タグは文書やセクションのヘッダー部分を定義するために使用されます。

これに対して、<footer>タグはフッター部分を定義します。

両者は対になる要素として使用されることが多いです。

  • <section>タグとの違い: <section>タグは文書のセクションを定義するために使用されますが、<footer>タグはそのセクションの末尾部分を示します。

<section>タグ内に<footer>タグを含めることも可能です。

これらの違いを理解することで、HTML文書の構造をよりセマンティックに、そして意味のあるものにすることができます。

footerタグの基本的な使い方

シンプルなfooterの例

まずは、シンプルなfooterタグの使用例を見てみましょう。

以下のコードは、基本的なfooterタグの使い方を示しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>シンプルなfooterの例</title>
</head>
<body>
    <footer>
        <p>© 2023 My Website. All rights reserved.</p>
    </footer>
</body>
</html>

この例では、footerタグの中に著作権情報を含む段落(pタグ)を配置しています。

ブラウザでこのHTMLを表示すると、ページの下部に「© 2023 My Website. All rights reserved.」というテキストが表示されます。

footerタグの基本構造

footerタグは、通常、ページの最下部に配置されるコンテンツを含むために使用されます。

以下に、footerタグの基本構造を示します。

<footer>
    <!-- フッターコンテンツ -->
</footer>

footerタグの中には、テキスト、リンク、画像、その他のHTML要素を含めることができます。

例えば、以下のように複数の要素を含むfooterタグを作成することができます。

<footer>
    <p>© 2023 My Website. All rights reserved.</p>
    <nav>
        <ul>
            <li><a href="/about">About Us</a></li>
            <li><a href="/contact">Contact</a></li>
            <li><a href="/privacy">Privacy Policy</a></li>
        </ul>
    </nav>
</footer>

この例では、著作権情報に加えて、ナビゲーションリンクを含むリストをfooterタグの中に配置しています。

footerタグの配置場所

footerタグは、通常、HTML文書の最後に配置されますが、必ずしもページ全体のフッターとして使用されるわけではありません。

セクションごとにfooterタグを使用することも可能です。

ページ全体のフッターとしての使用

ページ全体のフッターとして使用する場合、footerタグはbodyタグの直前に配置されることが一般的です。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>ページ全体のフッター</title>
</head>
<body>
    <header>
        <h1>My Website</h1>
    </header>
    <main>
        <p>ここにメインコンテンツが入ります。</p>
    </main>
    <footer>
        <p>© 2023 My Website. All rights reserved.</p>
    </footer>
</body>
</html>

セクションごとのフッターとしての使用

セクションごとのフッターとして使用する場合、footerタグは特定のセクションの中に配置されます。

例えば、記事のフッターとして使用する場合は以下のようになります。

<article>
    <h2>記事のタイトル</h2>
    <p>この記事の内容がここに入ります。</p>
    <footer>
        <p>この記事の著者: John Doe</p>
        <p>投稿日: 2023年1月1日</p>
    </footer>
</article>

このように、footerタグはページ全体のフッターとしても、特定のセクションのフッターとしても使用することができます。

用途に応じて適切に配置することが重要です。

footerタグの具体的な使用例

footerタグは、ウェブページのフッター部分を定義するために使用されます。

以下では、具体的な使用例をいくつか紹介します。

サイト全体のフッター

サイト全体のフッターは、ページの一番下に配置され、ナビゲーションリンク、著作権情報、ソーシャルメディアリンクなどを含むことが一般的です。

ナビゲーションリンクの配置

ナビゲーションリンクは、ユーザーがサイト内を簡単に移動できるようにするために重要です。

以下は、footerタグ内にナビゲーションリンクを配置する例です。

<footer>
  <nav>
    <ul>
      <li><a href="#home">ホーム</a></li>
      <li><a href="#about">会社情報</a></li>
      <li><a href="#services">サービス</a></li>
      <li><a href="#contact">お問い合わせ</a></li>
    </ul>
  </nav>
</footer>

この例では、<nav>タグを使用してナビゲーションセクションを定義し、その中にリスト形式でリンクを配置しています。

著作権情報の表示

著作権情報は、サイトの所有者や運営者を明示するために重要です。

以下は、footerタグ内に著作権情報を表示する例です。

<footer>
  <p>© 2023 会社名. All rights reserved.</p>
</footer>

この例では、<p>タグを使用して著作権情報を表示しています。

&copy;は著作権記号を表します。

ソーシャルメディアリンクの追加

ソーシャルメディアリンクは、ユーザーがサイトのソーシャルメディアアカウントにアクセスできるようにするために便利です。

以下は、footerタグ内にソーシャルメディアリンクを追加する例です。

<footer>
  <ul>
    <li><a href="https://www.facebook.com/yourpage" target="_blank">Facebook</a></li>
    <li><a href="https://www.twitter.com/yourpage" target="_blank">Twitter</a></li>
    <li><a href="https://www.instagram.com/yourpage" target="_blank">Instagram</a></li>
  </ul>
</footer>

この例では、リスト形式でソーシャルメディアリンクを配置し、target="_blank属性を使用して新しいタブでリンクを開くようにしています。

セクションごとのフッター

footerタグは、サイト全体のフッターだけでなく、特定のセクションごとに使用することもできます。

以下では、記事のフッターとサイドバーのフッターの例を紹介します。

記事のフッター

記事のフッターは、各記事の末尾に配置され、著者情報や投稿日、タグなどを含むことが一般的です。

<article>
  <h2>記事タイトル</h2>
  <p>記事の内容...</p>
  <footer>
    <p>著者: 山田太郎</p>
    <p>投稿日: 2023年10月1日</p>
    <p>タグ: <a href="#tag1">タグ1</a>, <a href="#tag2">タグ2</a></p>
  </footer>
</article>

この例では、<article>タグ内にfooterタグを配置し、著者情報、投稿日、タグを表示しています。

サイドバーのフッター

サイドバーのフッターは、サイドバーの末尾に配置され、追加のナビゲーションリンクや広告、その他の情報を含むことが一般的です。

<aside>
  <h3>サイドバータイトル</h3>
  <p>サイドバーの内容...</p>
  <footer>
    <p><a href="#link1">追加リンク1</a></p>
    <p><a href="#link2">追加リンク2</a></p>
  </footer>
</aside>

この例では、<aside>タグ内にfooterタグを配置し、追加のナビゲーションリンクを表示しています。

以上のように、footerタグはさまざまなコンテキストで使用することができ、ウェブページの構造を明確にし、ユーザーにとって使いやすいナビゲーションを提供するために役立ちます。

footerタグのスタイリング

HTMLのfooterタグを使うだけでは、見た目がシンプルすぎることが多いです。

そこで、CSSを使ってスタイリングを行うことで、より魅力的で使いやすいフッターを作成することができます。

このセクションでは、基本的なスタイリング方法からレスポンシブデザインの実装までを解説します。

CSSを使った基本的なスタイリング

背景色とテキスト色の設定

まずは、footerタグの背景色とテキスト色を設定してみましょう。

以下の例では、背景色をダークグレー、テキスト色を白に設定しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <title>Footerのスタイリング例</title>
    <style>
        footer {
            background-color: #333; /* 背景色をダークグレーに設定 */
            color: #fff; /* テキスト色を白に設定 */
            text-align: center; /* テキストを中央揃え */
            padding: 20px; /* パディングを追加 */
        }
    </style>
</head>
<body>
    <footer>
        <p>© 2023 すべての権利を保有</p>
    </footer>
</body>
</html>

このコードをブラウザで表示すると、背景がダークグレーでテキストが白のフッターが表示されます。

フォントサイズとパディングの調整

次に、フォントサイズとパディングを調整して、フッターの見た目をさらに改善します。

以下の例では、フォントサイズを大きくし、パディングを追加しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <title>Footerのスタイリング例</title>
    <style>
        footer {
            background-color: #333; /* 背景色をダークグレーに設定 */
            color: #fff; /* テキスト色を白に設定 */
            text-align: center; /* テキストを中央揃え */
            padding: 20px; /* パディングを追加 */
            font-size: 1.2em; /* フォントサイズを大きく設定 */
        }
    </style>
</head>
<body>
    <footer>
        <p>© 2023 すべての権利を保有</p>
    </footer>
</body>
</html>

このコードをブラウザで表示すると、フォントサイズが大きくなり、パディングが追加されたフッターが表示されます。

レスポンシブデザインの実装

レスポンシブデザインを実装することで、フッターがさまざまなデバイスで適切に表示されるようになります。

ここでは、メディアクエリとフレックスボックス、グリッドレイアウトを使った方法を紹介します。

メディアクエリの使用

メディアクエリを使うことで、画面サイズに応じてスタイルを変更できます。

以下の例では、画面幅が600px以下の場合にフォントサイズとパディングを調整しています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <title>レスポンシブフッターの例</title>
    <style>
        footer {
            background-color: #333; /* 背景色をダークグレーに設定 */
            color: #fff; /* テキスト色を白に設定 */
            text-align: center; /* テキストを中央揃え */
            padding: 20px; /* パディングを追加 */
            font-size: 1.2em; /* フォントサイズを大きく設定 */
        }
        @media (max-width: 600px) {
            footer {
                font-size: 1em; /* フォントサイズを小さく設定 */
                padding: 10px; /* パディングを小さく設定 */
            }
        }
    </style>
</head>
<body>
    <footer>
        <p>© 2023 すべての権利を保有</p>
    </footer>
</body>
</html>

このコードをブラウザで表示し、画面幅を600px以下にすると、フォントサイズとパディングが自動的に調整されます。

フレックスボックスとグリッドレイアウトの活用

フレックスボックスとグリッドレイアウトを使うことで、フッターのレイアウトを柔軟に調整できます。

以下の例では、フッター内に複数の要素を配置し、フレックスボックスを使ってレイアウトを整えています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
    <title>フレックスボックスを使ったフッターの例</title>
    <style>
        footer {
            background-color: #333; /* 背景色をダークグレーに設定 */
            color: #fff; /* テキスト色を白に設定 */
            display: flex; /* フレックスボックスを使用 */
            justify-content: space-between; /* 要素を均等に配置 */
            padding: 20px; /* パディングを追加 */
        }
        .footer-section {
            flex: 1; /* 各セクションを均等に配置 */
            text-align: center; /* テキストを中央揃え */
        }
    </style>
</head>
<body>
    <footer>
        <div class="footer-section">
            <p>ナビゲーションリンク</p>
        </div>
        <div class="footer-section">
            <p>© 2023 すべての権利を保有</p>
        </div>
        <div class="footer-section">
            <p>ソーシャルメディアリンク</p>
        </div>
    </footer>
</body>
</html>

このコードをブラウザで表示すると、フッター内に3つのセクションが均等に配置されます。

フレックスボックスを使うことで、要素の配置が簡単に調整できます。

以上が、footerタグのスタイリングに関する基本的な方法とレスポンシブデザインの実装方法です。

これらのテクニックを使って、魅力的で使いやすいフッターを作成してください。

footerタグのアクセシビリティ

アクセシビリティの基本概念

アクセシビリティとは、すべてのユーザーがウェブサイトやアプリケーションを利用できるようにすることを指します。

特に、視覚障害や聴覚障害、運動障害などを持つユーザーにとって、ウェブコンテンツがアクセスしやすいことが重要です。

アクセシビリティを考慮することで、より多くのユーザーにとって使いやすいウェブサイトを作成することができます。

footerタグにおけるアクセシビリティの考慮点

footerタグを使用する際には、アクセシビリティを向上させるためにいくつかのポイントを考慮する必要があります。

以下に、具体的な方法を紹介します。

ARIAランドマークロールの使用

ARIA(Accessible Rich Internet Applications)は、ウェブコンテンツのアクセシビリティを向上させるための仕様です。

footerタグに対して適切なARIAランドマークロールを使用することで、スクリーンリーダーを使用するユーザーがページの構造を理解しやすくなります。

footerタグにはデフォルトでcontentinfoロールが適用されますが、明示的に指定することも可能です。

以下はその例です。

<footer role="contentinfo">
  <p>© 2023 Your Company. All rights reserved.</p>
</footer>

このようにすることで、スクリーンリーダーはこの部分がフッターであることを認識し、ユーザーに適切に伝えることができます。

キーボードナビゲーションのサポート

多くのユーザーはキーボードのみでウェブサイトを操作します。

footerタグ内のコンテンツがキーボードでアクセスしやすいようにするためには、以下の点に注意する必要があります。

  1. フォーカス可能な要素を明確にする: リンクやボタンなどのフォーカス可能な要素が適切にフォーカスされるようにします。
  2. タブ順序の確認: タブキーを使用してナビゲートする際に、自然な順序でフォーカスが移動するようにします。

以下は、キーボードナビゲーションをサポートするための例です。

<footer>
  <nav>
    <ul>
      <li><a href="#home">ホーム</a></li>
      <li><a href="#about">会社情報</a></li>
      <li><a href="#services">サービス</a></li>
      <li><a href="#contact">お問い合わせ</a></li>
    </ul>
  </nav>
  <p>© 2023 Your Company. All rights reserved.</p>
</footer>

この例では、ナビゲーションリンクがリストとして構造化されており、キーボードで簡単にアクセスできます。

また、リンクのタブ順序も自然な流れになっています。

以上のように、footerタグを使用する際にはアクセシビリティを考慮することで、すべてのユーザーにとって使いやすいウェブサイトを作成することができます。

アクセシビリティの向上は、ユーザーエクスペリエンスの向上にもつながりますので、ぜひ取り入れてみてください。

footerタグのベストプラクティス

footerタグを効果的に使用するためには、いくつかのベストプラクティスを守ることが重要です。

ここでは、一貫性のあるデザイン、ユーザーエクスペリエンスの向上、SEOへの影響について詳しく解説します。

一貫性のあるデザイン

一貫性のあるデザインは、ウェブサイト全体のプロフェッショナルな印象を保つために重要です。

footerタグを使用する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 統一されたカラースキーム: フッターの背景色やテキスト色は、サイト全体のカラースキームと一致させることが重要です。

これにより、サイト全体のデザインが一貫し、ユーザーにとって視覚的に心地よいものになります。

  • フォントの統一: フッター内のテキストは、サイト全体で使用しているフォントと一致させるべきです。

異なるフォントを使用すると、デザインがばらばらに見えてしまいます。

  • レイアウトの一貫性: フッターのレイアウトも、サイト全体のレイアウトと一致させることが重要です。

例えば、ナビゲーションリンクの配置やソーシャルメディアアイコンの位置などは、他のセクションと同様に配置することで、ユーザーが迷わずに操作できるようになります。

ユーザーエクスペリエンスの向上

フッターは、ユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させるための重要な要素です。

以下のポイントを考慮して、ユーザーにとって使いやすいフッターを作成しましょう。

  • ナビゲーションの簡素化: フッターには、サイト全体の主要なナビゲーションリンクを配置することが一般的です。

これにより、ユーザーがページの下部に到達した際にも、簡単に他のページに移動できるようになります。

  • コンタクト情報の明示: フッターには、連絡先情報や問い合わせフォームへのリンクを配置することが推奨されます。

これにより、ユーザーが簡単にサイト運営者に連絡を取ることができます。

  • ソーシャルメディアリンクの追加: フッターにソーシャルメディアのリンクを配置することで、ユーザーが簡単にあなたのソーシャルメディアアカウントにアクセスできるようになります。

これにより、ユーザーとのエンゲージメントが向上します。

SEOへの影響

フッターは、SEO(検索エンジン最適化)にも影響を与える重要な要素です。

以下のポイントを考慮して、SEOに効果的なフッターを作成しましょう。

  • 内部リンクの最適化: フッターには、サイト内の重要なページへのリンクを配置することが推奨されます。

これにより、検索エンジンがサイト全体をクロールしやすくなり、SEO効果が向上します。

  • キーワードの適切な使用: フッター内のテキストには、適切なキーワードを含めることが重要です。

ただし、キーワードの詰め込みは避け、自然な文章で記載するようにしましょう。

  • HTML構造の最適化: フッターのHTML構造は、検索エンジンが理解しやすいように最適化することが重要です。

適切なタグを使用し、意味のあるコンテンツを配置することで、SEO効果が向上します。

以上のベストプラクティスを守ることで、効果的なfooterタグの使用が可能となり、サイト全体のデザインやユーザーエクスペリエンス、SEO効果が向上します。

よくある質問(FAQ)

footerタグを複数使用しても良いのか?

はい、footerタグは複数使用しても問題ありません。

HTML5では、footerタグはセクショニングコンテンツの一部として扱われるため、ページ全体のフッターだけでなく、各セクションや記事ごとにフッターを設けることができます。

例えば、ブログ記事の下部に記事専用のフッターを設けることが一般的です。

サンプルコード

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>複数のfooterタグの例</title>
</head>
<body>
    <article>
        <h1>記事のタイトル</h1>
        <p>この記事の内容です。</p>
        <footer>
            <p>この記事のフッター情報</p>
        </footer>
    </article>
    <footer>
        <p>サイト全体のフッター情報</p>
    </footer>
</body>
</html>

実行結果

  • 記事の下部に「この記事のフッター情報」が表示されます。
  • ページの最下部に「サイト全体のフッター情報」が表示されます。

footerタグとdivタグの違いは?

footerタグとdivタグの主な違いは、意味論的な役割にあります。

footerタグは特定のセクションやページ全体のフッターを示すために使用される意味論的なタグです。

一方、divタグは汎用的なコンテナタグであり、特定の意味を持たず、主にスタイルやスクリプトの適用範囲を指定するために使用されます。

サンプルコード

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>footerタグとdivタグの違い</title>
</head>
<body>
    <footer>
        <p>これはfooterタグです。</p>
    </footer>
    <div>
        <p>これはdivタグです。</p>
    </div>
</body>
</html>

実行結果

  • 「これはfooterタグです。」はフッターとして認識されます。
  • 「これはdivタグです。」は特定の意味を持たないコンテナとして認識されます。

footerタグにスクリプトを含めても良いのか?

footerタグにスクリプトを含めることは技術的には可能ですが、推奨されません。

スクリプトは通常、headタグ内またはbodyタグの閉じタグ直前に配置するのが一般的です。

これは、ページの読み込み速度やスクリプトの実行タイミングを最適化するためです。

サンプルコード

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>footerタグにスクリプトを含める例</title>
</head>
<body>
    <footer>
        <p>フッターの内容</p>
        <script>
            // ここにスクリプトを含めることは可能ですが、推奨されません
            console.log("フッター内のスクリプトが実行されました");
        </script>
    </footer>
</body>
</html>

実行結果

  • 「フッターの内容」が表示され、コンソールに「フッター内のスクリプトが実行されました」と表示されます。

このように、footerタグにスクリプトを含めることは可能ですが、ページの読み込み速度やメンテナンス性を考慮すると、スクリプトはheadタグ内またはbodyタグの閉じタグ直前に配置することをお勧めします。

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