超高速&シンプルなCMS「Basic」について徹底レビュー!WordPressにはないメリットも紹介!
最近登場したばかりのCMS「Basic」を知っているでしょうか?
Webメディア・ブログの運営で使用するCMSといえばWordPressが過半数を占めていますが、非常に多機能で拡張性が高い反面、セキュリティ面も含めて本格的な扱いが難しいCMSでもあります。
そこで登場したのが、SEO最適化や高速表示などのチューニングが始めから行われている「Basic」。
今回は、BasicとはどういうCMSなのか、どういったメリットがあるのかといった点について、詳しく掘り下げてレビューしていきます。
Basicとは?
Basicとは、超高速かつシンプルなCMS(コンテンツ管理システム)であり、導入してすぐにコンテンツの作成に取り掛かることが可能です。
プラグインの導入や設定などの初期設定がほとんど不要であるため、WordPressが難しくて良くわからないという人でも、コンテンツの作成に集中できます。そのため、複雑な機能が不要な人にはとても扱いやすいCMSとなっています。
名称 | Basic |
開発元 | Spacenavi |
価格 | 0円(無料) |
ライセンス | GPLv2 |
Basicを使ってみてわかった大きなメリット
ここからは、筆者が実際に使用して感じたBasicのメリットについていくつか紹介します。
SEOに強い
Basicの大きなメリットは、SEO(検索エンジン最適化)に非常に強いことでしょう。Google検索などでユーザーを集客する場合、SEO対策は必ずと言っていいくらい重要です。
WordPressなどほかのCMSでは、SEO対策を行うためのプラグインの導入などで対応することが多いですが、BasicではCMSのコアレベルで最適化されているため、独自のSEO対策をしなくてもSEOに強いWebサイトを構築することができます。
Markdown記法で記事を作成できる
Basicでは、記事を書く際にMarkdown記法が利用できます。そのため、HTMLを使って記事を作成する必要がありません。
例えば、以下のコンテンツを書くとしましょう。
これをHTMLで記述する場合、以下のコードのようになります
<h3>大見出し</h3>
<p>本文本文本文本文</p>
<ul><li>項目1</li><li>項目2</li><li>項目3</li></ul>
<a href="https://basic.dance/" target="_top">公式サイトリンク</a>
このようなコードを書く必要があり、HTMLを理解していても書くのが大変です。
しかし、Markdown記法であれば、以下のようにシンプルに書くことができます。
## 大見出し
本文本文本文本文
* 項目1
* 項目2
* 項目3
[公式サイトリンク](https://google.com)
Markdown記法はシンプルで直感的な書式でありながら、見出しやリストなど基本的な要素を簡単に表現することができます。
料金が完全無料
Basicは、完全に無料で利用することができます。高機能はCMSは年間数十万円の高額なライセンスが設定されていることがありますが、Basicは個人・法人・商用利用を問わず完全無料で利用することが可能です。
これによって、初めてウェブサイトやブログを作成する人でも気軽に始めることができます。
問い合わせページ機能が標準搭載されている
Basicには、問い合わせページ機能が標準で備わっています。これによって、読者や顧客からのお問い合わせを簡単に受け付けることができます。
WordPressではプラグインを導入して問い合わせページを作らないといけない上にスパム対策も必要ですが、Basicでは標準で問い合わせ機能が充実しています。
Basicのデメリット
Basicは比較的新しいCMSですので、まだまだ情報が少ないというデメリットがあります。
WordPressのように長年使われてきたCMSと比べると、Basicに関する情報はかなり限られています。
CMSに限らず、登場したばかりのサービスはすぐに情報が充実することはないので、困った場面に遭遇したときの解決が大変ですが、そもそもBasicは非常にシンプルな作りになっているため、困る場面に遭遇することがめったにありません。
あるとしたらMarkdown記法の使い方がわからないといったことだと思いますが、MarkdownはBasic独自機能ではなく、もとから存在する記法であるため、情報が充実しているので問題ありません。
これにより、Markdownがわからなくて執筆が思うように進まないなんてこともありません。
WordPressにはない強み!
WordPressと比較して、Basicにはいくつかの特徴的な強みがあります。
以下ではそのうちの2つを紹介します。
アイキャッチが自動生成される
Basicでは、記事のアイキャッチ画像を手動で設定する必要がありません。記事タイトルからアイキャッチ画像が自動的に生成されるようになっています。
アイキャッチ画像の作成は、扱う記事数が多ければ多いほど大変ですが、Basicであればそのような手間はかかりません。
アイキャッチ作成のことを気にすることなく、記事作成に集中して取り組むことができます。
プラグイン無しでWebpに対応できる
Webpは、Googleが開発した次世代の高圧縮率と高品質な画像フォーマットです。
通常、WordPressではWebp形式の画像を扱うためにはプラグインを導入する必要がありますが、Basicではプラグインなしで直接Webp形式の画像を使用することができます。
また、pngやjpeg形式の画像をアップロードしても、自動的にWebp形式に変換してくれるため、わざわざWebpに変換してからアップロードする必要もありません。
とにかく記事作成に集中できるのが、Basicならではの強みなのです。
BasicはシンプルなWebサイト構築と相性抜群のCMS
WordPressは簡単なことから難しいことまで何でもできるため、今ではシェア率6割を超える大人気CMSとなっていますが、とにかく管理すべき項目が多く、WordPress初心者や初級者には難しい要素が多いです。
WordPressを専門的に扱っている人だと全く問題ありませんが、全員がそういうわけでもありません。
もし、シンプルで扱いやすく、記事作成にとにかく集中できるCMSを探しているのであれば、Basicを検討してみてもいいでしょう。