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プログラミング言語「C++」についてどんな言語なのか解説

C++はC言語を拡張したプログラミング言語で、様々な開発に用いられています。

C言語と比べると習得難易度が高い言語ですが、そのぶん高度なプログラムを作成することができます。

この記事では、C++とはどういうプログラミング言語なのか解説します。

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C++とは

C++は、オブジェクト指向プログラミング言語の一つであり、C言語を拡張したものです。

C++は、C言語と同様に高速で効率的なコードを生成することができますが、オブジェクト指向プログラミングの特徴を持っています。

オブジェクト指向プログラミングは、データとそのデータに対する操作を1つの単位(オブジェクト)として扱うことができるため、大規模なプログラムでも保守性や再利用性が高くなります。

また、C++は多重継承やテンプレートなどの機能も備えており、柔軟かつ強力なプログラミングが可能であり、ゲーム開発や組み込みシステム開発などにも利用されています。

C++の特徴

C++は、オブジェクト指向プログラミング言語の一つであり、C言語を拡張したものです。C++には以下のような特徴があります。

オブジェクト指向プログラミング

C++はオブジェクト指向プログラミング言語であるため、データとそれに関連する操作をまとめて扱うことができます。これにより、プログラムの保守性や再利用性が高まります。

ポインタ

C++ではポインタをC言語より安全かつ効率的に使用することができます

ポインタを使うことで、メモリ上のアドレスを直接操作することが可能になります。また、動的メモリ確保もC++で新たに追加されたnew/deleteを使用することで、柔軟なプログラム作成が可能です。

演算子の多様性

C++では演算子の多様性があります。例えば、+演算子は数値同士だけでなく文字列や配列でも使用することができます。

テンプレート

C++にはテンプレート機能があります。テンプレートを使用することで汎用的なコードを書くことが可能になります。

C++の基本構文

C++の基本構文について解説します。

変数

変数は、データを格納するためのメモリ領域を確保するために使用されます。

C++では、変数を宣言する際に、データ型と変数名を指定します。例えば、整数型の変数xを宣言する場合は以下のようになります。

int x;

また、初期値を設定することもできます。

int x = 10;

演算子

C++には、四則演算や比較演算などの演算子があります。

分類 演算子演算の種類
算術演算子+加算
減算
*乗算
/除算
比較演算子==等しい
!=等しくない
<より大きい
>より小さい
<=以上
>=以下
論理演算子&&かつ
||または
!否定
ビット演算子&AND
|OR
^XOR
~NOT

制御構文

制御構文は、プログラムの流れを制御するために使用されます。代表的な制御構文を以下に示します。

if文

if文は条件分岐処理で使用される制御構文です。条件式が真である場合にブロック内の処理が実行されます。

if (条件式) {
    // 条件式が真である場合の処理
}

for文

for文は繰り返し処理で使用される制御構文です。指定した回数だけブロック内の処理が繰り返し実行されます。

for (初期化式; 条件式; 更新式) {
    // 繰り返し処理
}

while文

while文も繰り返し処理で使用される制御構文です。条件式が真である限りブロック内の処理が繰り返し実行されます。

while (条件式) {
    // 繰り返し処理
}

関数

関数は、一連の処理をまとめて呼び出すことができるプログラム単位です。

関数は引数を受け取って何らかの結果を戻すことも可能です。関数定義時に引数や戻り値の型を指定します。

戻り値の型 関数名(引数1, 引数2, ...) {
    // 処理内容
    return 戻り値;
}

例えば、Hello, World!と表示する関数hello_world()を作成する場合は以下のようになります。

void hello_world() {
    std::cout << "Hello, World!" << std::endl;
}

このようにして作成した関数は、以下のように呼び出すことができます。

hello_world();  // Hello, World! と表示される。

以上がC++の基本構文です。

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